読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

思い浮かべる ということ

2005-04-05 22:10:23 | 日々雑感
久しぶりに、ラジオで、野球中継を聴いた。
勿論、楽天イーグルスの試合である。
結局負けた。

ラジオで野球中継を聴いていも、そのシーンを思い浮かべることができる。
「打った!打球はグーンと左中間に伸びている。レフト、センターが懸命に追う!」
ということを即座に思い浮かべることができる。
でも、こういうことは野球だけ、といってもいい。

サッカーやラグビーは守備位置というか選手の位置が、その都度動くから、ナカナカ難しい。

さて、この「思い浮かべる」ということが、近頃は難しくなってきたのではないのか。
思い浮かべることができない、というのは、テレビですぐ見せてしまうから、映像ということあるいは観るということが「容易」になってしまって、想像することを人間が怠けてくるようになったからではないか、と考えている。

つまり、自分の頭の中で想像するより、ちょいと辺りを見回せば、何かある。という状態。
これは、人を衰えさせるのではないのか。

こういう状態であるから、どうなるかわかない状況、を思い浮かべて対処せよ、といったって無理なのかもしれない。
それから、相手が何を思い浮かべて説明しているのかも、よくわからないのかもしれない。

従って私は、何かを説明するときできるだけ図やグラフや絵を多用することにしている。
しかし、私の周りの多くの人は、思い浮かべることが苦手なわりには「文字」をありがたがる。という矛盾した状況もある。

小さい頃、本を読み、よくわからない外国のことなどを、挿絵一枚からふくらませて想像していたことを思い出すと、なんだか、ずいぶん変わったなあ、と思うのである。

追伸
 「ローマ人の物語16」(塩野七生)を読んでいる。
コメント (1)
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