ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ 春の野に遊ぶ(1)~土曜日・・・

2010年03月06日 | トリプルスターの日常

  
午後になって、春雨が降り出し、水溜りがふえました。
午後、早目に給餌を摂ったWan達を連れて荒川の河川敷へ行ってきました。
週末ですが雨の為か無人となった原っぱは、犬達をいっきに解放するのには最高のコンディションでした。 


      
◇わが家の犬達は、これからの季節、野外で活動することが当たり前のようになって、都会に顔を出すことは滅多に無くなります。
       ハリーポッター
◇幸い、わが家の周囲には当たり前のように田舎の自然がたくさん残っています。
川の水だけは残念ながら清潔さに欠けますが、山あり川あり沼ありと、ラブラドール達の遊び場に事欠くことはありません。
渓だけが近くにないのが残念です、、、しかし車で一時間も移動すれば、深くはありませんが渓流で遊ぶことも可能なのです。
       ここから↓デューク
◇犬舎で身体を作ってあげた犬達を、自然の野原に自由に放つのはいつの季節でも楽しいものです。
      
◇この犬種は、自然の中に解き放たれた時、俄然それまで眠っていた本領を発揮します。
      
◇この犬種の身体や心を、備わった資質の範囲内で完成域にまで高めるには、「意味を持った野外活動」は欠かせない要素
となります。
      
◇手始めに里に近いフィールドからスタートして、徐々に行動範囲を人里離れた野外に移して行くと、犬も人も予期せぬアクシ
デントなどから回避し易いものです。
      
◇屋外での行動に欠かせないもの、それは呼び戻しの時に与えるご褒美(レバー)と心のこもった愛撫でしょうか。
一概に、呼び戻しの出来ない犬なので、野外に放つ事は無理であるというものでもありません。
野外行動の中で訓練精度を高めるようにして行った方が、成果を得るにはより一層効果的であると思います。
      
◇市街地や屋内でばかり生活してきた犬は、最初は藪や原っぱに入るのをちゅうちょ(尻込み)するかも知れません。
じょじょに慣らして行ってあげると良いでしょう。正しくブリーディングされた犬なら、すぐにその本領を発揮する術を思い出すも
のです。
      
◇今日、近場の公園に隣接する原っぱに連れ出したのは、やんちゃなハリーポッターとジャックにデューク。
それから、マギーとサリーの悪女?たちでした。
      
◇野外おいて、この犬種のブリーダーが気にするのは、犬達の「体形⇒姿かたち」と「行動⇒行い」の二点ではないでしょうか。
将来ブリーディングをするかしないかの判断材料にもなることですから、けっこう真剣に観察して、アラを探すように心がけます。
些細なことに驚いたり、オドオドしたような素振りを見せる個体は神経が細く、先々繁殖に意欲的にはなれないもの(個体)とし
てチェックされます。
身体のサイズや体重が標準の範囲を超えていても、広さ(自然の)の中で小振りに見える(貧弱に映る)個体も、ブリーディング
では期待外れの結果しか得られないものです。(ハズレ)
大胆で、利口な行動をとり、粘り強いスタミナを感じさせる、身体の大きく見えるタフな個体ならば、ブリーディングには大いに意
欲が湧こうと言うものなのですが、、、。
いずれにしても、どんよりとした小雨の天気が良く似合う犬種、それがラブラドールですね。
但し、そう思っているのはポンコツだけでしょうか?きょうも、楽しい一日でしたよ。


 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
毎日の出来事などを、これからものんびりと綴ってまいります。気楽に観て頂けたら幸いです。
それから、気が付いた事など、お気軽にコメント頂けると励みになります。
また「ラブラドール」のこと全般に関して、気になる事やご相談事等が有りましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
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☆☆☆ 羽虫が飛んで、蚊も出て来て~金曜日・・・

