KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

やきとりトキ屋。

2017年07月04日 | 歳時記
ことばの遊びが好きで
中学生のころは

仲良しの西條と一緒に
いろんなことで遊んだ。


たとえば

「ダンスが済んだ」とか
「食後トマト、ごく良し」とか

上から読んでも
下から読んでも
同じになる文章を
回文と言うのだけれど

西條と私は
授業中に作った回文を
ノートの切れ端に書いて
やりとりした。

必ずしも席順が
となり同志ではないので
途中何人かを経由するが

そんなことを繰り返すうち
途中の人たちも
私たちが書く回文を
楽しみにしてくれはじめた。

彼らもおもしろがって
自分の作った
回文を書き足したり

「これは上手い」とか
「ダメ!」などと

好き勝手に批評したり
コメントを書き加えて

回文の輪が広がった

どんな作品があったか
今は殆んど記憶にないが
ふたつだけ憶えてるのは

西條作品。
「どうこれ?新聞紙レコード」

私の。
「立川談志が死んだ。わかってた」

いずれにしても
子どもの考えること。

語彙も乏しいから
せいぜいこの程度だ。

あいつとよく来た、このやきとり屋
ふとそんなことを思い出した。

私がやきとり店を開くなら
やきとりトキ屋かな。

盟友を偲んで、回文で。kyokukenzo
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする