台中では「宝覚寺」に行きました。
このお寺は日本統治時代に創建された禅寺で、現在は古い木造の本堂を保護するために、コンクリート製の建物で覆われていて、ちょっと変わった外観になっています。
<建物で覆われた宝覚寺>
ここの境内には、金色のとてつもない大きさ(約30m)と柔和なお顔で人気の布袋様が鎮座しています。見上げると誰でも笑顔になりますね~(^-^) 布袋様の耳やおへそに触ると幸せになれるそうですが、高くて誰もそこまで届かないので、近くにさわれる小さな布袋様がいらっしゃいました。
このお寺の正門を入って左側の境内には、戦前台中で亡くなられた日本人14000人の遺骨が安置された「遺骨安置所」がありました。
又、同じ左側の境内には日本統治時代に日本軍属として戦い、亡くなられた台湾の方々、33000人の霊を祀った英霊鎮魂碑「霊安故郷」が建っています。
台座の横に置かれた日本語の説明書によると、この英霊鎮魂碑は日本軍属として靖国神社に合祀されている台湾の方々の御霊を、靖国神社の同意のもと、ここ宝覚寺境内にに招魂奉安されたものとのことです。「霊安故郷」とは“英霊よ、故郷に安らかに眠り給え”という意味で、この題字は李登輝元総統によるものでした。
毎年11月にはこの二つの慰霊碑の前で、慰霊祭がそれぞれ行われているそうです。私は宝覚寺では金色の布袋様よりこの二つの慰霊碑の方が心に残りました。
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