2010年03月05日 | トリプルスターの日常

  
予報通り、暑い(なんでも、6月なみとか?)一日となりました。
運動場には夏に見掛ける小さな羽虫が飛び交い、資材用の倉庫では「蚊」さえ飛び始める始末でした。
少し動いては汗を掻きながら、日曜日にやってくる「ノアちゃん」の受け入れの準備と、お迎えの準備を整えました。
お迎えのときに持って行く、お世話になった方々へお渡しする「お菓子」を熊谷の「八木橋デパート」へ買いに行って準備完了。
そんな訳で、大切な昼ご飯は、地下食品売り場で買ったお稲荷さん二個でした。(痩せたかも)


      
◇コマネズミ(見たことはありませんが)のように動き回って一日を終え、夜になってから、早朝に煮て、冷蔵庫で冷やしておいた
レバーの塊りを切り分けました。
      
◇Wan達へご褒美に与えるレバー、これさえあればWan達は何でも言うことを良く聞きます。言わば、必殺のお八つでしょうか。
豚レバーは、特に新鮮なものを与えるように心がけています。
屠場から卸されたものの中から、特に硬く締まった(健康な)ものを選んで貰い、その日のうちに煮て(ボイル)しまいます。
他の内臓同様にレバーは鮮度が命です。出来れば冷蔵庫で冷やす前に煮あげてしまいたいくらい、早い処理を良しとします。
      
◇いつもの事ですが、レバーを切り分ける作業の時には、音もなく白い魔女がやって来てポンコツの後ろにまるで「背後霊」の
ように貼りつきます。ときどき刺す様な視線を感じて、お尻が痒くなって困ります、、、、。
      
◇おかしな形のボイルされたレバーは、布巾に包まれて冷蔵庫で一昼夜冷やされます。
全体の水分を均一にするのと、身を締まらせて切り易くするためです。
きちんとした形に切り分けていると、必ず端っこや筋の部分の切れ端が出てきます。
全体の五分の一くらいが切れ端になることもあって、家の中での躾けや移動(排泄などの為)の時などのご褒美に使われます
が、ベスはそれが「お目当て」なのですね~。
      
◇切り別けながら、後ろで口から涎を垂らして訴えるベスに、少しのお裾わけをします。
      
◇お裾わけは、何回でも行われることがあって、、、、意外とたくさんのおこぼれにあずかるベスは、痩せることがありません。
      
◇わが家では、毎晩、ある時間になると、飽きもせず、こんなことが行われています。
新鮮なレバーの煮汁は、Wan達にとってのこの上ない食欲増進剤になっています。
カップ一杯ほどの煮汁を掛けたドライフードは、あっという間にたいらげられて、綺麗に舐められた食器の底にWanの顔が映っ
ています。
      
◇手頃な形に切り分けられたレバーは、それぞれの容器に入れられ、冷蔵庫にしまわれます。
表面の水分をとばす為に、容器の蓋は開けておきます。
布巾やティシュペーパーなどで、かるく覆っておくと良い出来上がりが期待できますね。
      
◇明日は土曜日。
両方のポケットに、膨らむ位のレバーを忍ばせて、緑をました雑草取りでもしましょうか。
Wan達の喜ぶさまが目に浮かびます。
      
◇豚のレバーは、屠場から卸された当日のものを使うようにしましょう。
必ず、扱う店(肉やさん)に頼んでおくことが新鮮なものを手に入れる秘訣です。
新鮮なレバーは、煮る場合灰汁も少なく、煮汁は冷やしてからWan達に与えることが出来ます。
新鮮さが命のレバーに関しては、スーパーで売られているものは避けた方が賢明です。
もしそういうものを使う場合は、煮汁は捨ててしまうことをお勧めします。
※多量につくる場合や、保存を効かせたいる場合は、「燻製」してしまうと効果があります。
温燻の場合、高い温度はレバーを硬くして食べにくくしてしまいます。
切り分けたものならば、煙をあてるだけの「冷燻」にしても保存効果は絶大です。


 明日は土曜日、雨が降らないことを祈ります。


 


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☆☆☆ ひと頑張りです~木曜日・・・

2010年03月04日 | トリプルスターの日常

  
ん~~んしょっとぉ~、朝起きて「四股」を踏みました。
週末を前に少し疲れが出てきます。疲れはとれませんが、しこを踏めば気持ちに張りが生まれます。
無理やり元気を出すわけです。これも一種の条件反射で、古典的条件付けのなせるわざでしょうか。 


