7月12日(金)
7時からの朝食だが、8時ツアー出発なので、10分ほど早く朝食会場の屋上に行く。
ホアンキエム湖を望む朝食会場は、10脚ほどの椅子のある狭いスペースで、我々6人が入ると急に窮屈になる。
この宿は典型的なミニホテルで、エレベーターを挟んで前後2室の、2階~6階までの計10室のホテル。
私夫婦の部屋は5階なので、ホアンキエム湖を望むことができる。
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朝のホアンキエム湖
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朝食は、品数はそれほどでもないが、なかなか美味しかった。
今夜のハノイ駅発のラオカイ行き列車に乗るので、朝のうちにチェックアウトをしておく。
チェックアウト中に日本語ガイドが迎えに来たので、彼に以下のことを通訳をしてもらった。
まず、ツアーの前にサパまで持っていく荷物と、15日にハノイに帰るまで預かってもらう荷物を頼み、
午後8時頃に7シートのタクシーを呼んでもらうことなどを頼んだ。
ツアーは15人乗りくらいのバンで、まずはハノイのオペラハウスの横を通って、ニンビンへ向かう。
最初はかって短い間都があったホアルーの遺跡に行く。
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遺跡の入り口で記念撮影
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もう一度記念撮影。この後暑さのため2人脱落。4人で観光して、出たところで合流
車で5分くらいの移動で、昼食会場に着く。
昼食は、ツアー客が相手のレストランらしく、定番メニューらしきセットがどんどん出てくる。
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中央部の鉄板で焼けている山羊の肉は美味しかった
昼食後、早めにチャンアンの船着き場に行く。
男3人、女3人で小舟に分譲していざ2時間のボートツアー。
ほとんどが女性の漕ぎ手だが、女性の船は年配の男性。
どうやら、女性の漕ぎ手の方がベテランらしく力強い。
ライフジャケットを着けて、いざ出発。
いくつか洞窟をくぐり抜けて、結構きれいな水を湛えた川を進みます。
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最初の洞窟
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出口です
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女性陣の船
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あの東屋で、音楽の演奏があっていました
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長い洞窟には照明もあります
約2時間の船巡りは、好天の日差しとライフジャケットによって気分が悪くなるほどの暑さだった。
途中、船内のパドルを使って船を漕いでみたが、後ろの女性船頭さんの艪さばきのリズムは予想外に速い。
結局2人のパドルサポートはあまり役に立たないことが判明。
暑さに参ったころ、ようやく船着き場に到着する。
ところが、Y夫人の様子がおかしい。
後で判明するが、熱中症の一歩手前だったようだ。
帰りのバンの中で、体が熱いということになり、看護士経験のあるN夫人の指示で、
途中の店で冷えたペットボトルの水を5本仕入れて、脇の下や首の後ろに挟んで体温を下げる。
少しずつ水も補給して、30分ほど走る間に、ようやく回復された。
下手をすれば病院に行く事態になったかもしれないが、
帰り着くころには、ほぼ正常な状態になったようで、皆安心した。
早めにチャンアンを出たので、午後5時前にはハノイ市内に到着した。
ホテルはチェックアウトしているので、取りあえずはホアンキエム湖畔にあるビルの4階、
ハイランドカフェでお好みの飲み物を飲んで、1時間以上粘らせてもらう。
Y夫人もすっかり回復したようで何より。
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冷房の効いた店でご機嫌な女性軍
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カフェのテラス席から見たロータリー。目の前のビルの裏手にあるホテルだった
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テラス席の(後ろ姿から想像するに)美女が一人物思い
計画の段階では、カフェからちょっと歩いたところの庶民的海鮮店での夕食だったが、
