船上にて 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:1997-02 |
今日読み終わった本は若竹七海『船上にて』です。
若竹七海の作品は全部読んでいて、なかなか新刊が出ないって
思っていたのですが
てっきり読んだ事があると勘違いしていたようで
この本の表紙で、読んだ事あると思っていたけど
一応、中身を確認しようと、読み出したら
なーんと読んだ事がなかった本でした。
発刊が1997年です。古かったからてっきり読んだと思っていた。
年間200冊以上読んだ事もあるので
ドサクサに紛れた一冊なのではないかと思う。
短編集です。一つ一つに味があるのですが、途中辛くなりました。
悪意的な感じのものや、ハッピーではない終わりは
結構、楽天的な私としては辛く感じるのですね。
世の中が楽しくない事が多いのだから
せめて本の世界では、絶対に正しい者が勝って欲しいんですよ。
正しくない事をしている人は、どうやってその事を
バランスとっているのだろう?
過ちを犯しているのであれば、止めれば良いのに
知っていて続ける。得を得た不正なのに得を続けようとする。
必ず、その時には他の者が犠牲になっているのに。
例えば、今回の中国という国、
石油が出るのが判ったらキュウに自分の国の物って
あれ、どう考えてもまともではない。
日本で生まれ育った私から見たら
なんで、あそこまで恥ずかしい事をしていながら平然と
自分が正しいような顔をしていられるのだろう。厚顔無恥だと思う。
確かに一個人が同じ事をやれば犯罪だけど
国という括りになると、そうでなくなるのが不思議だ。
一個人では殺人なのに、同じ事を国がやれば戦争となるわけだし
何万人と敵を殺せば英雄になるのだ。
国ってなんだろう?何故、そんな括りが出来てしまったのだろう?
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