       何という名の花なのでしょうか?
◇なんだか今日は変にWan達の元気が良く、快調に作業が進み、労わられたような気分です。
嬉しくなって、普段冷たく接しているアンジェラとマギーをきつくハグしてあげました。
二頭とも、えらい迷惑顔で、腕をすり抜け転げまわって逃げる始末、、、。
その後、一メートル以内には近づいてきませんでした
◇午後一番で動物病院へ。
午前中の診察が丁度終わったらしく、ゆっくりと用事を済ますことが出来ました。
色々なパンフレットの置いてあるカウンターが乱れていましたので、直そうと手を伸ばしたところにこのポスターがありました。
困ったことですが、毎年全国で遺棄される犬や猫達は30万頭以上にのぼると言われています。
根本的な解決が図られないものか?たずさわっていらっしゃる方々には本当に頭が下がる思いです。
      
◇以前、「あなた方ブリーダーの見境のない繁殖行為も原因の一つだ」と、目を剥いて言われたことがあります。
「そうですか、、、、」と口ごもるしかありませんでしたが、悲しい現実が常に存在するのは、良くわかっています。
何かの形で、問題の解消に手助けしたいものですが、、、、、、。

◇レモンとデュークの組み合わせで、今年初回のブリーディングを行いました。
      
◇この写真は、レモンの子供の頃の可愛い写真です。ブリーディングの目標は、この子に更に華を添えた様な子を望んでいます。
      
◇出産予定日は、今月23日。あまり大きなお腹ではないので、計画通り3~4頭の赤ちゃんが入っているのかも知れません。
まだ普段通りに駆けまわったりしていますから、消滅する胎児もいるとして、無事生まれてくるのは三頭くらいでしょうか?
それならば、とても助かるのですが、、、、、。
      
◇父親のデューク、陰があるように思えた性格は思慮深いと捉えた方が良いのでしょうか、最近明るくなりました。
5か月の頃は本当に理想的な牡に見えたものです。もし牡が生まれたら、さらに良い牡だったらと思うとわくわくして来ます。
ここにきて、湧く湧くが、惑惑でないことを祈るのみです。
      
◇デュークの父親は若い頃から存在感のある良い犬でした。ショーマナーも十分に良いように見えました。
その父親(祖父)も良い犬でした。多くの名犬を生んだ、一時代を築いた牡と言っても過言ではないでしょう。
      
◇数年越しの計画の中で行うブリーディングは、成功か不首尾に終わるのか、とてもリスキーですが、ブリーダーが何物をも
恐れずに行わなくてはいけない、唯一の自由な行為なのだと思っています。
生まれてくる子たちに全責任を負うのはもちろんですが、その生涯までを見届けるのも忘れないようにしなくてはいけません。
父母犬のデータは以下の通りです。
父犬:(デューク)HEATHERBOURNE STAR WARRIOR   Microchip#985121004979841
    BVA-4/5  prcd-PRA Clear CoatColor BB-ee
母犬:(レモン)TRIPLESTAR JP ZURI   Microchip#392148014029548
         BVA-5/3  prcd-PRA Clear CoatColor BB-ee 


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☆☆☆ ひな祭り~水曜日・・・

2010年03月03日 | トリプルスターの日常

   ときどき
さて、今日は「ひな祭り」。
「パブロフの犬」ではないですが、毎年今日になると幼い頃の情景がうかんで来て、無性に「ちらし寿司」が食べたくなります。
誕生日⇒おはぎ、お葬式⇒焼き饅頭、結婚式⇒鯛の焼き物、端午の節句⇒鍾馗様、ひな祭り⇒散らし寿司、、、、、、、、、、
ポンコツには、見事に「古典的条件付け」が為されていて、今になって育ての親の偉大さを感じずにはいられません。
親と言えば⇒樟脳の香りがすぐに思い浮かぶのは、、、、さて、何が刷り込まれているからなのか??????


