「ヒアアフター」見てまいりました
もう一度ゆっくり鑑賞をしてみたいと思いましたから、私的には結構気に入りました
なぜこの映画を見たかと言えば、大好きな「マット・デイモン」主演であると同時に「クリント・イ
ーストウッド」監督作品だからです
「インビクタス~許されざるもの」に続き2作品目です
「ヒアアフター」=「来世」という意味らしいです
ただ、「来世」が映画の目的ではないと思いました
・マット演じる男性は、サンフランシスコに住む、元「霊能者」
死者と話せる霊能者として有名になり、そのために深く傷つき、霊能者だったことを隠して、誰
とも深くかかわることをせず、敬愛する「ディケンズ」の本を朗読するDCを聴くのが唯一の慰め
として、ひっそりと孤独に暮らしている
・フランスに住むやり手の女性キャスターは順風満帆の日々、同僚と行ったバカンス先の南の
島で大津波に遭遇、津波にもまれ一時心肺停止状態になったときに見たなんとも心地よい場
面が一命を取りとめ、元の生活に戻った後も頭から離れなくなった
そして、ついに自分が見た不思議な世界をたしかめるために、あるホスピスに行き臨床患者
のデータを借り出し、実体験とあわせ、まとめて本にするが上司には受け入れられず、仕事も
干されるしまつ、そんな時、イギリスから本に興味があるので来て見ないかと連絡が入る
・イギリスに住む12歳の双子の少年達は薬とお酒におぼれている母と暮らしている
明るくおしゃべりで活発な兄と無口で兄に頼りきっている弟
そんなある日、母に頼まれて薬を買いに行った兄が、町の悪がきに絡まれて逃げる途中、車
にはねられて死んでしまう
泣き暮らす母は薬と酒をぬくため病院へ、弟は保護士家庭へ引き取られることに、しかし、弟
の頭にあるのは、兄とどうしてもしゃべりたいという一念しかなかった
こんな3人が不思議な運命の糸にひかれイギリスで会うことになるのである
思ってもいなかった出来事により、運命が大きく変わってしまい、心に太く長い楔を打ちつけら
れたように、その場から逃れられない苦しさ、苛立ち、そして孤独
しかし、人生すてたものではないと思わせてくれました
追伸:マットが自宅のアパートで、一人用のテーブルで黙々と食事をするシーンは心が痛みま
したね
孤独