ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

チョコレートファイター

2019年08月29日 | 日記(?)
先日、BSのどっかで「チョコレートファイター」という映画の放映があった。
もう10年ほど前に作られた映画なのだが、一時この作品を探したことがあった。
いつか忘れていたが、BSの番組情報で見つけて、録画して見た。

タイの、いわばカンフー映画で、当時かなり評判になったが、日本ではあまり話題になっていなかった。
主演は女性で、映画を見る限り最強のカンフー使い。
相当に鍛錬したことは、映画を見れば一目瞭然である。

あらすじは単純で、特に書くほどのことはない勧善懲悪もので、
主演女優のアクションシーンがすべてという映画である。
最後のエンドロールは、ジャッキー=チェンの映画でよくあるように、
この映画のメイキングフィルムになっているが、これまた凄まじい。

ジャッキー=チェンが、彼のアクションシーンの素晴らしさについてインタビューを受けたとき、
成功の秘訣について、「ガマンだ」と、一瞬のけぞるようなコメントをしたという話があるが、
まさに、それを地で行くアクションシーンの数々であった。
主演女優は小柄で華奢な体つきにもかかわらず、圧倒的な存在感を放っていた。
機会があれば、是非ご覧になって欲しい。


DVDのタイトル

香港のカンフー映画と一線を画すタイのアクション映画を世に知らしめる一作。
国技ムエタイの要素を各所に取り入れ、ブルース=リーへのオマージュと思えるシーンもあり、
出色のアクション映画でした。
ちなみに、阿部寛も出演していて、寡聞にもそのことを知らずにびっくりしたのであります。

私は、昔からの映画少年(今はそうでもない老年)でありまして、
熊本市内にあった名画座にもよく通ったものである。
オードリー・ヘップバーンの大ファンで、「ローマの休日」はもちろん、
200分以上の大作、トルストイ原作の「戦争と平和」も名画座で見た記憶がある。
その後に、ソ連で製作された「戦争と平和」も見た記憶があるが、残念だが定かではない。
この映画をきっかけに、ロシア文学を読みあさる読書少年となったのはおまけか。


DVDのタイトル

昔々の話だが、学生時代に一学年上の学科生の女性と、図らずもデートすることになった。
天文館の喫茶店でコーヒーを飲んで、映画に行くという、測ったようなデートコースで、
どの映画にしようかと話し、「なんでもいいよ」という彼女の言葉に、
私はうかつにも、三船敏郎と石原裕次郎が出ている時代劇を選んでしまった。

まさに一生の不覚で、映画を見ている最中にも、自分の選択をウジウジと後悔したものだ。
もう一つの恋愛ものの洋画を選んでいたら、その後にバラ色の人生が待っていたのか、
今となっては誰にも分からない。
というような失敗談も過去の映画鑑賞にはあって、なかなか奥が深いのであります。

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再びサパに来ました 6

2019年08月03日 | サパ6人旅
7月16日(火)

もう帰るだけという日になった。
早朝4時半に皆さんにモーニングコールを掛けて起こす。
5時過ぎにフロントに行き、チェックアウトの手続きをする。

迎えに来たバンに乗り込み、5時半前にはホテルを出る。
この朝も、朝食をとれないので、簡単な弁当を作ってくれていた。
部屋は若干狭いけど、いいホテルでした。
ロケーションとスタッフのホスピタリティが最高です。

6時過ぎにはノイバイ空港に着く。
前日にWEBチェックインをしていたので、スムーズにチェックインできたが、
荷物は羽田で受け取ることに。
さすがに熊本空港までは行ってくれなかった。

映画を2本見て、羽田に着く。
熊本便への預け荷物は、自動の預け機を使うが、これが分からない。
老人には暮らしにくい世の中になったもんだ。
隣にいたきれいな御夫人がいろいろと教えてくれたので、それも悪くないか。


羽田の待合ゲート。日本に帰って、皆ホッとしています

羽田を夕方の便で熊本に飛び、車を受け取って帰り着いたのはもう夜の9時だった。
ベトナムに6人できたのは2回目だが、そのどちらもハプニング満載でした。
サパの棚田は忘れても、ハプニングだけはいつまでも記憶に残るでしょう。
いい旅でした。
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再びサパに来ました 5

2019年08月02日 | サパ6人旅
7月15日(月)

実質的には、今日が最終日になる。
サパエクスプレスのビジネスクラスバスでハノイまで移動する。
6時にロビーに降りると、まだ電気も付いていなくて誰もいない。
フロントに向かって、「ハロー」と大声で呼びかけると、
入り口付近に、ロビーの椅子を集めてベッドを作って寝ていたスタッフが目をこすりながら起きてきた。