      
◇午前中手早く作業をしませて動物病院へ、午後になって「リボンちゃん」がショートステイにやって来て、明日は雨だというもの
ですから、あれやこれやと片付け仕事に追われてしまい、ついに「ちらし寿司」にはありつけませんでした。
ひな祭りにふさわしい出来事と言えば、バーバラに最初のシーズンが来たこと位でしょうか、、、。
      
午後遅くなって、運動場の周りに生える「菜花」の芽を摘みながら、オニキスとタイニーの幼い姉妹を遊ばせました。
      
◇チョコレートとブラックの二頭とも、「ひな祭り」にふさわしい印象とは程遠く、女の子なのにもかかわらず損な役回りの様です。
やはり、お雛様には「イエローのWan」が良く似合うような気がするのはポンコツだけでしょうか?
差別待遇では、と言われてしまいそうですね。
      
◇ここ数週間、二頭の姉妹は少し運動不足の状態です。
お天気が愚図ついていたせいもあるですが、大きな子たちのお世話に注意がむけられ、二頭を運動場に行くのは後まわしに
なったきらいがあります。
      
◇遅れを取り戻すように、今日はたっぷりと遊んであげましたが、満足してくれたでしょうか。
      
◇生後六カ月目に入って、「躾」と「身体造り」をしなければならない大事な時期を迎えた二頭の姉妹。
おっとりと、のんびりしたWanに育って欲しいのですが、教育現場が忙しくては、はてさてどうなることやら、、、、。
      
◇この頃の子犬を街(色々なところ)に連れ出すのは、様々な経験を積ませるためには大切な事です。
しかし、とかく幼いWanには(市街地は)刺激が強過ぎて、精神的に疲れてしまったり、場合によっては心を病んでしまったり、
気を付けていないと意外と簡単にそんなことが起こってしまうものです。
      
◇我が田舎犬舎の忙しい教育現場では、子犬達に街の様子を学ばせる前に周囲の野原で、自然と付き合うことを重点的に
教え込むようにしています。
昼でさえうす暗い山に入るのには、幼い犬達にとって「少しの勇気」が必要となります。
「少しの勇気」の積み重ねを根気よく何回でも繰りかえさせてあげることによって、少しの事には驚かない確かな「犬」に育って
呉れるように思えて仕方ありません。
      
◇今年になって、何頭かの「障害犬」が社会復帰をいたします。
「股関節形成不全」と言う理由で、まったく歩けなかった犬がいま野山を楽しそうに走り回っています。
誤診により、長期間にわたって片足(後肢)だけで不自由な行動を強いられていた犬(膝関節重疾患)も、正しいリハビリが功を
奏したものか、いまは健常な犬達について同じように走ったりしています。
そんな犬達には、野山に於いて目的地までの到達時間や、進路を選ぶ能力が健常な犬より優れているものもいます。
肝心な時になって、豊富な経験(自然の野山での)が働くのでしょうね。
何はともあれ、元気な犬になった愛犬を見て、預けて行かれた飼主さん達の喜ぶ姿が目に浮かびます。
※股関節形成不全・肩関節疾患・膝関節疾患などでお悩みの犬(当面はラブラドールに限ります)の飼主さん対象に、ご相談
(飼育・治療)をお受けいたします。「秘密厳守」を基本と致しますから、どうぞ気兼ね無くご相談下さい。
若年の患犬ほど早く良い回復が見込めますが、老犬であっても痛みや不具合の大幅な緩和は十分に見込める場合が殆どで
す。年齢に関係なく、ご都合の良い時にお早めにご相談下さい。
※程度によって、専門医を紹介する事や、専門のトレーナー(理学療法士など)を紹介し、一緒にご相談をお受けすることもあり
ます。(ご希望によって、ご紹介だけと言うことも可能です。)


◆前回に続いて、英国獣医師会(BVA)での検査(股関節・肘関節)を受けようしている方の参考までに
英国獣医師会/ケンネルクラブ:股関節形成不全スキーム手順書の訳文を載せます。(最終回)

