春を告げる可憐な花、節分草。
広島県庄原市総領町にその自生地があります。
地元では公開してくださる家とボランティア「花守り」の皆さんが年間を通してお世話をし、自生地を守って下さっています。
10年以上前、この地がテレビで紹介されると途端に、個人はもちろん業者たちの盗掘が相次ぎ、地元の方たちが「これではいかん!」と立ち上がり自費でお世話と試行錯誤の上、種からの繁殖に成功して苗の販売を始めたりと、ここまで来るには大層な努力と苦労があったそうです。
今では道の駅リストア・ステーション(光のドーム)を基点に「花守り」の方たちが案内をして下さいます。
公開期間は2月13日~3月14日まで
公開場所は7箇所
全くの個人のお宅の敷地に入らせてもらっての見学で、何だか気の毒と言うかありがたいと言うか、「おばちゃん、ちょっと見せてや」
って感じでご先祖様のお墓のある裏山を歩かせて貰いました。
節分草は夏場草を刈らなくては絶えてしまうといいます。
だから想像していた山の中ではなく、民家の裏山の柿や栗の木の下に群生しています。
日陰(北側)とアルカリ性(石灰岩地)の土を好むため、墓地の傍など草の刈られた場所を好んで咲くのですね。
説明を聞いて納得でした。
こんな色の子もいましたよ。
三時間以上かけて7箇所の公開自生地全部を廻り其処此処で感動しまくりでした。
公開期間は駐車場の確保、お手洗いの準備、ゴミの始末、踏み荒らしの対策など。。
そして花が姿を消した後、夏の草刈りなど手の掛かるセツブンソウですがどうか何時までもこの里山で早春を知らせるその愛らしい姿を見られますように、そう祈らずには居られませんでした。
広島県庄原市総領町にその自生地があります。
地元では公開してくださる家とボランティア「花守り」の皆さんが年間を通してお世話をし、自生地を守って下さっています。
10年以上前、この地がテレビで紹介されると途端に、個人はもちろん業者たちの盗掘が相次ぎ、地元の方たちが「これではいかん!」と立ち上がり自費でお世話と試行錯誤の上、種からの繁殖に成功して苗の販売を始めたりと、ここまで来るには大層な努力と苦労があったそうです。
今では道の駅リストア・ステーション(光のドーム)を基点に「花守り」の方たちが案内をして下さいます。
公開期間は2月13日~3月14日まで
公開場所は7箇所
全くの個人のお宅の敷地に入らせてもらっての見学で、何だか気の毒と言うかありがたいと言うか、「おばちゃん、ちょっと見せてや」
って感じでご先祖様のお墓のある裏山を歩かせて貰いました。
節分草は夏場草を刈らなくては絶えてしまうといいます。
だから想像していた山の中ではなく、民家の裏山の柿や栗の木の下に群生しています。
日陰(北側)とアルカリ性(石灰岩地)の土を好むため、墓地の傍など草の刈られた場所を好んで咲くのですね。
説明を聞いて納得でした。
こんな色の子もいましたよ。
三時間以上かけて7箇所の公開自生地全部を廻り其処此処で感動しまくりでした。
公開期間は駐車場の確保、お手洗いの準備、ゴミの始末、踏み荒らしの対策など。。
そして花が姿を消した後、夏の草刈りなど手の掛かるセツブンソウですがどうか何時までもこの里山で早春を知らせるその愛らしい姿を見られますように、そう祈らずには居られませんでした。
ここまで増やすのは努力のたまものですね。
皆さんこれからも頑張ってほしいですね。
コマクサの群生地を見ました・・・大きな株に
なるには何十年もかかるそうです。
他の早春の花と比べて、夏場の草刈が欠かせないと言われていますが、「これが一番大変」とボランティアの方のお話でした。
セツブンソウも九州には自生してなくて、コマクサも逢うことの出来ない花です。
いつか逢いに行きたい山野草の女王ですね。
セツブンソウの自生地、広島迄追いかけて来ちょったがやねえ。
こうして地域で見守り、世話をしてこんなに見事になるがやねえ。
昔は、農家は牛の餌に草は必要やったき、否応なしに草刈りはしよったけんど、今その必要もなくなったし、耕作放棄等で里山も荒れて、こうやってボランティアさん達が手を入れんと、生育は難しいがやねえ。
こっちに有る、フクジュソウの里も、花後わずかの時間しか葉がないき、その間に葉に十分光が当たるようにしてやらんといかんき、草刈りは欠かせんと言いよった。
自然のままにと言うても、人間との共存があってこそやとつくづく思う。
九州には自生してなくて遠かったけど無理して行って来ました。
耕作放棄地の多い里山でこれだけ手を入れて環境を維持していくのは並大抵の事ではないだろうと、農業を知らない私でもわかりました。
男池の森のように手付かずの自然林の中で咲くユキワリイチゲたちと違い、里山で春を告げるセツブンソウは人との係わり無しでは生きてこられなかった花なのだとしみじみ思いましたよ。