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何人目の『自分』・・・後編
②の「同じの年齢の女性」は怒りが強く、許せない気持ちに溢れていました。
激しく痛みを感じているのでそれを沈めるために押さえ込む心を強くしなければならないので、反動で人に対しての気持ちがなおのこと攻撃的でした。
心の痛みから生まれる憎しみのお話をずっとされていました。
私は、
「許せないなら許せないままでいる方がいいのですか?」と聞くと
「ええ、絶対許さない。自分が苦しんでも絶対に許さない」と答えるので
「相手を許さない自分をまた自分が苦しめているのではないのですか?」と聞くと黙ってしまったので、話してくれるまで待っていると
「あなた(私のこと)は人に何をされても我慢ができるの?腹は立てないの?」と聞かれたので
「普通に腹も立つし、頭にきていた時もありましたよ。でも…この道を進むと覚悟したので、我慢しているのです。
年を取ってくるにつれて、怒った後の自分が浮かんでくるようになって、それを感じていたら、無駄なことをしてまた無駄にしていると思って。
それと一番は神様と仏様を知っているからかな」と答えると
「神も仏も何もしてくれないでしょう?」と言われたので
「してもらうためにおられるのではないのを知っているの」と静かに答えると
「え?」と聞かれたので
「私たちは神様に(いろんなことを)するためにいるので」と答えました。
それは
「感謝」
そしてまた
「感謝」
永遠に続く深い
「感謝」
胸の奥底に神様との繋がりがあると思えば、来世に持って行くような怒りは神様の場所に一緒に置くのは良くないと思う。
起きてしまった事、
起こしたつもりは無いのにそうなったもの、
誰かが何かをしたものが自分に来たものなど、人は人の中で生まれる感情の中にいつもいる。
人の心の痛みはとてもわかる。
だからこそ自分に起きる感情は自分で始末しないといけない、と言う修行の道を歩いている。
(時々、う~とは思うけれど)
何もない日でも何か起きた時でも手を合わせていると落ち着ける時間を数分でも頂けるのは神様や仏様のお陰だと思っている。
怒りを生まないようにしていることを続けていると不思議にとっても良いことが起きる。
その恩恵として凄い奇跡を頂いている
だからいつも
「神様は見ておられる」と思っているし、
どんなに隠れていても
「見透かされている」と思っている。
(なにかしてしまったらごめんなさい、とすぐ謝りましょう)
私は怒りを生んで大変なことになった人を見ている。
怒りで自分の人生を壊して、周りを巻き込んだ人もいる。
精神的にも壊れてしまった人も。
生みたくないのに周りに生まされていることも見ている。
良くないものを生んでいると生んだものから当然ぐるっと回って自分のところへ戻ってくる・・
その想像以上に膨張する怖さも知っている。
薄暗く小さな部屋の壁のスミに膝を立てて頭をうなだれて、口をきつく閉じている前世の彼女の風景を伝えました。
冷え切った部屋にいる限りは心は温まらない。
もし良かったらお手伝いをするのでその部屋から出てみませんか?と声をかけ、
一人で立ち上がる気力もないと思うから、私が手を貸すので・・とお話しました。
頭を撫でると泣き始めた前世の彼女。
考えて、考えてそれでも答えなんてでない。
キズの癒やし方なんて知っている人は少ないし、自分ではできない。
やっぱり助けてくれる人がいなければ・・
「あなたの来世(今の彼女からすると今世)出会う男性があなたを向かえに来るとしたらどうします?」と聞くと
「そんなことが出来るのですか?」と聞かれたので
「すなおになれば実は見えるんです。心に疑念や信心が無い人には残念ながら見ることができません」と答えると彼女は自分の信心の心を確認していました。
(この辺からもう深くは書けないかも知れないので・・)
お会いできる方法をして、彼女が言うには
「この人、友達の弟です」
一度食事に誘われたそうですが、年下過ぎると思ってお断り。
「勇気を出しませんか?ほら手をさしのべてくれているのは私の手ではなくて男性でしょう?」と聞くと
「はい、そうです」と元気になりました。
私の会話が今世と前世が交錯しているでしょう
でもこの怒りを持っている彼女は今の彼女の前世。
その影響を受けているのは今世の彼女。
両方を癒やすには交錯が必要で
「自分は自分」という一致点に気がつけば“カギ”が解除された瞬間です。
このセッションは長かったです。
3人おられたので。
彼女はこう言われました。
「3人とも自分です。寂しい自分も、悲しい自分も苦しんだ自分も。
自分の声を聞けて自分が望んでいることを知りましたし、整理できました」と。
この後、友達の弟さんと食事に行き、お付き合いをしています。
実は憎んだ相手は今世の母親でした。
人間って不思議。
一番魂に強く刻んだ相手を引き寄せてしまうから
母を許すのはなかなか大変です。
理想的な母親という概念を持つ限りは硬くなってしまった心のまま評価してしまうので。
一人の人間としてなかなか見れないから。
ただ・・母親にもきっと前世の数人がおられるからということを彼女も理解していますからきっと許せる日が来ると思っています。