4.申込みと採点
当スキームへの申込みと採点手順は以下のとおりです。
(a) 下記を証明するために、獣医がレントゲン写真と、中ほどの欄(獣医証明書提出)に署名をしたHD証明書をBVAに送付する。
(i) レントゲン写真提出に必要な詳細情報
(ii) 検証された後のマイクロチップまたはタトゥー番号(該当時のみ)
注意:獣医はその犬の犬種、色、性別が、「ケンネルクラブ登録証明にあったてのオーナーの申請」の内容と同じであることを確認す
ること。また、獣医は、その犬のオーナーが、ケンネルクラブ登録証明の内容(ケンネルクラブに登録した名前、番号、犬種、性別、生
年月日など)を正確にもれなくHD証明書に書き写してあるかも確認すること。
(b) 現在有効の料金(別記1参照)を申し込み時に支払うこと。小切手の受取先名はBVAとする。BVAの料金はケンネルクラブにおい
てかかる費用(ケンネルクラブに転送される)と、検査官への手数料を含んでいるが、レントゲン写真の費用は含まれていない。
(c) BVAに指名された検査官はレントゲン写真の評価をするため、頻繁に会合する。各レントゲン写真のスコアは、二人の検査官が同
意の上、決定される。
(d) 各股関節のスコアは定められた基準によって九つの特徴に分けられ、評価される。最終のスコアは、両方の股関節の、九つのX線
像の特徴から得られたスコアの合計より求められる。各ヒップの最低のスコアは0、最高は53とし、したがって合計は0から106の範囲となる。スコアが低いほど股関節形成不全の傾向が低い。
(e) スコアは証明書の下方にあるスコア証明の欄に記入され、二人の検査官によって署名されする。
(f) スコアの採点が終わったレントゲン写真には「BVA」という印が、一回だけ型押しされる。同じ犬のレントゲン写真で提出されたが使
われなかったものにはBVAの印が二回型押しされる。
注意:HD証明書に矛盾、記入抜け、不正確な識別などがあるように見受けられた場合は、申込み書はその旨の説明と共に、獣医に返
送されます。
4.1 使用不可とされたレントゲン写真
検査官によって採点に使用できないと判断されたレントゲン写真は「BVA」の印が二回型押しされた後その理由の説明と共に提出先の
獣医に返却されます。この場合、料金は返却されず、完成した証明書は発行されません。同じ犬のレントゲン写真が続けて提出された
場合、新規の証明書と料金(別記1参照)を再提出しなければなりません。
5. 犬種別平均スコア(Breed Mean Scores)
犬種別平均スコアはその犬種の全てのスコアの記録から計算され(高い値、低い値両方)、検査された犬のスコアを同犬種の全体的な
状態と比較することができます。レントゲン写真と証明書が申込をした獣医の元へ返却されてくる時、最新の犬種別平均スコアの記載さ
れた書類が同封されますので、獣医はこれを元に、彼らのクライアントにその犬が繁殖に適しているかのアドバイスをすることになります。
6.結果
スコアの結果は通常は申込みをした獣医の元へBVA発行の代金の領収書と共に3週間以内に送付されます。処理の流れは以下のとお
りです。
(a) レントゲン写真、完成した証明書の原本(緑色、オーナーに渡す)、証明書のコピー(獣医にて保管)が手順書と犬種別平均スコア書
と一緒に獣医に返却される。
(b) 当スキームによって採点されたケンネルクラブに登録してある犬の名前とHDスコア結果が公表する為、また関係書類に記録を残す
為、ケンネルクラブに送付される。
(c) BVAが依頼する統計調査のために結果が遺伝学者に送られる場合がある。


※特にラブラドール種の検査・評価に於いて、BVAへの申請(評価依頼)は数々の専門的な面からも有用とおもわれます。
犬種のブリーダー諸氏は積極的に取り組まれては如何でしょうか。もちろん、信頼できる獣医師との疎通が必要になるということは
言うまでもないことですが。


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☆☆☆ 春に三日の晴れ間無し~火曜日・・・

2010年03月02日 | トリプルスターの日常

  ときどき
今朝も曇天。『春に三日の晴れ間(は)無し』と言いますが、「言い得て妙」です。
自然を相手に暮らしていると、お天気はものすごく気になりますし、お天気が読めないと犬も良くは育てられません。
競技会やドッグショーなどに熱心に参加している人にとっても、春は厄介な季節とも言えますね、、、。


