風に誘われて

自然に焦がれつつも体力が付いて行かない今日この頃。

紅葉を探して 下城の大銀杏

2010-11-08 | お出かけ
11月の一週目は一日に平尾台散歩。三日は英彦山の一部を歩き、そして一昨日からは阿蘇方面に紅葉を探してぐるっとドライブしてきました。
それなのに、記事を更新する気力が出なくて写してきた写真だけが溜まっています。


熊本県小国町 下城の大イチョウです (6日夕)

幹囲9、6m 樹高25m 樹齢1000年以上と言われています。


土曜日の夕暮れ。
天領日田を過ぎ、杖立温泉から阿蘇外輪山の大観峰に抜けるR212沿い、下城橋の手前から左手にライトアップされた大イチョウが目に入った。
慌てる旅でもないので
「チョッと寄ってく?」
って事で道を外れ、明るいライトで照らされた木の元へ。











私らと同じ思い?の見物客が数組、中にはベンチに腰を下して寛いでいる若者のグループも見られた。

よくお宮やお祠がある所に大きなイチョウが見られるが、ここは戦国時代末期の下城の城主、下城上総経賢の墓所で、根元にある五輪塔はその母君である妙栄の墓と伝えられているという。
イチョウは大きくなると、乳瘤(ちちこぶ)が幹にでき、その姿からイチョウには安産や乳の出がよくなるといった信仰がある。もちろんここにもその言い伝えがあり、村人からは「チコブサン」と呼ばれ親しまれているようだが、実際には乳瘤の姿は目立たない。もしかしたら昔人が削ったのだろうか? 今は天然記念物だからもちろん削ってはダメだし、「養生中」の立札が立てられているのであまり木には近づかない方が良いだろう。
と言いつつ、傍まで近付かせて貰って撮影した。

「おおきいなぁ・・・」

何時も思うことですが、圧倒的に大きな木を前にすると自分の心の小ささとか臆病さとかを鷲摑みにされてしまいそうな気がするんですよね。
それは決して恐れとかではなくて、逆に抱擁感であったり安心感のようなものに変わりますね。
これは私が個人的に感じる事なのですが。。

さて、時間切れです。お仕事!おしごと!

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (みーたん)
2010-11-08 15:53:49
大きないちょうですね。
歴史を感じます。
1000年もたつとこのような風格が出てくるのですね。
わたしも同じような気持になります。
生命力をひしと感じますものね。
ブナの大木が好きです。耳をつけたら水の流れる音が聞こえるような・・・
ライトアップされて見事です。
お仕事・・・お疲れ様~♪
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全体像 (我次郎)
2010-11-08 21:39:39
数枚の写真でも全体像が見えてこない大きさ。
どこから見れば一本に木に見えるのでしょうか

1000年 素晴らしいですね。

根っこの周りは黄色のじゅうたんでしょうね。
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見事なイチョウ ()
2010-11-08 22:29:57
ライトアップされてイチョウも眩しそうやけんど、きれいやねえ。こんなイチョウの下に眠る母君は幸せやと思いもって、イチョウに見惚れた。

乳イチョウ、こちらでも見かけるぜ。
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みーたんさんへ (箱庭)
2010-11-09 06:16:28
大きな木、圧倒されて言葉にならんけどじっと眺めているだけで、木の精に包まれるような優しい気持ちになりますね。
想像も付かない位の長い年月、この場でじっと時の流れ、人の生きざまを見続けてきたこの大イチョウに私もしばし抱かれましたよ。

オレンジのライトに照らされて遠くからでも浮かび上がって見えたので、思わず寄り道して本当によかったです。
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我次郎さんへ (箱庭)
2010-11-09 06:21:35
そうなんです。
ライトアップされていても全形を撮ろうとすると光量が足りなくて。。。
近付けば上も端も切れてしまい、圧倒的なおおきさにしばし見入りましたぁ。。
何と言っても1000年ですもんね。

黄色いじゅうたんはおそらく今日当たりかと。。
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風さんへ (箱庭)
2010-11-09 06:39:10
お疲れさま!

乳イチョウ「チコブさん」って初めて知ったけど、あるんやねぇ。
私は通っていた小学校の運動場の隅っこにあったイチョウの木が木登り遊びの場やった。その頃でもかなり大きかったように思うたけど、もう50年もまえの子供の頃の記憶。。
ここの大イチョウは山間の小さな村の中。風雪に耐えて今も生きているってすごい事やねぇ。
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