ポストイナ鍾乳洞観光の後、スロベニア、クロアチア間の国境を通過してクロアチアのリエカという街のホテルに宿泊しました。
スロベニアは2004年にEU加盟、クロアチアは2013年にEUに加盟しています。なのでこの2国間の移動は自由で国境検査無しだと思っていました。
ところがそうでは無いんですね。シェンゲン協定というヨーロッパの国家間において国境検査無しで国境を越えることを許可する協定があり、EUと混同されがちですが、EU加盟国=シェンゲン協定加盟国ではなく、EU加盟国の中にシェンゲン協定に加盟していない国があり、そんな国の一つがクロアチアなのです。ですから、スロベニアからクロアチアに入るには国境検査があるという訳です。
下が高速道路上のスロベニア側の国境です。この日は特別なことはなくバスに乗っているツアー客全員のパスポートを集めて、運転手さんがブースの中の国境検査官に持って行き、スタンプを押してもらってそれをバスに持ち帰り何事もなく通過できました。
<スロベニア側国境>
数百メートルの緩衝地帯の先にクロアチア側の国境があり、この時も先程と同じ様なやり方で割合簡単に入国できました。添乗員さんが言われるには、簡単に通過できるかどうかは国境検査官の考え方によるところが大きく、検査官がバスに乗り込んできて一人ひとり調べることも多々あるそうなのです。私たちのツアーはラッキーだった様ですね。
<クロアチア側国境>
付け加えるとスロベニアはユーロでしたが、クロアチアの通貨はユーロではなくクーナでした。1クーナは大ざっぱにいうと約20円位です。ユーロ加盟国であっても通貨はユーロでない国もあるんですね。
リエカという街は宿泊しただけで観光はしていませんが、クロアチア北部のアドリア海に面した港町でした。翌朝ホテルの周りを歩いてみましたが、街の中心部には立派な石造りの建物が並び、多くの人々が忙しそうに行き交う活気に満ちた港町のようでした。
<街の中心部>
<街の中心部>