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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

カレン・ブリクセン博物館

2013年01月30日 | つれづれ

BS日テレの「大人のヨーロッパ街歩き」という番組で、デンマークの街歩きを放映していました。昨年の夏、北欧を旅行したのでデンマークには興味がありました。

私は、その肖像がデンマークの50クローネ紙幣になっている、カレン・ブリクセンという女性の名前は知っていましたが、番組の中でコペンハーゲン郊外にある、その肖像の主の「カレン・ブリクセン博物館」が紹介されていていました。

その時、番組を見ながら、「あっ、この人だったのか~」と気づきました。今までバラバラだったものが、この番組を観たことで一つの線になりました。
3 <カレン・ブリクセン博物館>

皆様は
ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープ共演のアカデミー賞受賞映画、「Out of Africa」(邦題は「愛と哀しみの果て」)をご覧になったことがありますか?あの50クローネ紙幣のカレン・ブリクセンはこの映画の主人公、その人であり、また原作者でもあったのです。
Photo <カレン・ブリクセン>

映画の主人公カレン(メリル・ストリープ)は20代でデンマーク貴族と結婚し、夫婦でコーヒー園を経営するためケニアに渡りましたが、まもなく結婚生活が破綻し離婚。アフリカに魅せられた彼女は、その後ずっと一人でコーヒー農園を経営、そして約20年後の46歳の時故国に戻り、その後小説家になりました。

映画は20世紀初めのアフリカを舞台に、女性一人でコーヒー農園を経営するという冒険と、彼女の前に現れるサファリーガイド(ロバート・レッドフォード)との愛を描いていますが、アフリカに魅せられ、アフリカで冒険と愛に生きた一人の女性の半生記であり自伝でもあります。


この映画を観たのは20年以上前でしたが、アフリカの雄大な自然と波乱万丈のストーリーが今でも強く印象に残っています。そしてこの映画の原作者は北欧の女性小説家で、自分の半生を書いたものであると、後で何かで読みました。

BS日テレの「大人のヨーロッパ街歩き」の番組の中で、コペンハーゲン郊外にある「カレン・ブリクセン博物館」が出て、カレン・ブリクセンはデンマークを代表する女性小説家で、映画「Out of Africa」の原作者でもあるとの説明が流れた時、「あっ、あの映画の主人公の博物館で、50クローネ紙幣の人だったんだ」と私の中で一本の線でつながりました。
50 <50クローネ紙幣>

番組によると、カレン・ブリクセンは1885年にこの家で生まれ、1962年にこの家で亡くなったのだそうです。古い家なので何度も改装されたそうですが、主な部屋の内装や調度品は彼女が暮していた時のままということです。そして1991年にカレン・ブリクセンの生涯と作品を展示する博物館としてオープンしたとのことでした。

又、番組によると彼女の博物館は、彼女がコーヒー農園を経営していたアフリカのケニアにもあるそうです。


(上の3枚の写真はネット上からお借りしました。)

 

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