[ホノルル]
ハワイに旅行で来て「ホノルル美術館(Honolulu Academy of Arts)」を訪れた人は自分の周りにはいない。実は自分も余り関心がない場所だった。美術に関心がないのではなく、他に見るべきスポットが沢山あるからだ。入館料は10ドル(1000円)だが、月に2回ほど子供のために無料開放する日がある。たまたま今日がその日にあたるので覗きに行ってきた。
アナ・クック(Anna Rice Cooke) という女性宣教師によって1927年に設立された。美術を愛好し趣味で絵画を集め始めたのがことの始まりで、現在は5万点のコレクションがある。また、館の建物は米国の重要建築物の一つに指定されている。ギャラリーが30ちょっとあり、イタリア・ルネッサンスから17~20世紀までの各種のヨーロッパ・ギャラリーからインド・中国・韓国・日本・フィリッピン、インドネシア、イスラム美術、アメリカ美術ギャラリーなど世界美術の「縮小版」が見れる。各ギャラリーの展示数はそんなに多くはないのだが、ほとんど手の届くところにある。何か一般の大きな家の居間で美術鑑賞している感じである。
ワシントンDC にあるスミソニアンに所属する美術館・博物館、ニューヨークのメトロポリタン美術館、シカゴのシカゴ美術館など米国の主要な美術館は20以上訪問しているが、このホノルル美術館ほど落ち着いたと言うか、身近に美術に触れられたのは初めてである。やはり建物のユニークさのゆえか。YS
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