スロベニアではもう一つの観光スポット、ポストイナ鍾乳洞を見学しました。「カルスト地形」という言葉を聞いたことがありますが、その「カルスト地形」の語源となったのがスロベニアのカルスト地方だそうです。
石灰岩に覆われた大地に雨水が沁み込み洞窟や鍾乳洞を作りだす地形で、スロベニアは「カルスト地形」の宝庫として知られ、世界中のカルスト研究の中心地なのだそうです。
私達が見学したポストイナ鍾乳洞は世界第2位の規模の鍾乳洞だそうで、山口県の秋芳洞の様な感じを想像していたので、その規模の大きさに驚きました。
鍾乳洞の入り口から、かなりのスピードで走る200人乗り位のトロッコに約10分位乗った後、音声ガイダンスの説明を聞きながら歩いて洞内を見学しました。中は10度位でかなり寒いと聞いていたので、少し厚手のジャケットを着ての見学でした。
<ポイストナ鍾乳洞入口>
洞内は広く美しく幻想的で、今まで見たものとその規模が全然違っていました。1000人以上の人々が集まってコンサートが出来る広場もありましたよ。音響効果がすごいでしょうね~。また洞内には広々としたショップなどもあります。
<洞内のショップ>
この鍾乳洞の最大の見どころとなる鍾乳石は、巨大ソフトクリームに似た形の真っ白い鍾乳石で、白くなめらかな表面が暗闇に輝くところから「ポストイナのダイヤモンド」と呼ばれているそうです。数十センチ横にある鍾乳石は赤茶けた色なのに、なぜこれだけが真っ白になるのか不思議ですね。
<「ポストイナのダイヤモンド」>
こんなに地中深いところに来ているので、地震などあっても誰も助けに来てくれないだろうな~などと思いながら移動していた時、突然照明が消え洞内が真っ暗になりました。ほんの数秒でしたが怖かったです。
あとでガイドさんが言われるには、照明のない洞内は実際はこんなに暗いんですよと理解させる為に、この様なことを時々するのだとか...。ホントかな?