☆☆☆ 春の野に遊ぶ（２）～木曜日・・・

　　
なんとか晴れて、温かな風の春の日が戻ってきました。
雪の被害跡の片付けの合間を縫って、犬達を残雪のフィールドに開放しました。
こちらもしばし、背中を反らせて、、息抜きですぅ～。

　　　　　　
◇葦の湿地に出来た大きな水たまりは、犬達にとっては絶好の遊び場です。
一時間ほどの短いあいだ、手際良く五頭の犬達の気分転換を図ってみました。
　　　　　　
◇「甘露」と言ったかどうか解りませんが、美味そうに水を飲む犬達です。
飲んでは出し、飲んでは出し、それでも供給過多になるのか、お腹は見る間に丸々と肥っていきます。
　　　　　　
◇この時期、身体全体を濡らしてしまいますと乾かすのに苦労し、犬は体力を消耗してしまいます。
ナックルが隠れる位の水場で遊ばせるのが、つかの間を楽しむには丁度良く、ほどよい気晴らしとなります。
　　　　　　
◇あと数度温度が高くなると、犬達は水溜りに寝転んで身体を濡らすようになります。
その頃が（水位が）胸まである位の川に連れ出す良い機会となります。
いずれにしても、気温が２０度を超えるようになるまでは、身体全体を濡らす遊びは午前中に済ませるようにしたいものです。
　　　　　　
◇雪の残る葦の原っぱ、風もなく陽当たりに恵まれると暑さを感じる位です。
　　　　　　
◇今日は程よい北風が頬に気持ち良く、犬達の身体も柔らかくほぐれていたようです。
　　　　　　
◇四月も半ばを過ぎて、枯れた葦が蒸れるようになる頃は野生動物の徘徊も増え、ダニの大発生があります。
　　　　　　
◇これから夏にかけての野遊びは、オフリードで遊ばせられるダニの居ないフィールド探しのジプシー生活です。
犬飼いにとっては、あちこちで新しい発見（美味しいお店や、山菜、野草など）などがあって楽しい限りですね。
　　　　　　
◇少し前から換毛が始まっていますね。
わが家の犬達の換毛のピークは旧暦のひな祭りの頃（４月中頃）になるでしょうか、五月に入ると楽しい山遊びが始まります。
それまでにはすっかり抜け変わって、乾燥した身体になっていて欲しいものです。
　　　　　　
◇これから五月いっぱいまでの間、屋外での行動が圧倒的に多くなるわが家の犬達はカロリー消費も活発になり、給餌の内様
に大きな変化はありませんが、一般のご家庭で飼われているＷａｎ達は少しづつ量を減らすなどして肥満防止を図りたいもので
すね。
３～４歳を過ぎて成長の終わったＷａｎ達は、梅雨から梅雨明けの頃にかけて、一年の内での最軽量の体重をめざしたいもので
す。
生後１８ヶ月以内の大事な成長期にある若犬達は、給餌量や内容などの相談をブリーダーや購入先等にしてみることが大事です。
１０歳を境に、二回目の身体造り（健康な老後に向けて）の時期にあたるＷａｎ達も、同様に、給餌内容などを飼育の専門家に聞く
事を忘れないようにして下さい。
◇午後四時丁度に給餌としました。
お腹イッパイ水溜りの水を飲んだ連中は、寝静まる前の８時頃、念の為の排泄機会を設けてあげました。
全頭が排尿をして、デュークとジャックだけが柔らかめの便を出しました。
どうやら良いことに、お腹をこわした奴は、誰もいなかったようです。

 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
毎日の出来事などを、これからものんびりと綴ってまいります。気楽に観て頂けたら幸いです。
それから、気が付いた事など、お気軽にコメント頂けると励みになります。
また「ラブラドール」のこと全般に関して、気になる事やご相談事等が有りましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
出来る限り、お役にたてるように努力いたします。
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☆☆☆業務連絡
今年度春の『ホームカミングディー』は、行いません。
連休及び前後のお休みは、各家庭で其々のご予定をお立ての上、愛犬との楽しい機会をお楽しみください。
初夏から秋にかけての行事予定は、計画が建てられ次第ご案内申し上げます。
※以上の詳細に関して、「メーリングリスト」に登録の方々へは逐次メールでのご案内を差し上げます。

