こんにちは、醒龍てす。
1月20日
ちょうど14年前に龍の忍者の記事を書きました。
前回記事はこちら
https://blog.goo.ne.jp/leecoo/e/a3fd72295a7a5a07c2b0567961d50d2b
主演の真田さんと言えば、第82回ゴールデングローブ賞で、見事テレビドラマ部門の主演男優賞を受賞されたばかり。ドラマ「SHOGUN 将軍」が見れないので(アニタDC以来解約してしまった!)ちょっと残念な気持ちですね。真田さんら日本人俳優が海外で評価されて良かったと思います。
その真田さんが忍者になってカッコいい顔がアップになっていた海外のDVDがあったんですね。海外デザインは割と良い物がありますけど、あの前回記事に書きましたHKレジェンドDVDは、とうに処分してしまったような気がしてました。が、なぜかまだありました(笑)
結局、コレが1番お気に入りディスクです。14年後のいま現在はといいますと、実はディスクがいろいろ増えてます(笑)
国内DVDは、あの記事を書いたあと無事購入できました。いつの間にか何枚か増えていて、特に嬉しいのが海外版ブルーレイ!
そして、韓国やタイのDVDまで仲間に増えてます(笑)。タイバージョンの音がかなり良くて、音だけならこれが良いかと。
実は台湾バージョンが1番長いけど、他のはPALだからね。
最近は2KとかのBDリリースの流れもある訳なんですけど、こんなのを望むのはちょっと欲張りでしょうか
国内で日本語入りBDが出ればいいかな?
最近は、時代に逆行して個人的レコードブームも来てまして、休日は近所のショップでレコードを漁ったりしています^^
シングルのレコードは本当に懐かしいアイテムでして、簡易的プレイヤーで主題歌など流して聴いています。
そういやこの映画の主題歌レコードを買ったのはいつだろう?
83~84年頃になるかな。この「LEGEND OF THE NINJA」という曲は、ゆっくりフェードインしてなかなか始まらないイントロ部分があたかも忍者が出没しそうな夜の静けさをよく表現していたと思う。
でも"Shaka Ninja" とはよく考えたなぁと思う。耳にこびりついて離れない♫
ちょっと当時を振り返ってみます。この作品が日本で劇場公開されたのは82年なのだけど、翌年になって「蛇鶴八拳」と同時上映もされ、それを是非とも観ようと友人共々4名で東映の映画館に行ったのでした。タイミング良くて、並びはしなかったけど、中はかなり混んでいて前の方の席が空いていたのでそちらへ。でも途中から入ったので龍の忍者の始めの方は見れず、オープニングも見逃してしまった。観たのは孫靖がちょうど孫悟空の格好をする場面からでした。あっという間に最後まで観終わると一応はハッピーエンドなのかな(笑)。ラストはピシッと締まってたし、まぁまぁ面白かった。
しかし、その時は真の面白さにまだ気付いていなかったのです。初めてみるアクロバティックな忍者アクションの映画だったけれども、真田広之主演で他の日本人俳優も出ていて、邦画としてライトな感覚で観ていたのだと思います。
真田さん、川の中での撮影続きで風邪ひいちゃったそう
なのでパンフも買わず(これは後になって友人に無理を言って譲ってもらうことになるのだが(苦笑))、正直あまり眼中に無かったのかも知れない。
結局、陳志峰という人がボーカルなのかどうかは不明だけど、いわゆる東映の主題歌ではクレイジーモンキーやモンキーマンと同じ歌手ではないのか。
そうこうしているうちにTBSで最初のテレビ放映があったんですね。83年だから公開からオンエアまでが随分と早かった。この吹替版はTBSで放送された後、フジの深夜枠でも放送されましたね。
私はこの深夜に放送したときの番組を標準で録画しておいたのです。残念ながら今はあまりやらなくなってしまった年末映画劇場での放送でした。
そうそう、火がついたのはもちろんこのテレビのオンエアを観てからになるんです。コナン・リーの声をアテたのは何と石丸さん!
このキャスティングは役にハマっているし、大正解だったなぁ。
とにかく石丸さん自身がノッてていい感じだし、何度聞いても「上手い!」と関心してしまう。最高だったと思う。
ちょっと脱線しちゃったりすると石丸さんの当時の香港映画の吹替は、TBSでは木人拳や秘竜拳、成龍拳と割と地味な笑いの少ない作品が多かった。(これは決して悪い意味ではないけどね)
その点、この映画はバカ明るいコナン・リーだからハマった訳なのです。
ところで、コナンリーは呉思遠がどこからか見つけてきた秘密兵器のマッチョマンである。名前の由来はシュワルツェネッガーのコナンから取ったもの。
当時はコナン・ザ・グレートという(これも好きな分野!)ファンタジー作品があったから多分そういうことなんだろうね。
コナン・リーの原語の声がこれまた広東語のジャッキーと同じ声の人!
(何だそうなんじゃないか(笑)。あちらでもそういう扱いだったんですね)
あとテレビではカットされている部分や、日本語のセリフがかなり混ざっていたことが改めて判った。
確かに真田さんが必死に汗かきながら広東語を喋っているシーンは印象的だけど、長い間吹替を観ていたせいかマヒしている。あれ?ビデオも日本語喋ってるじゃない。
広東語オリジナル全長版って書いてあるけどよく聞いてみるとこのビデオのセリフが
オリジナル(これもアテレコか!)と思うがテレビのセリフと似てはいるが微妙に異なっている。
映画の内容はいま冷静に観るとツッコミどころ満載の映画だが、子供に受ければ心配無用。呉思遠に騙されていたとしてもいい。
さて真のおもしろさはどこにあるのか。これを少し真剣に考えてみる。
忍者について福佐が若い頃、重病にかかった子供の孫靖を背負って、距離が30里というから約120kmを走ったという説明があり、忍者とは凄いのだ、並みの人間ではないのだ、というちょっとした筋立てではあるが、まずはそうしたところから見入ってしまう。
この細かい辺りから、引き付ける魅力が生まれているのではなかったのかな?
アクションの振り付けは当時の一流のものだろうけど、俳優自身が頑張っているというのもあって真田さんの意地も当然あったと思う。JACが絡んでいるし、大きいアクションはJACらしさを出している。そういうものが積み重なって完成度を上げている。途中までは(笑)
山道での丹四郎と福佐の会話のシーンは、この映画の中で好きなシーン。なぜ玄武が恨みを晴らさなければならないのか。その辺を考えさせるセリフである。
忍者映画は80年代、アメリカでショーコスギの「燃えよ忍者」が大ヒットしたのだから、その影響を受けているとも思える。忍者映画のルーツは果たしてどうだったのかなと考えてしまう。ただ、これほど好きな忍者映画は他にはないかもね。
では、乾杯!
おしまい
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