あいにくエアコンが効いている店ではないのと、ほんのちょっとでも近い店をということで、
前回来たときに目にとまった、ハイランドカフェから徒歩2分の「ラップ&ロール」に行った。
チェーンの飲食店で、春巻きの皮で何でも包んで食べるというスタイルの店だ。
ホーチミンにのデタム通りにあった店に一度入ったことがある。
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普通の生春巻きや、揚げ春巻きはもちろん巻いてあるが、魚のフライやバインセオも、
ブンチャーという米麺や生野菜を一緒に春巻きの皮に巻いて、タレに漬けて食べる。
まさにラップ&ロール(包んで巻く)の店である。
生春巻き以外は、ほぼ好評でした
午後7時半に店を出て、ホテルに帰る。
預けた荷物を出してもらい、サパに持って行くバックパック以外のトランクなどは再び預ける。
7人乗りタクシーを呼んでもらうが、金曜日の夜で、いたるとこ歩行者天国になっていて、車は大混雑。
今日の勤務を引けた女性スタッフが、ハンガイ通りまで行って待ちましょうと言うので、ホテルを出る。
10分ほど待つが来ない。何台か7人乗りタクシーが過ぎるが、すべて満車。
4人乗りの空車はあるものの、分かれて乗るのは不安である。
しかしスタッフが電話をしたところ、空車がないようで、2台に分乗して駅に向かうことに。
実は分乗を私が心配した理由は、ラオカイ行きの列車がハノイB駅から出ることだった。
ハノイ駅といえば普通はハノイ本駅のことで、線路とかホームを挟んで反対側の通りに面している。
北部方面はハノイB駅から出るのだ。
最初に来たタクシーに3人を乗せ、ホテルのスタッフには、くれぐれもハノイB駅に行くようタクシーに言ってもらった。
呼んだ2台目のタクシーはそれから15分ほどしてきたので、ハノイB駅に向かってもらった。
滞りなくハノイB駅に着いたので、早速パンプキン号のオフィスで列車のチケットをバウチャーと交換する。
タクシーで先着しているはずの3人を探していた奥方とY氏が、「3人がいない」と言う。
いそうな所を全部探したがいない。
これだから、タクシーを分乗したくなかったのだ、なんて言っている場合ではない。
考えられる事態はただ一つ。タクシーが間違えてハノイ本駅の方に行ったのだ。
2人には待ってもらって、私一人で改札付近にいるお姉さんに無理を言って、ホームに出る。
ホームと6本ほどある線路の向こうに本駅はあるはずだ。
2,3ある待合所をホーム側の窓から確認するが、見当たらない。
2度ほど行き来して、一番人の多い待合室の端の席に座っているY夫人らしき顔を確認。
改札口は昔に比べて厳重になっていて、駅員に説明して通してもらおとしても、英語が通じない。
気持ちは焦るが、ホームから待合室には入れない。
ちょうどそのとき、ホームにいた駅員が専用通路から待合室に入ったので便乗して中に入った。
とがめる声が後ろでしたが、構うものか。
やっとY夫人に会えて、N夫妻はどこにいるか聞いたら、外で我々が着くのを待っているという。
2人に声を掛けて、取りあえず移動しましょうと、説明を省いて改札に行く。
ところがここでまた駅員ともめる。
チケットを見せて、通してくれと言うと、発車30分前でないとだめだという。
どこまで石頭やねん。ここはベトナムやろ!と言いたかったが、そんな時間はない。B駅で待っている2人が心配している。
駅の表に出たら、ちょうど乗客を降ろしたタクシーがいる。
タクシーにB駅に行ってくれるか聞いたら乗れという。
ハノイは一方通行が多いので、ホームを横切れば徒歩5分の所をタクシーだと逆に10分ほどかかる。
車の中で、再度B駅だよと確認したら、運ちゃんは「OK,OK」と言って、その返事のすぐ後に到着した。
代金を払って待合室に駆けつけると、感動の再会。
奥方は涙を流して喜んでいる。もちろん私も嬉しいが、何よりもホッとしたというのが正直なところである。
21:35の発車時間1時間を既に切っていたので、列車に乗り込む。
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は~~~ぁっ、やっとサパに行ける
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コンパ-トメント入り口ドアの上部にあるに荷物置き場
4人部屋のコンパ-トメントで、Y夫妻は隣の部屋でオーストラリア人青年と一緒の下段ベッド。
我々とN夫妻は一部屋で私とNさんが上段ベッド、女性2人が下段ベッド。
この日は、上のシャツだけを着替えて、Nさんと2人でハノイビアで乾杯。
ハプニング満載の1日は終わる。
定時に列車は出て、列車の横揺れや縦揺れで、眠れるんかい!と突っ込みたかったが、
うつらうつらとではあるがいつしか眠って、無事上段ベッドから落ちることもなく朝を迎えることになる。