お正月の大きなポスター 小津安二郎/笠智衆『父ありき』＝司葉子『秋日和』

　

新年明けましておめでとうございます。
様々な感染防止対策をして営業しておりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。m(__)m

店内に飾ってある大きなフランス版のオリジナルポスター、新年は小津安二郎監督作品でスタートしました。
『父ありき』は2005年のカンヌ映画祭で特別上映された時のポスターで、まだ若いけれど「御前様」の雰囲気が出ている
笠智衆さんがポイントです。
『秋日和』は1970年代にフランスで初公開された時のポスターです。小津監督の名作『晩春』の母娘バージョンのような物語で、
映画をご覧になるとフランス人のツボが分かるデザインになっています。

12月の大きなポスター③『キャロル』

店内に飾ってある大きなフランス版のオリジナルポスター、
12月の3枚目はケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの『キャロル』です。
クリスマスが近いのでチョイスしました。m(__)m

12月の大きなポスター② ジョン・レノン『イマジン』

店内に飾ってある大きなフランス版のオリジナルポスター、
12月の２枚目は、1988年にイギリスで製作されたジョン・レノンの自伝的映画『イマジン』です。
ジョン・レノンの命日の12月８日前後か、名曲『ハッピークリスマス』の合わせてクリスマス前後に
毎年飾っているので店内で見かけた方も多いと思います。
日本とフランスでは完成早々に劇場で上映されましたが、多くの国では残念ながら劇場公開されずにビデオ発売のみでした。
でもこの映画、撮影監督がネストール・アルメンドロス！（自然光の美しさを充分に生かした、エリック・ロメールの
『海辺のポーリーヌ』やトリュフォーの『日曜日が待ち遠しい！』を撮影した人）ですので、映像の美しさは
ビデオでは絶対に堪能できないと思います。😭　

あと、『クレイマー、クレイマー』でダスティン・ホフマンがフレンチトーストを悪戦苦闘しながら作る名場面も
アルメンドロスが撮影してます。m(__)m

12月の大きなポスター ルキノ・ヴィスコンティへのオマージュ

店内に飾ってある大きなフランス版のオリジナルポスター、
12月は、1980年代にパリの骨のある名画座が主導したヴィスコンティ監督作品の特集上映会の告知ポスターです。
ルキノ・ヴィスコンティ監督は『山猫』や『ベニスに死す』などを撮ったいわゆる名匠の１人です。
映画が大好きなフランス人はヴィスコンティへの「尊敬、敬意」を込めてこの上映会を『ヴィスコンティへのオマージュ』と
表現していました。

明治29年の11月末～12月初めに日本で初めて映画が上映されたのを記念して、12月1日は「映画の日」と制定されています。
そんな訳で、オイラ的に撮影中にカメラを覗く姿が最も映画監督らしいと感じるヴィスコンティ監督関連のポスターを
「映画の日」に飾りました。

11月の大きなポスター ジュネ＆キャロ『デリカテッセン』

沖縄県からの時短営業要請が解除されましたので、
11月1日からは予防対策をしながら23時30分まで営業しております。
尚、テイクアウトのライオン・デリも元気に継続中です。

店内に飾ってある大きなフランス版のオリジナルポスター、
11月は、ジャン＝ピエール・ジュネとマルク・キャロの初期の作品『デリカテッセン』です。
映画ラストで、水から逃れた主人公が屋根の上で楽器を奏でる心境と、
長期に渡った休業・時短要請が解除されて、久々に通常営業ができる今のオイラの心境を重ねてチョイスしました。m(__)m