☆☆☆ 冷たい一日～水曜日・・・

　
結局、日付が変わっても依然降り続いた雪が雨にかわっていたのは明け方でした。
重い雪は何につけても厄介なものです。
新聞配達の人達はとても大変そうにバイクを操り、
濡れないようにビニール袋に入った分厚い新聞を丁寧に配っていました。 

　　　　　　
◇今回の雪は、犬舎や自宅にかなりの被害をもたらしてくれました。
終日天候は回復せず、融けない雪の重さに耐えかねて、植木が折れてしまったり、フェンスが曲がってしまったり、またまた
仕事を増やしてくれました、、、。
　　　　　　
◇運動場は、表面の雪と融けた雪とが混じり合って、犬達が遊ぶにつれいて茶色のシャーベット状態になってしまいました。
遊び終わった犬達はすっかり濡れてしまい、拭き上げるのに、それぞれバスタオルを二枚当たり使わなければなりませんでした。
　　　　　　
◇終日の寒空で、殆どの雪は消えず、犬達が休む犬舎の暖房は高目に設定し、除湿機をフル回転で廻しておきました。
コンプレッサー式の除湿機の活躍はめざましく、半日の稼働で２リットルくらいのタンクを満たしていました。
　　　　　　
◇でも、人間達の苦労をよそに、グルーミング好きの犬達にとっては、のんびりできた一日だったようでしたよ。
　　　　　　
◇今週末新しい家庭に行くことになったジョリー君をかわきりに、老犬を除く犬達のグルーミングに励みました。
面白いことに気が付いたのですが、全ての犬の左の耳だけが反対側の耳に比べて汚れていて、なんでなのでしょうね～？
　　　　　　
◇ノルバサンのイヤーローションと、ヒビテン希釈液をたっぷりと使い、全ての犬達の耳（外耳）を綺麗にしてあげました。
耳の中が赤っぽくなっている子だけ、「アクアチムローション」を数滴垂らして、除菌効果を補っておきました。
かなりの確率で外耳炎などを防げますから、心強い常備薬と言っても良いでしょうね。
　　　　　　
◇リハビリ（膝関節）の為お預かりしているＴ君。良い子にしていてくれるので助かります。
患部の縫合部分を舐めることもありませんし、気にならない様子です。
給餌も（多目のサプリメント入り）残すこともなくきれいに平らげてくれますし、排泄の時間も短く、手間をかけることは全くありま
せん。もちろん、長い時間ケージに入っているのですが、排泄を失敗したりということもありません。
ケージの中での生活がすっかり気に入ったのか、良く寝ています。
まだ「ヘソ天」というわけにはいかず、少しは遠慮気味ですが、このまま熟睡の時間を長くしていけば、今は小さな体もいずれ
は大きくなってくれる事でしょう。
　　　　　　
◇Ｔ君の唯一の苦手はグルーミングテーブルに乗ることです。
最初は怖がって尻込みしていましたが、他の犬達の手前、ブルブルと震えながらも頑張っています。
被毛～外耳部分～口腔ケア～と一連のグルーミングが済んで、患部のマッサージ、身体の指圧とマッサージ、患部のアイシング
と続いて、最後に硬く絞った濡れタオルで拭き上げます。
　　　　　　
◇今週は明日から二日間、来週以降は三日間、運動場での制限運動を行う予定です。
気候も温かさを増して、リハビリ中の犬達にとっては良い日が増えて行くこととおもわれます。
この記事を書いている時点での夜空には、降るような星がたくさん瞬いています。
明日は犬達の喜ぶ温かな良い日になってくれる事でしょう。
「星に祈りを」古いでしょうか？？（リプレイで聞くと音が乱れません）

 

