前回、前々回にこのブログでふれた『尖閣諸島・竹島が日本領土である理由がわかる本』の1章~3章のそれぞれの章の最後に、コラムと名付けられた1ページがあり、李承晩、朴正煕、李明博の3人の韓国大統領の人物短評が載っています。2章の最後は「清貧の独裁者 朴正煕」というタイトルのコラムになっています。それによると.....
<コラム>
軍人の朴正煕がクーデターで実権をにぎった1960年代の韓国は、政治の無能と朝鮮戦争により世界の最貧国と呼ばれ、汚職にまみれた官僚達のみが贅沢をする最悪の国であった。
朴正煕は貧農の出身であったが、日本統治時代であったことが幸いし、貧しい家の朴も小学校に通うことが出来た。その後優秀な成績で日本の陸軍士官学校を卒業し、戦後は韓国に戻り、韓国軍に入隊。1957年に陸軍大学を卒業して昇進を重ねた。
1961年のクーデター後、腐敗政治家の排除、治安向上の為の風俗店やヤクザの摘発と善政を行った朴だったが、共産デモに対しては弾圧に近い厳しい取締りを行った。
1963年に軍を退役し大統領選に出馬し当選。その後、急激な経済発展に導く政策を実行し、漢江の奇跡と呼ばれる経済成長へと繋がった。そして日本と日韓基本条約を締結、韓国に真の戦後をもたらした。酔うと陸軍士官学校時代に覚えた日本の軍歌を歌ったという朴は、個人資産が皆無の清貧な大統領であった。
竹島については、「日本と揉め続けるのであれば、いっそあんな島など爆破してしまえ」と発言したとも伝わっている。それは表には出さないものの、日本への親しみを隠し持っていた朴大統領の本音であったかもしれない..... と、こんな調子でコラムは結ばれています。
コラムに書いてある事ではないですが、今年の夏頃、朴大統領の長女で、韓国の与党「セヌリ党」の大統領候補公認が当時最有力視されていた朴槿恵氏が、父のこの竹島爆破発言で攻撃され、窮地にたっているとの新聞記事を見たことがあります。大統領在任中の竹島爆破発言が報じられたのは、ずっと後の2004年頃だそうで、韓国では7~8年前の報道を根拠に40年以上前の発言をめぐって攻撃しあっていることになりますね。不思議な国ですね~。
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