東北関東大震災の報道を新聞テレビで連日見ていると同情を禁じえず、遠くに離れ住む私達も気分が萎えぎみです。そんな中でも一歩一歩ながら状況が改善つつあるようです。瓦礫の中に物資搬入の道が確保され始め、灯油やガソリンも順番待ちの長い車列が出来ながらも少しずつ供給され始めた様子がテレビでも映し出されています。復旧が一日も早く軌道にのる様に祈るばかりです。
今日は気分転換と日頃の運動不足を解消しようと家から3、4キロの所にある愛宕神社までウォーキングをしました。今年は例年よりいつまでも寒く、春の訪れが遅いと感じていましたが、それでも季節は確実に巡って来ていました。街路樹は新芽を芽吹かせ始め、桜も一、二輪咲き始めている枝もあり、雪柳は満開でした。
神社入り口の坂道を進み階段を登り本殿でお参りをすませて、お庭に出ると博多湾を一望できる見晴らしの良い展望スポット(?)にでます。そこから見える博多湾は明るく、波静かで、完全な春の海の風情でした。のんびり海を見つめていると、この海がつい先頃、津波で三陸沿岸部を襲い多くの人命を奪い家屋を押流した同じ海だとは到底思えません。何かの本で読んだ「自然は恐ろしく、又優しい」という言葉を思い出したりしました。
しばしの休息の後、愛宕神社の裏道からマリナ通りに出て、愛宕大橋を渡り、百道浜に出ました。途中万歩計を見ると13500歩を示していました。久しぶりに10000歩以上歩いたので快い疲れを感じながら家路に着きました。
上の写真は愛宕神社より百道浜方面を写したもの、下の写真の左は能古島、右は志賀島