       東京の過去10年間の平均「晴れの日」は、こんな具合だそうです。
つまり、三月四月の90%は、曇りか雨か(雪か)、なんですね~。
      
◇運動場施設は排水の良い土壌を使用していますが、毎日の雨にはそれも限界になってしまいます。
あちらこちらに出来た水溜りは、Wan達にとって願ってもない恰好の遊び場になっています。
飲んで、かき回して、ほじって、、、両前足と顔は泥んこになっていて、見ればついつい吹き出してしまいます。
毎回毎回、ウンチの三分の二は硬くなった泥と決まっていますし、、洗う気にもなれず、、、やれやれです~。
      
◇三時を過ぎて霧雨の中、犬舎北側用地での作業が雨の日の楽しみです。
落葉樹の落ち葉と、枯れた杉っ葉がおもいっきり散らばっていますが、その下からは緑が芽を出し始めて温かみを感じます。
今日の作業中のお供は、先ずおとなしいロブと、次にお転婆バーバラが選ばれました。
      
◇色々な生きものの匂いのするここは、犬達が一番喜ぶ場所でもありますが、ポンコツの秘かな楽しみの場所でもあって、どんな
奴でも連れてくるわけではありません。
山の匂いを嗅ぎながら熱いコーヒーを飲んでいると、Wan達を世話して疲れきった身体もほぐれて行く気がします。
選ばれた奴らは、静かにポンコツの仕事の邪魔にならずに、色々な山の遊びを考え出してそれぞれが楽しんでいます。
      
◇何日か雨が続くと、枯れた榾木から椎茸がニョキニョキと芽を出し、美味そうな傘を広げて採られるのを待っています。
採れたてを薄く細長く切って、熊の脂肪でかるく炒めてから蕎麦のつゆ(つゆの素)をつかって煮しめます。
一晩置いたものを、翌朝熱いご飯にのっけて食べると、、、、、これはもう、絶品です。
      
◇奥の日陰には山葵も植えてあります。
本来は茎ワサビなのですが、何年か経つうちに場所に馴染んで、美味しそうな緑の葉を繁らせるようになります。
細かく刻み、塩を振りかけて軽く揉み、熱湯をかけてから数分して水気を切ります。
瓶に密閉し、数日冷蔵庫で寝かせたものは、軽く醤油を垂らしていただくと、ご飯もお酒もすすみます。
      
◇一本だけある紅梅。
木の根元はミョウガの群生が保存されています。
紅梅の実は、全て梅酒として漬けられます。(花はピンクでも実は青い)
春のミョウガ茸、旧盆を過ぎてのミョウガの味は、素朴な土の香りがいたします。
そのまま刻んで食べても、梅酢につけても、蕎麦や饂飩、冷奴の薬味としても、美味しいんですよ~。
欲しい人には、欲しいだけ惜しげもなく差し上げていますよ、、、。
      
◇梅、少し前が満開と思っていましたが、それは間違いで、じつは今が盛りを迎えた「満開」の見ごろとなっています。
漂う香りに、よろめくほどです。(ノウコウソクではないかと心配してしまいますが、ここで倒れても誰も助けてはくれません。)
      