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☆☆☆ またしても「雪」か～火曜日・・・

　　
ゆ、き、は、ふる～、あなたは来ない～、、、、、、、、つい口ずさんでしまった午後でした。
Tombe La Neige せつない歌ですが、心に沁みるいい歌ですよね。
雨ふりばかりで、思う存分犬達を遊ばせることができなくて、せつない気持ちになりますが、めげずに頑張りましょう。
暖房を効かせた犬舎の中で、しばらくのあいだ一緒にラジに耳を傾けて、窓越しに雨の降るのを眺めていました。
それだけでも、Ｗａｎ達は満足しているようです。
それから、一頭づつ、テーブルに載せて、あちらこちら触ってあげて、嬉しそうにお腹を見せたりして、どうやらこちらの気持ちも
解っているようでした。

　　　　　　
◇午後二時頃になって、雨は雪にかわりました。
湿って、重たい雪が、ぼとぼとと降って来て、風情もなく、あたりいちめん白くなって行きました。
地を這って餌を捕るシロハラが、忙しそうに飛び回って、危うくぶつかりそうなくらいに近づいてしまうのも雪の日ならではです。
　　　　　　
◇夜になって、明日になろうとする時間になっても、まだ雪は降り続いています。
最終の排泄（２３時半）を済ませたタイニーとオニキスの姉妹、可愛い盛りです。
　　　　　　
◇訴えかける目に負けて、２０分づつ、グルーミングをしてあげました。
　　　　　　
◇レバーのかけらを与えながら、オレンジＸの希釈液をスプレーして、柔らかな馬用の艶出しブラシで撫でてあげます。
　　　　　　
◇短く整えられた爪ですが、かたちだけでもと、爪切り（ニッパー）をあてて切る仕草だけおこないました。
　　　　　　
◇黒い分だけ可愛く見えるオニキス。
チョコレートのタイニーに比べて、心の動きがめまぐるしく替わるのがわかります。
　　　　　　
◇被毛を逆立てて皮膚を観察します、⇒良好な状態です。
耳たぶをあげて、耳の中を観察します、⇒殆ど汚れもなく（匂いも感じられず）良好な状態です。
口を開かせて歯や歯茎の状態を観察します、⇒噛み合わせ良好、欠歯もなし、匂いも無し、歯も歯茎も粘膜の状態も良好です。
つまり、二頭の姉妹はすこぶる健康な状態にありました。
それにしても、かわいい、チョコとブラックの姉妹です。
　　　　　　
◇最近年とともに、いろいろな事が疎かになっている様に思えて、汗が出てしまいます。
特に基本的なことが、ついつい、いい加減になってしまうのはどうも宜しくないことです。
同年代の「沢木耕太郎」も好きなノンフィクションライターですが、思想は兎も角、やや年下の「野村 進」も真面目な生き方が
好感を持てます。
これを読んで、いま疎かになっている部分の修正が多少なりともできれば、安い本代となるのでしょう。
　　　　　　
◇雪は依然降り続いています。
深夜になって雨にかわるという言う天気予報は、どうやら外れたようです。
明日の朝は難儀しそうです。
温かな飲み物でもいただいて、休みましょうか。
「雪が降る」日本語版もいいですね～（女性にお勧めでしょうか？）。

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☆☆☆ 花粉症対策は～月曜日・・・

　　　
曇りのち少し晴れ間あり、やがて曇りとなって湿度が低下し気温も下がりました。
朝の作業を終えてから動物病院へ。
膝関節手術後のリハビリのため、お預かりすることになったＴ君を（退院）連れて帰りました。
行く時は全く問題の無かった車の運転、帰りはひどい目に合ってしまいました。
長いこと「花粉症」で悩んでいるポンコツですが、歳とともにアレルギー症状が和らぎ、ここ数年は代表的な諸症状で悩むことも
少なくなりホッとしていましたが、今年に限って、つい最近「目の痒み」や「クシャミ」などの症状が出て困ったなぁ～と思っていた
のです。
そんな矢先、息子のＡ君が病院（耳鼻科）で処方された薬を飲んでいたのを思い出し、昨日と今日、その薬をもらって飲んだの
でした。
きのうはＫ子さんに運転して貰ったので、いやに眠いなぁ～と思っていただけだったのですが、、、今日の病院からの帰り道は
危険すら感じるひどい目にあってしまいました。
強烈な睡魔が襲って来て、信号待ちでは目をつぶって寝てしまうありさまなのです。いくら対向車の少ない田舎道とは言え、田
んぼに落っこちたら、一寸やそっとでは這い上がれません。
すぐにコンビニに立ち寄り、缶コーヒーやらせんべいやら、パンやらアイスクリームやら買い込んで、家に着くまで食べ続けまし
た。
なんとか眠気には打ち勝って、無事にＴ君を連れて帰れたものの、お腹がパンパンでせっかく落とした体重がすっかり元に戻っ
てしまいましたと言う情けない話なのでした。車の運転をひかえて、やたらと「薬」は飲めませんねぇ～～。

