広島県の北にあり、中国山地に位置する、のどかな町に“節分草”を見に行って来ました
キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草、関東地方以西に分布し、石灰岩地域に多く見られる
高さ10Cm、花期は2~3月で直径2cmの白い花を咲かせる
花弁に見えるのはがく片なんですね、ちょっと信じられないくらいきれいで可憐ながくです
和名の節分草は、早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからついた
可憐な花は人気が高く、現在は、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっており
準絶滅危惧種になっているそうです
節分草の自生地として有名な場所は、埼玉県小鹿野町(旧両神村地区)、栃木県栃木市
(星野の里)、そして今回お邪魔した、広島県庄原市(旧総領町地区)など
①一年目
発芽時の葉は二枚という固定観念がありましたが、節分草は一枚なのだそうです
②二年目
③三年目
写真のように、一部開花するものもあるらしい、早熟?
四年目でやっと種子を残せる一人前となるみたいです、辛抱ですね
「NPO法人節分草保存会」活動の拠点
1996年節分草保存・育成を目的として6人の有志で始められたそうです
彼らの地道な活動が実を結び、現在は13名の方々が尽力されているそうです
時折走り過ぎる車の音が聞こえるだけの静か~な空間です
この日は雲一つない絶好のウォーク日和でした、時間が止まってます
田畑の中にポツンと建つ小屋
納屋が大きな農家
子供のころよく見た懐かしい光景 スクモ焼き
この広い田畑のほぼ全てに張り巡らされている動物避けの電線
あぜ道のあちらこちらにイノシシが掘り返したと思われる、足跡と無造作に掘られた
跡がありました
人間と動物の飽くなき戦いが繰り広げられているのですね、大変だ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます