北欧旅行の時の現地のガイドさんのお話によると、ノルウェーには「トロル」と呼ばれている森の精、妖精がいるのだそうです。そう言えば車窓から見たノルウェーの針葉樹林帯には妖精でもいそうな、ロマンティックな感じがしないでもありませんでしたね~(笑)。
トロルは親切にする人には幸せを、怒らせるといたずらをする、そんな妖精で少し怖い存在でもあります。妖精というと可愛らしいイメージですが、トロルとして、よく描かれるのは鼻は天狗のように長く、髪はボサボサで、目だけがキラリと光る少し不気味なおじいさんの姿らしいです。そして変身能力があるのでどんな姿にも変身できる、何だかつかみどころがない妖精です。オスロやベルゲンの土産物屋の店先には大きなトロル人形がよく飾られていました。
トロルは太陽の光にに弱く、光に当たると岩になってしまうので、現れるのは夜の森なんだそうです。ノルウェーに岩山が多いのは、朝までに住みかに帰れなかったトロルが、岩になってしまったからと言われているそうなのだとか。
トロルは今もノルウェーの人々から親しまれ、ノルウェーでは、夜更かしをする子供達に「トロルが来るから早く寝なさい」と言ったり、 日常生活でふっと物が無くなった時などに「トロルのいたずら」と言ったりしているのだそうです。
フィヨルド観光の船乗り場のグドバンゲンのショップに、日本語版の童話『トロル坊や』がありましたので、孫へのお土産に買って帰りました。
この本には、姿、形は不気味で醜いけれど憎めないトロルと、ノルウェーの自然が魅力的に描かれています。
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