もともと○感があったからそれはそれでいいんだけど、やぱっぱり師匠が欲しくてね
数人をまとめて教える人じゃなくて、個人で教えてくれる先生を探しました
あっちにこんな先生がいると聞けばあっちにいったし、こっちにこんな先生がいると聞いたらこっちに行くし・・・
それでいろんな先生に会いましたね。
それとか・・・占いに行って、スカウトされたり、逆に「あ~この先生、まったく○感なしだわ」とわかったり・・・
結構‘自称’が多いと思いました。
理想の師匠を探すのって・・最初から「大変」っては理解していたけど・・・やっぱり大変。
人気の先生が必ずしも実力があるわけじゃない・・ということもたくさんあったから。
その逆に○感があってよく当るけど、少し問題がある人もいたし・・・
人間だから・・・仕方ないけど、理想の師匠って・・どこかにいるんだろうなぁ~きっと自分がその師匠に出会えるだけの実力がないんだろうなぁ~と思いました。
ただ思ったのは本当にすごい人は・・いる
でもすごい人ほど、目立たないように普通の生活をされているからわからないし。
見つけるのも・・縁ですものねぇ・・・
もう数年前のお話です。
ある神社さんに行かなきゃ・・と思っていて、それで、休みを見計らって行くことにしました。
本来なら午前中に到着の予定だったんですけれど、まだ関西の電車に慣れていないふるらんはよっと手間がかかってしまいました
で結局神社さんに到着したのがお昼を回って・・あららら~~の状態
まぁ仕方ないか・・とか思いながら神社の境内の中を入っていきました。
そして・・・○感の電波が動き始めました・・
「あ~~~ここって・・・・・
」と。
雑誌やいろんないわれのことなんか・・・それは後付けで、本当はここは○○の神様のお家。
あとから○○の神様って変更したんだ・・・と思って。
人間ってね、お金が作れるように・・神様の名前変更したりするんだよねぇ・・・
人集めなら・・なんでもやるのよ。
しばらく境内をゆっくり歩いて・・そして本殿に到着。
本殿でご挨拶をしているといろんなことが聞こえてきました。
ここのいわれとかここの神様の本来のお仕事とか・・
そして面白いのがここの神主さんの普段の生活。
・・・って変わってるでしょ?
結構いろんな情報をいろいろ教えてくれるんですよね。
「~~は~~で、お金を・・している」とか
「~~は女が好きで、いつも○曜日の何時に~~に遊びに行っている」とか
「仕事もしないで、○○フばかりしている」とか。
(実際にはこんな文章では聞こえてこないんだけどね、でも内容はキチンと教えてくれます。ただ教えてもらっても、ふるらんは神主さんに注意するわけにもいかない立場だから・・・
)
結構いろんなことを教えてくれるので時々「ブッ
」と吹きだしたりしちゃいます
で、その神社さんの神主さんは
「お酒とおまんじゅうが好きで・・・」と教えてくれまして、奉納された御神酒飲んじゃうみたい・・・
飲んで真っ赤な顔をしてゴロゴロしている風景が見えてきて、周りの氏子さんに後ろ指を指されているみたいで・・・結構笑える内容を教えてくれました。
そのゴロゴロがタヌキみたいで・・・
・・って体型がタヌキみたいだから・・・って思っていたら、目の前をその神主さんが歩いてきて・・思わず「ブッ
」と吹きだしました。
ここを守る??そんな風には見えない。
ただ居るだけ・・でしょ?と思うような感じで。
あまりにも面白いので、くすくす笑っていたら、耳元で声が聞こえてきて
「今のはさわりで・・・本題はこれから・・」と聞こえてきまして、次の情景が入ってきました。
神社の裏に回るように指示をされて・・ふるらんが周りの様子を見ながら歩いていくと・・
昔の小さな祠がありました。
「あ~~これが・・・本体だ・・」とわかりました。
こっちをまつらないとならないのに、後付けの神様を祭っているらしく・・・
「う~~おしい・・・・」
と思って、後ろを振り向くと一人の60代ぐらいの人でカーディガンを羽織り、スカートをはいた女性が立ってふるらんを見ていました。
その女性がふるらんのところに寄ってきて
「あなた・・わかる人なのね」とニッコリ。
とっさにふるらんは
「この人もわかるんだ」と思って
「あ、少し」と答えるとニッコリ笑って
「ちょっとそこに座らない?お花も綺麗だから」と言って誘ってくれたので一緒に座りました。
その女性が
「何がわかるの?」と言われたので聞こえてきたことを話すと女性がクスクス笑って
「そうその通りよ。私はここの神社の近所だからよく知ってるけど。あなた、そこまでわかるのね」と笑いながら言いました。
そして・・
「それじゃぁ・・一つ質問していい?」と言うと
「なんですか?」とふるらんが言いました。女性は
「ここの神社さんの~~と~~~~の~~~がわかる?」と聞かれたので、さっき見えていたことを話すとその女性がふるらんに
「あなた・・師匠をさがしているんでしょ?」といい、
「その通りです」と答えると
「見つからないでしょ?」と言うので
「はい、そうなんです」と答えたら
「見つからないと思うわ。だって必要ないから」といいました。
「え?」と言うと
「あなたには師匠は必要ないのよ。パートナーは必要だけどね。きっとそのパートナーはあなたが尊敬できる人だから、その人が師匠みたいな感じになると思うわよ」と言いました
ふるらん
「パートナーより先に師匠が欲しいんですけど・・」というと
「今日ね、数日前からここに来るように言われたの。あなただったのね」と言いました。
そして続けて
「きっと・・あなたに‘もう師匠はいらない’って伝えるために私がきたんだと思うわ」と言いました。
ふるらん
「師匠・・いらないんですか」とちょっと残念そうにいうと
「ええ、要らないから。それよりパートナー探しをしなさいね」とニッコリ
ふるらん、
「それなら・・・そうします。ここで言われるものきっとご縁だと思って」と言いました。
そしてその女性が
「私も今日で辞めるわ」と言うので聞くと
「そろそろ仕事を引退しようと思って」と言うので
「もしかして・・・ですか?」と聞くと
「ええ。あなたと話をしていて、もう若い人も育ってきたんだ・・と思ったらそんな気になったの。いつも自分のけじめをつけようと・・思っていたけど、今日ついた気がしたわ」と言いました。
そして・・お互いに持ってきたお茶を飲みながら一息ついて空に広がる青い色をじ~~っと見ていました
そして、ふるらんの守護○さんが
「師匠は人であるとは限らない。すべてが師であり、学びである」と言いました
人は師でもあるが、人である。
師はいかなる時も師であるとは限らない。
人は人であるからにして、天命を免れない。
師である時も人であるから、その○を見抜かれる時もある。
職は得てして、その人格と同格とされるが
人はやはり○を超えられない。
~~することさえできない師もいる。
ならば、どうだ。
己を師として生きるの勇気があるか?
それを超えられるのであれば、自ずと己を師とするがよし。
しかし、人は師である前に人である。
師として生きるのであれば・・・~~を超えよ。
そうすれば師は必要なし。
人の師にこだわることなかれ。
師は・・・たくさん‘ある’のだから。