パリの通りを歩きながら道の両側の建物を見上げると、ほとんどの建物の窓がフランス窓になっています。いつもあの窓はどんな仕組みになっているのだろうと思いながら、見上げていました。
<フランス窓>
今回が4回目のパリですが、今までは秋、冬、初春で寒い時期の旅行だったのと、滞在が一週間程だったので朝早くホテルを出発し暗くなってから戻るという明け暮れで、ゆっくり部屋の窓を開け閉めすることがありませんでした。今回は夏の時期に2週間の滞在なのでゆとりを持って過ごすことが出来、朝起きるとフランス窓を開けるという楽しい作業から一日が始まりました!
部屋の中から見るフランス窓は、床にかなり近い部分から窓になっています。日本でいう掃き出しガラス戸に近い感じですかね? 開ける時は観音開きになっている窓を内側に開けます。そして天井近くまでが窓です。光を出来るだけ取り込めるようにこんなに大きな開口部になっているのでしょうね。又、非常に頑丈な造りで重く、開け閉めするのに少し力がいりました。
窓のカギはこんな風に縦にすると閉まり、横にすると開きます。日本と反対ですね。
不思議なことに、夏のこの時期の朝に窓をしばらく開け放っていても、パリでは虫などが入ってくることがありませんでした(パリには蚊はいない様ですね)。日本の窓には普通網戸が付いていますが、パリのフランス窓には網戸はありません。
ホテルはサントノレ通りに面していて、前はミッソーニのブティックでした。このブティックのショウウインドウのマネキンが、私達がパリに着いた7月27日頃は夏物を着ていたのが、帰る8月9日頃はいつの間にか秋冬ものになっていました。季節の移ろいを感じましたね。