6時半前に郵便局前に行くと、既にほとんどの托鉢は終わったようで、観光客は帰っている。
明日の朝じっくり見るか。
明るくなってきた頃にナイトマーケット方角から一団体(?)
朝食は8:00からゆっくり摂ることに。
ル・ブーゲンビリアの朝食はなかなかの充実ぶりである。
パッションフルーツジュース、タピオカの入ったミルクセーキのようなもの、ヨーグルト、
フルーツ、コーヒーか紅茶、パン+バターとジャム、卵料理は3種から一つ+ソーセージ。
たっぷりと時間を掛けて楽しめる。
今回の旅行で最も充実の朝食。朝は寒いのです。上着は欠かせません
昨日、オーナーに、クアンシーの滝へ行く話をしたら、
エージェント(ツアー会社)なら一人50,000キップ、トクトクをチャーターするなら150,000キップ。
バンをチャーターするなら、350,000キップという答えを得ていた。
結論から言えば、バンをチャーターすることにしたのだが、
理由は、自由な時間調整ができること、トクトクは片道約30㎞の往復には辛すぎる。
またもや、高齢を理由に一番楽なバンになったのです。
一人なら、混載ツアーですな。
9:30に迎えに来たバンに乗ってクアンシーの滝へ行く。
高低差のある結構ハードな道で、トクトクでなかったことに感謝。途中自転車で行く猛者に会う。
1時間まではかからなかったが、予想外に時間がかかって着くと、既に車と観光客がひしめいていた。
公園入口で入場料を一人20,000キップの80,000キップ払って入る。
クアンシーの滝の入口
最初に熊のいる檻があり、ここはスルーする。
少し行くと、水の音がして、なかなか幻想的な色の流れが見える。
水が溜まったところには、入って泳いでもいいところと、入水禁止の場所があり、
泳いでいい場所の近くには更衣室が併設されている。
今の時期は陽射しがある場所は暑いのだが、日陰は涼しいので、さすがに水は冷たいのだろう。
座禅を組む男一人。にやけ顔では悟りは無理ですな
綺麗どころその1
綺麗どころその2
綺麗どころ(?)その3
中国の黄龍景観区を思わせるところがあります
一番奥にある、これがクアンシーの滝ですな
11:30には見物を終えて、公園入口から真っ直ぐ続く道の両側にある売店を冷やかす。
その後駐車場で自分たちのバンを探し、乗り込むとすぐ発車。
次々に観光客を乗せた車が来て、駐車場は大混雑。
乗用車で目立つのは中国ナンバーの高級車。国境を越えて自家用車で観光に来ているのだ。
中国べったりの社会主義国ラオスは、物価も安いし、中国人富裕層にはもってこいの観光地なのだろう。
数年前まではあり得なかった状況。いと哀し。
中国ナンバーのアウディ
昼過ぎにルアンパバーンに帰り、郵便局の前で止まってもらう。
ここで運転手に料金を渡して、歩いて宿に帰る。
Nさんと二人でカオソーイ屋を探し、道路端にある店で昼食。
どうやら私たちが最後の客だったようで、麺に載せる具もスープも底を掠って注いでくれた。
え~え、衛生的とは言い難い店ですが、熱湯を使った食べ物ですから、大丈夫でしょう
見るからに美味そうでっしょ。タイで言うカオソーイとは若干異なりますが、こちらもいけます
で、午後は何もすることはない。
カオソーイ屋の帰りに、近くの店でビアラオのラージボトルを2本買って宿に持ち帰る。
Nさん夫妻と私たちの部屋で柿の種などを摘まみながら歓談する。
3時半にはそれも終わり、それぞれの部屋で休憩。
6時になって宿を出て、ナイトマーケットへ。
今回は土産はあまり買わない予定で、軽い小物を何点かというところ。
ナイトマーケットの客の大半は中国人で、次に欧米人、日本人は時たまいるくらい。
モン族は刺繍に優れた少数民族で、それにちなんだ土産物が多い。
木綿製のライトカバー。今我が家の玄関に使っています。
托鉢用の鉢ですな。これを買ってどうしようというのでしょう
ここは賑わう前の屋台路地です
屋台よりも前の女性の逞しい○○に目が行ってしますのは私だけでしょうか
ナイトマーケットの先に、9年前に食べたレストランがあったので、そこに入った。
Nさん夫妻は1月と2月にそれぞれの誕生日。
今回は合わせて申し訳ないが、2人一緒の誕生日を白ワインで祝うことに。
メコンの魚のフライ、野菜の天ぷら、スープ、カイペーン(メコンの川海苔)、カオニャオ。
魚のフライは、とても一人では食べきれない
カイペーンは淡泊で美味しい。日本の海苔とは一味違う
白ワインを飲んだので、若いスタッフが一人付いていて、
グラスのワインが無くなると、ワインクーラーから注いでくれる。
仕方ない、最後に10,000キップのチップ(駄じゃれっぽいな)を渡して、ラオスでの最後の夕食も終わる。
帰りもブラブラと歩いて、屋台小路を通って帰ると、一気に客でごった返している。
ここも中国人が多いなぁ。欧米人が小さくなっているような気がするくらいに騒がしい。
一人か、T氏とならきっとここで飲んだくれていたろうな(飲んだくれるのは自分だけか)。
美味そう!
こんなんもあります
これも人気
バックパッカー向きですなぁ
中国的庶民食堂を感じるのでしょうか
20年近く前に初めて来たルアンパバーンの面影は今は無い。
多分、もう来ることはないのだろうなと、少し寂しい思いと、やるせない思いで宿に帰った。
光陰矢の如し。私も既に古希を過ぎたのだ。仕方あるまい。
※托鉢を見るのに一番のビューポイント(?)は、郵便局の前の通り。
びっくりしたことに、観光客用の喜捨用椅子があって、これを貸す商売にしているオバさんがいて、
喜捨の余りを貰って回る子どもたちが屯している状況は、神聖な托鉢とは対極にある。
※クアンシーの滝までの道は一応舗装してあるが、舗装状態が良くない上に、高低差のある山道が長く、トクトクでは若干辛い。
ツアーで行けば、バンの乗り合いツアーになるが、同じような車で駐車場は溢れているので、ナンバーを控えるか、
ナンバーや特徴をデジカメに撮しておかないと乗れなくなる。
※ナイトマーケットの歩行者天国の通りには、レストランはほとんど無い。ワットシェーントン方向のその先の通りに沢山ある。
バーやイタリアンの店など、結構バラエティに富んでいる。
※郵便局の交差点の対角線には、昔はモン族の広場という、モン族の土産物の店があったが、
今でも昼間には屋台の土産物の店や食べ物の屋台がある。
※ナイトマーケットでは決して言い値で買ってはならない、という訳ではないが、値切ればかなり値切ることができる。
ま、掛け値が相当額あるということだ。
※屋台路地では、ビアラオのラージボトルが15,000キップと言われた。決して安い料金ではない。
料理については料金は分からないが、レストランに比べれば安いだろう。いかにも東南アジアらしい雰囲気も料金のうちか。
※ルアンパバーンは世界遺産になってから観光客が増大し、物価は急上昇している。
特に、中国の春節の時期は宿の8割以上が満室になるようだし、この時期は避けた方が無難である。