彼がフロントスタッフを呼んでくれ、チェックアウトの手続きを取る。
ホテルを出ようとすると、目擦りしていたスタッフが、6人分の朝食弁当をくれた。
ソフトフランスパン(これが美味かった)やゆで卵、チーズなど、水も付いていた。
カームオン(ベトナム語でありがとう)。予想していなかったので嬉しかった。

サパエクスプレスのオフィスまでは徒歩10分くらい。
早朝から降っていた雨が止んだので、歩いて行くことにした。


サパエクスプレスオフィス付近。サパの街中の入り口になる三叉路


サパエクスプレスの看板文字が見える(緑色の看板)

爽やかな空気の中、汗もかかずにオフィスに着き、スタッフに名前を告げると、
既に、全部で16人定員のバスの、前から両側の3列を我々のために確保しておいてくれた。
これも事前にメールでお願いしていたからだろう。


真ん中通路で、両側に6席、最後尾が4席の贅沢な空間。
座席もゆったりとして快適な移動でした。実質5時間の移動も苦にならなかった

ラオカイまでは普通に下って、そこから新しくできた高速道路に入る。
日本の高速道路とは比べようもないが、信号はないので速い。
途中停まって、立ちションしているドライバーや、
集落と学校の道を寸断された中学生が、高速道を横断しているなどは愛嬌か。


ベトナムの高速道路

話によると、ハノイとハロン湾にも高速道路ができて、日帰りが楽になったとか。
ハロン湾には、もう2回行ったので、行くつもりはないが・・・。

途中高速を出て、30分の休憩を取り、ハノイに着いたのは12時30分前後。
最初はハノイオフィスに停まるのかと思っていたが、サパで乗るときにホテルの名前と場所を聞かれ、
ハンガイ通りとの交差点で下ろされ、車掌の指示通り歩くと5分ほどでホテルに着いた。

ホテルには少し日本語の分かる女性スタッフがいて、預け荷物を運んでくれ、再びチェックイン。
早速昼食に出る。私がいつも利用するコム屋である。
徒歩10分もかからない場所だ。
1階は満席だったので、上に階段を上った。
2階は洗い場なので、3階かと思ったらここも満席で、ついには4階に通された。

1階で注文していたおかずが次々と運ばれて、テーブルにのらないほどだった。
ハノイビアも来て、再会のハノイに乾杯。
トマトの肉詰めや魚の煮付け、タケノコの炒め物、モーニンググローリーの炒め物にスープ、
もう一品あったかな、白飯(コム)は付いてくる。

とても食べきれなくて、満腹になって店を出る。
ホテルでしばらく休憩するが、私は毎回通ったスーパーマーケットの確認に行く。
なんと、フォーシーズンズホテルの建設中で店はなくなっていた。
ホテルへの帰り道、別な道を通っていたら別なスーパーを発見。
希望があればここに来るか。

4時過ぎから激しいスコールが来て、なかなか降り止まない。
予定では、夜はビアホイに行くつもりだったが、往復1.5㎞くらいあるので、体調を考えて中止した。
美味いフォーを食べたいというので、ホテルのスタッフに聞くと、
フォー10という店を紹介された。宿から15分くらいか。

その前に両替したベトナムドンが余りそうなので、1家族当たりに2,200,000ドン(1万円)を返金。
土産を心置きなく買ってください。

まずハンガイ通りに出て、まっすぐ西へ行き、2つめの信号を左折すると右側に店はある。
ハンガイ通りに出るとすぐに大きな土産物屋があって、N氏が欲しがっていた面がある。
この店で、大喜びで皆さん買い物をして、帰りにまた買おうという話になった。

フォー10は客でごった返していて、待ち客も多い。
6人連れの我々はいつ食えるか分からないし、雨もまだ降っている。
と、隣にやはりフォーの店がある。空いているからここにするか。

2階に通されて、フォーボーを2杯と焼きフォーボーを2杯頼んで、あとはハノイビア。
最後の夜に乾杯して、フォーに箸をつける。
残念ながら、この店に客が少ない理由がよく分かる味だった。

10回以上ベトナムに来て、いろんなところで、いろんなフォーを食べたが、
最も美味しかったフォーボーはダラット市場横のフォーボー専門店。
また、焼きフォーボーはビアホイハノイの並びの小さな店。

そして今回のこの店は、多分最も不味い店だった。
スープも麺も不味く、特にスープの味は最低だった。
隣の繁盛店の余った客という、おこぼれに胡座をかいているだけの店と言っても過言ではない。

N氏と私はドンホー版画の店を探したかったので、4人と別れるが、店は見つからなかった。
途中、4人は先ほど寄った店に行くと聞いていたので、寄って見るも誰もいない。
ホテルに帰るも、スタッフが皆さんはまだ帰っていないという。
私の部屋で話しながらしばらく待つと、途中道に迷ったと言って帰ってきた。

明朝は5:30チェックインなので、4:30に起こしますと言ってお休みする。
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