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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

明けましておめでとうございます♪~

2014年01月03日 | 読書
 
明けましておめでとうございます。福岡市の三が日は、良いお天気で暖かく穏やかな2014年の幕開けとなりました。

皆様、お正月はどのようにお過ごしでしたか。私は大晦日から2日に掛けて大忙しでしたが、今日は静かな日常にもどりました。

とうとう昨年末に読み終わらなかった曽野綾子さん著の『人間にとって成熟とは何か』を、
この機会に読んでしまおうと手に取りました。
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曽野綾子さんは若い頃から好きな作家で、彼女の小説やエッセーをよく読みました。この本によると、曽野さんは1995年~2005年にかけて日本財団会長を務められたそうで、内外に多額の資金を配分する仕事で培った経験が、このエッセーを豊なものにしている様に感じました。

ただ、第六話の"「権利を使うのは当然」とは考えない"の項目で、ある国会議員の実名を挙げ、その子供さんの高額な医療費を、「権利としてではなく社会からの恩恵として感謝しなさい」と強い調子で非難されています。確かにそうですが、高額な医療費の発生は誰にでも起きる可能性のあることで、本の中で実名を挙げて感謝せよと迫る事ではないのでは、という気がするのですが...。

この本は、一話毎に多方面に話が飛ぶ「エッセー集」の様な本で、何かを感じたというような事は無く、あっさりとした印象を受けました。なので『人間にとって成熟とは何か』という重々しいタイトルよりも『〇〇エッセー集』の様な軽快なタイトルの方が良かったのではという気がします(出版社の戦略上そうなった?)。

昨年末から読めなくて気にかかっていたこの本を読み終わって、今は何となくスッキリした気分です 今年もどうぞよろしくお願い致します。

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