日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

トルコのテーブルクロス

2014年01月09日 | つれづれ

今年のお正月に子供達家族が集まった新年会の席のテーブルには、下の写真のテーブルクロスを掛けました。
Photo

このテーブルクロスは2011年の秋にトルコを旅した時に、カッパドキアのお土産物屋さんで買ったものです。

カッパドキアは約6000年前の火山噴火で堆積した火山灰が、長い年月をかけて侵食され出来た奇岩群があるところで、幻想的な風景が広がっていて、トルコ観光のハイライトともいえる場所です。

色々な奇岩群を見て回りましたが、その奇岩群の中の所々に土産物屋さんがあり
、その中の一軒の店先に、このテーブルクロスが並べてありました。この店の商品は玄関マットやテーブルクロス、テーブルセンター、手編みレースのドイリーなどが主で、ご夫婦でやっておられる土産物店のようでした。

鮮やかなブル地ーにトルコの国花であるチューリップを図案化した模様が織り込まれた、このテーブルクロスにすぐ目がいった私は、早速値段を交渉してみました(トルコでは一応値札は付いてはいますが、実際は交渉によって値段が決まるようです)。
Photo_2

店の奥さんは簡単な日本語を話せ、値段を日本円で交渉するのですが、8000円だったものがすぐ4000円になりました。その値段で買えばいいのに「3000円にしてくれない?」と言ってみました。「ダメ」ということでしたので、その場を離れ次の奇岩群の観光に移りました。

色々な奇岩群を見学している間に、先程のテーブルクロスの事はすっかり忘れていました。そして数時間後、奇岩群の見学が終わり観光バスが発車する間際に、先程の土産物店の奥さんが、このテーブルクロスを持ってサッとバスに乗り込んでこられ、「3000円でいいから買ってほしい」と言われたのです。すっかり忘れていた私は突然のことで驚きましたが、3000円を払い買い求めました。

その後、バスの中で旅のお仲間の奥様方や添乗員さんに「いい買い物をされたわね~」などと言われ、その場は満足したのですが、日本に帰ってよく考えてみると、カッパドキアで小さな土産物屋さんを経営している、ご夫婦の言うなりの4000円で買ってあげればよかったなぁ~という気持ちがしきりにして来るのです。夫にこのことを言うと、「3000円でも充分儲けてる、気にするな」と言うばかりで、
取り合ってくれません(笑)。

このテーブルクロスは生地も厚く、手持ちのこげ茶色のランチョンマットと組合わせると華やかなセーブルセッティングになり、とても気に入っていますが、広げるたびにカッパドキアでのやり取りを思い出し、小さな心の痛みを感じる私です。

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薄暮の三社参り記

2014年01月06日 | お出かけ

夕方4時近くに三社参りに出掛けた
福岡市のメイン通り、明治通りを西新辺りから東へ
鳥飼神社にまずお参り、家内安全を祈る
夕方で人気神社ではないので人影もまばら
Photo <鳥飼神社>

大濠公園方面へ進む
途中、こんな素敵な門松を立てているオフィスも
お正月らしく華やかでいい感じ
Photo_2

大濠公園は沢山の人出
みんな思い思いに過ごしてる
犬の散歩、ジョギング、ウォーキング
ベンチに腰掛けたり、腕を組んで歩いているカップルも
向こう岸の浮御堂がキレイ
Photo_3 <浮御堂>

大濠公園を通り抜け護国神社へ
いつ見てもここの木製大鳥居は立派だ
お参りを済ませ、花
みくじを引く
吉が出た、何となく安堵
薄暗くなり、お参りの人がホントに少ない
夕方なので入り口付近の出店も店じまい
Photo_4 <大鳥居>
Photo_5 <本殿>

再び大濠公園を通り抜け西公園へ
辺りはいつの間にか夜の気配、街明かりがキレイ
暗い西公園の坂道と階段を上がり、光雲(てるも)神社へ
ここは福岡藩祖黒田如水と、初代藩主黒田長政を祭る神社
Photo_6 <光雲神社本殿>
お参りを済ませ辺りをみると、社務所には人の気配
境内は明々と照らし出されてはいるけど、お参りの人は無し
車が入って来た、お参りの人らしい
何だか、ホッ

鳥飼神社、護国神社、光雲神社と三社参り完成
夜になってしまったからか、三社とも
人気神社ではないからか
お参りの人がホントに少ない
大宰府天満宮や櫛田神社は夜になっても
お参りの人でいっぱいだけど...

ここから、ももち浜のTNCめざしてもう一頑張り
TNCの中の美味しいお寿司屋さんで夕食のつもり
ところが行ってみると店休日の札が...

で、情けないことにマックで夕飯となってしまった
年明け早々、
ひどい事になったもんだ、ついてない

家に帰り着いたのは夜9時ちかく
万歩計は19000歩を差していた
三社に無事お参り出来、感謝しなければいけないのに
何となく物足りなさを感じるのはなぜだろう

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明けましておめでとうございます♪~

2014年01月03日 | 読書
 
明けましておめでとうございます。福岡市の三が日は、良いお天気で暖かく穏やかな2014年の幕開けとなりました。

皆様、お正月はどのようにお過ごしでしたか。私は大晦日から2日に掛けて大忙しでしたが、今日は静かな日常にもどりました。

とうとう昨年末に読み終わらなかった曽野綾子さん著の『人間にとって成熟とは何か』を、
この機会に読んでしまおうと手に取りました。
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曽野綾子さんは若い頃から好きな作家で、彼女の小説やエッセーをよく読みました。この本によると、曽野さんは1995年~2005年にかけて日本財団会長を務められたそうで、内外に多額の資金を配分する仕事で培った経験が、このエッセーを豊なものにしている様に感じました。

ただ、第六話の"「権利を使うのは当然」とは考えない"の項目で、ある国会議員の実名を挙げ、その子供さんの高額な医療費を、「権利としてではなく社会からの恩恵として感謝しなさい」と強い調子で非難されています。確かにそうですが、高額な医療費の発生は誰にでも起きる可能性のあることで、本の中で実名を挙げて感謝せよと迫る事ではないのでは、という気がするのですが...。

この本は、一話毎に多方面に話が飛ぶ「エッセー集」の様な本で、何かを感じたというような事は無く、あっさりとした印象を受けました。なので『人間にとって成熟とは何か』という重々しいタイトルよりも『〇〇エッセー集』の様な軽快なタイトルの方が良かったのではという気がします(出版社の戦略上そうなった?)。

昨年末から読めなくて気にかかっていたこの本を読み終わって、今は何となくスッキリした気分です 今年もどうぞよろしくお願い致します。

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