マダニは、 こんな草の葉の先にいます。
◇久し振りに院長と諸々（犬の病気以外の話も）のお話をしました。
なかでも気になったのは、最近関東地方でも発症の例が確認された「バベシア症」に関しての話でした。
バベシアは、西日本、ことに九州・四国の一部地域から近畿地方の山野にかけて生息する「マダニ」に広く感染していると言わ
れているのですが、年々東へと感染地域を広げており、昨今、東海から関東そして東北方面でも発症例が確認されている、非
常に厄介な病気なのです。
昨年は、都内の代表的な公園（代々木公園・石神井公園等々）でも感染の報告がなされ、埼玉県内の各地でも発症の例が報
告されているということでした。
わが家のように、特に頻度も高く野外で行動する犬達にとってはゆゆしき問題であり、確実な予防法をとらないと大変なことにな
ってしまうなぁ～と思ったものです。
読者の方も、早目に掛かり付けの動物病院に相談されたりして、愛犬に見合った「ダニ」対策を考えてみてはいかがでしょうか。
「ブユ」に  刺された痕です。
◇バベシアに感染してしまうと、犬は日ごとに衰弱して、食欲も、散歩する意欲も、体力もなくなってしまいます。
有効な治療によって、症状がいったん治まっても、後年、再発することがあり、徐々に感染犬の体力を奪って死に至らしめる怖
い病気です。残念ながら現在このバベシアを根治する治療薬も、感染を予防するワクチン等もない状態なのです。
有効性の高い薬剤もありますが、副作用が強いため、薬の量を少なくして投与せざるをえず、バベシアの根治には至りません。
増殖を少しでも抑えて症状を緩和させることと、あとは体力の回復を待つしかないと言った治療の現状です。
今年に入って、数種類の薬（予防薬と言われているもの）を試してみようと思っていますが、薬の効果などに関して、後日改めて、
サイト上でのご報告が出来れば幸いと考えています。
手術（膝） の無事に済んだＴ君。
◇「マダニ」の発生は、春先と秋になる頃の二回、異常に多量発生する場所（広くも、スポット的に狭い場所も）もあって、散歩な
どの野外行動の欠かせない犬種にとっては、効果的な「予防」が欠かせません。
また「ダニ」は、何かの理由で体力の弱った犬に素早くつくことが解っています。普段から、愛犬の健康状態には心を配って、良
いコンディションを保つように心がけることも大切ですね。
散歩や野外行動の後、帰宅してからは特に念入りに身体を点検してあげることを心掛けて下さい。
グルーミングを兼ねて、ユックリ念入りに点検することを、毎回忘れずに行う心構えが大切ですね。
ダニの付くところ（身体を移動して、血を吸い易い処に付く）は犬によってだいたい決まったところです。
ダニを発見したら、慌てず騒がず、熟練した獣医さんにとっていただく方法が最良でしょう。出先などで自分で取る場合は、慎重
に、頭など皮膚に喰いこんでいる部分を残さないようにとらなければなりません。いずれにしても、最終的には動物病院にて検査
をして頂くことをお勧めいたします。
  ク～爺　
◇きのうノアちゃんが帰って来て、今日はＴ君がやって来て、わが家の歓迎部隊の面々は少しばかりお疲れの様子です。
　 ベス婆
◇急に気温も下がった為、すこし温かめに暖房をつけて、いっときワイワイ遊んだ後は、それぞれの好きな場所にマットを敷い
て、ゆっくり休みました。
　　　　　　
◇どう言うわけか、ぬいぐるみの大好きなノアちゃん。二日目の晩も、お気に入りを忘れずにスヤスヤと寝ていましたよ。
残念なことに、明日も雪模様の愚図ついた天気が予想されています。
みんなと運動場で遊べるのは、しばらく先になりそうな雰囲気です。 