      ◇いよいよ明日は「ひな祭り」ですね~。


◆前回に続いて、英国獣医師会/ケンネルクラブ:股関節形成不全スキーム手順書の訳文を載せます。
3. ヒップのレントゲン写真の撮り方
スコア評価には骨盤の腹背両面のレントゲン写真が必要です。
獣医は以下の手順に従ってヒップのレントゲン撮影をしてください。
3.1 個人保護
1999年発行の「動物病院における安全な電離放射線使用についての指導書(The Guidance Notes for the Safe Use of Ionising
Radiations in Veterinary Practice)」には、異例の事態の時のみ、犬を手で抑えてレントゲン撮影をする、と記されています。
当スキームの犬のレントゲン撮影の目的は異例の事態とは見なされないため:
(a) レントゲン撮影のために動物の姿勢を位置決めするにあたり、機械的抑制手段(人の手による抑制ではない手段)として全身麻酔、
ナルコーシス(麻酔)、または強い鎮静剤を使用する。
(b) 一次ビームの視準がレントゲン写真上ではっきりと確認できる。
3.2 姿勢の位置決め
レントゲン撮影のための基本姿勢がきちんと取れていること。つまり、
(a)犬は仰向けにして骨盤がカセットの中心にくるようにし、レントゲンビームがヒップの中心の真中に当たるようにする(つまり、中心が
恥骨の頭蓋の端と水平になっていること)。
(b)身体の回転を避けるため、頭と身体をクレードル(受け台)かブロックによって胸部からまっすぐに支える。犬の身体のどこかが傾い
ていると恥骨が軸回転したり、ヒップが非対称になりがちです。
(c) 後肢は完全に引き伸ばされ、内転させられていることにより、両足の大腿骨がお互いに平行になっており、またそれがフィルムに平
行になっていること。
(d) 肢が内側に回転させられていることにより、膝蓋骨が滑車溝の中心にきていること。
(e) 正しい内転と内側への回転を得るために適当な紐やテープを使うこと。恥骨の側面、もしくは縦方面へ傾斜を引きおこす悪い姿勢
でのレントゲン撮影では、ヒップの正確な評価ができない場合がある。
(f) 恥骨が軸回転をしているレントゲン写真がとれてしまった場合、閉鎖孔が小さく写っている側のヒップを上に持ち上げることにより修
正することができる。
注意:被写体の姿勢の悪いレントゲン写真は、提出先の獣医へ返却され、適切なレントゲン写真の再提出が要求されます。
3.3 指標と識別
以下の情報はレントゲン写真のフィルム上に焼き付けられているか、デジタル情報として記録されているか、現像前に細いマーカーで
フィルムに記されていること。
(a) (i) ケンネルクラブに登録してある犬の場合、ケンネルクラブの登録番号(ケンネルクラブ登録書の右上端にある)(ケンネルクラブに
登録してある犬のこれ以外の識別法は不可。)※JKCの登録番号(英国輸入犬の場合は両方の番号)
(ii) マイクロチップ、もしくはタトゥー(刺青)番号(該当の場合)もしくは
(iii)ケンネルクラブに登録していない犬の場合、適切な識別番号(例:その犬のマイクロチップ/タトゥー番号そして/または獣医、繁殖クラ
ブ等での識別番号など)
(b)レントゲン写真撮影日
(c)左そして/もしくは右の印(LorR)
注意:正確に識別のできないレントゲン写真は、提出先の獣医へ返却され、適切なレントゲン写真の再提出が要求されます。
3.4 画像の質
良い質の診断用レントゲン写真を得るためには、正確な露出と現像(現像、固着、洗浄)が必要です。不適格な露出や現像は画像の
細部の可視具合に大きな影響を及ぼし、そのためヒップの放射線学的評価を困難にします。スクリーンに付着した異物、薬品等の跳
ね、引っかき傷等の外部起因の痕跡がないよう、注意してください。レントゲン写真は現像後直ちに(まだ犬が抑制されている間に)そ
の姿勢、露出、質が正しいかを調べ、再び撮影が必要な場合はそれを行います。大型、または太った犬のレントゲン撮影を行う場合
は、グリッド(grid)を使用することもあります。
注意:検査官が診断用として使用できない、不適格な質のレントゲン写真は、提出先の獣医へ返却され、適切なレントゲン写真の再提
出が要求されます。
3.5 デジタルフィルム*
デジタル画像はドライ・レーザー・イメージもしくは高品質の写真用原紙に印刷されたものを提出してください。画像は元々のダイコム(Dicom)ファイルから印刷されたものであり、画像のサイズが10%以上のものは不可とします。現像の際、既知のミリメーター単位のス
ケールを画像にレントゲン撮影してください。また、現時点でディスクに画像を記録させたものは受け付けておりませんので、ご注意くだ
さい。


 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
毎日の出来事などを、これからものんびりと綴ってまいります。気楽に観て頂けたら幸いです。
それから、気が付いた事など、お気軽にコメント頂けると励みになります。
また「ラブラドール」のこと全般に関して、気になる事やご相談事等が有りましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
出来る限り、お役にたてるように努力いたします。


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