・・・続き
鎖を登ると『文殊堂』が危ないところに建立されてます
もっとも、歩く場所すら、危なくないところがないので、早い話どこも危ないのですが
約2/5は何とか岩場がありますが、とにかく最初から平地がないので、座って休むこともでき
ません、皆さんここで束の間の休憩&怖いもの見たさで濡縁を歩く人もあり
後の3/5は下がありません
その上雨を考えてか『縁』が外に向けて傾いているので、超怖いっす
私も結構「高所恐怖症」なのですが、カメラマン根性で一回りしました
相方は絶対だめです
文殊堂を後にして少し歩くと同じようなロケーションに建つ『地蔵堂』があります
『鐘楼』もすごい立地条件の場所に力強く建っています
ここで岩を登り鐘をつきます
以前あるお寺で小耳に挟んだのですが、鐘は行くときにつくもので、仏様に手を合わせた後の
帰りにつくものではない、なぜならせっかく授かったものを落とすことになるとのことでした
私たちの後をつこうと待っていた若いカップルは帰りだったので、余計なお世話でしたが
相方がご説明申し上げておりました
女性はニコニコしてましたが、男性の方がやんわりと口答えしてましたね アハアハ
「小さな親切おおきなお世話」
『鐘楼』を過ぎると『馬ノ背』『牛ノ背』に出ます
まさに岩が背骨のようになっていて、足元を良く見ながら歩かないと、滑落し切り込んだ谷底に
まっさかさまに落ちます
どうやらこの下あたりで、遺体が見つかったらしく、立て札が立っていました
後ろから人が来るし、帰りの人たちが私たちが通り過ぎるのを待っているしで、写真を撮る余
裕はありません、残念
行きに写した『観音堂』
前側は絶壁なので、裏を通り抜けます
帰りに写した『観音堂』
つきました『投入堂』です
傍へはもちろん近寄れませんので、ここが終点になります
何しろ足場は狭い上、斜面ですから気が抜けません
写真を撮ると次の人に場所を譲ります
それにしても上はせり出した岩、下は絶壁、『投入堂』とは言いえてうなずけます
ゆっくりするまもなく、記憶は写真にとどめて今来た道を引き返します
登るより降りるほうが怖いです
登った時と同じかっこうで降ります
大木が自然にか、災害でかわかりませんが倒れ、折れています
大木過ぎてまたぐにも大変、くぐるにも大変です
とにもかくにも、以前登ったときと違い年を思い知りました
足ががくがくで集中して降りていかないと、滑落しそうなところでも、思うように集中できず、
ヒヤッと何度もしながら下山しました
でも、老若男女のたくさんの人々を魅了してやまない『三徳山』もう少し若ければ、また登りた
いワクワクする山です 「予は満足じゃ」
私なら登ることすら諦めるでしょう
下から見てるだけで満足。(笑)
で、三日後に足腰が痛んだりしませんか?
彫った仏様を納めるのもいいカモ
足腰の痛みは3日も待てませんでした
山を降りるときからですから