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☆☆☆ ノアのお引き取りに～日曜日・・・

　　
小止みなく降り続く雨、どんよりと重く垂れこめた雲に息苦しささえ感じる朝でした。
末梢神経の病気で治療中のＷａｎの診察のことや、膝の怪我の手術で入院中のＷａｎの退院のことやら、、、、
気になることを沢山抱えながら明けた一日、四六時中、携帯電話が手放せない一日でもありました。
そんな中、盲導犬を引退した「ノア」のお迎えに茨城県Ｔ市まで行ってきました。

　　　　　　
◇わが家から車で二時間ほどのところにあるＴ市の「ユーザーさん」のお宅に着いたのは１１時頃だったでしょうか？
　　　　　　 ユーザーさん宅での最後のくつろぎ。
◇初めてお邪魔するＨさんのお宅の玄関の呼び鈴を押すと、聞きなれたＨさんの声とともに、ノアちゃんもそそくさと迎えに出て
くれました。まるでもう、わが家に帰るのがわかっている様に、、、、いつも不思議に感じる瞬間がそこにもまたありました。
　　　　　　 思い出に浸っている様に感じました。
◇協会（東日本盲導犬協会）の訓練士Ｗさんから、引退する盲導犬に関しての細かな注意点をうかがったり、別れがつらいユー
ザーのＨさんから、ノアちゃんとの約９年間にわたる思い出話などをうかがっている内にあっという間に時が過ぎてお昼になって
しまいました。用意していただいた「お昼」のカレーライスを食べて、さらにお茶を頂いてからノアちゃんを車に載せました。
　　　　　　
◇ノアちゃんとの別れを惜しんで涙ぐむＨさんは、この後すぐに協会へ向い、一週間泊り込んで新しい盲導犬との訓練にあたり
ます。そして新しい盲導犬とは、更に一週間が過ぎて通いの訓練が無事終わってから暮らすと言うことになるそうです、、、。
◇わが家について、ベスやクラウス、そして他の犬達から熱烈歓迎を受けたノアちゃん、只々もうビックリしていました。
新しいマットとお気に入りの縫いぐるみのオモチャ、そして新しい場所が与えられて、最初の夕ご飯を食べてから、やっと落ち着
いたノアちゃん。今日から新しいノアちゃんの生活が始まります、楽しく、元気で、末永く暮らして貰う為に我々の新しい勉強が始
まった日とも言えるのでしょうか、頑張らねば、、。
　　　　　　
◇雨降りの続く、鬱陶しい毎日の犬達のお世話は、ピリピリとした緊張感の中で行われています。
　　　　　　
◇世話を受ける犬たちも、世話をする側の人間も、気が弛むと思わぬアクシデントに見舞われかねないからなのですが、、。
今までチヤホヤされていたケントやケビン、カールなどは、初めての厳しさに、カルチャーショックを受けているかもしれませんね。
どおりで、ケビンは顔を腫らしてムーンフェースになっていました。
　　　　　　
◇給餌の時や、ケージから出される前など、普段なら煩く啼く犬達ですら緊張感に包まれた雰囲気のなかではＷａｎとも啼きま
せん。掃除をしたり、手早く給餌の用意をしたり、一心に立ち居振る舞うこちらの様子をうかがって、おとなしくしているのでしょう。
「空気の読める犬達」を心強く思う一瞬が其処に有って、小さな（自己）満足感を覚えずにはいられません。
　　　　　　
◇明日になると、ショートステイ中のジェイド君が帰って、リボンちゃんが少しのあいだ残ります。
退院のタイミングを見計らっているＴ君がやって来て、週末にはジョリー君が新しい家庭に請われて行くことになります。
めまぐるしく過ぎて行くわが家の生活に、ゆったりとした生活をおくって来たノアちゃんが慣れるのはいつの頃になるのでしょうか。
盲導犬を引退したとはいえ未だ１０才と若いノアちゃん。老け込ませないためにも、ノアちゃんに合ったお仕事を見つけてあげな
くては、、、、、。

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