読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

鷹は知っている-お鳥見女房- 諸田玲子 小説新潮12月号

2011-01-13 23:03:15 | 読んだ
お鳥見女房の新シリーズの第4話である。

代々の御鳥見役である矢島家の女房珠世がこの物語の主人公である。
この前のシリーズで、珠世の長男:久太郎は、鷹姫こと恵以と結婚し、見習い役から本役に進んだ。
次男も次女も結婚した。
珠世の父:久右衛門が亡くなったものの矢島家は久々に幸せと平穏に包まれていた。

しかし、このシリーズでは久太郎が御鳥見役の陰の役目である「隠密」の任務で相模へ赴いている。
そして、第3話では崖から落とされてしまった。

第4話では、珠世の夫・伴之助が本役から祐筆役になっていたのが人数不足から久々に本役のお勤めをすることとなる。

しかし、そのお役目での相方が少々扱いにくい者で、とうとう事件を起こすこととなる。
その解決の話と、久太郎が崖から落ちて助けられた話が今回語られている。

伴之助の事件は、珠世と恵以のそれぞれの立場からの支援と、伴之助自身のもつ人柄によって解決される。
一時は、謹慎から退職、ということも考えられたが、一切不問ということになった。

一方、久太郎のほうは、どうも記憶喪失になったようである。
久太郎は無事戻ることが出来るのか、そして久太郎を裏切った者の正体と後始末をどうするのか、このシリーズもいよいよ佳境にはいってきた。

次の話は2月号らしい。

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