ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

うり坊

2023年11月14日 | 日記(?)
猪のこどもをうり坊と呼ぶのは皆さんご存知だろう。
その話を二つ。

時は11月7日の午前9時30分になんなんとするとき、
国道57号線、阿蘇から大分へ抜ける大動脈の道の駅波野の約1㎞ほど手前を、時速60キロで走行中のこと、
右手からものすごいスピードで何かが走ってきて、フロントに衝突後車の下を抜けて後方へ転がった。
すぐに道路の左側に車を寄せてバックミラーを見るとうり坊が横たわっている。
猪だったかと、車を進めようとすると下の方から異音がする。
車を出て確認すると、エンジンルームの下カバーの前方が外れて走行できない状態になっている。

JAFのサービスで車を搬送してもらい、搬送してくれた方から応急処置で下カバーを仮止めしてもらい、家に帰る。
うり坊の処理は波野の処理専門の人に連絡してもらい、引き取ってもらった。
先日ディーラーに修理見積もりを依頼したら、10万円強の金額。
非常に迷惑なうり坊の突進でした。
JAFサービスの方に聞いたら、うり坊で不幸中の幸いですとのこと。
最近こういう事例が多々ありますが、親猪や鹿の事例もあって、被害の大きな車もあるとのことでした。
猪の走るスピードは半端じゃなく、まず避けるのは不可能です。
2秒でも出発が早いか遅かったら会わなかった事故です。が、事故というのはそういうものでもあります。
山野部を走る道路を運転中はご注意を。

うり坊その2
昨日のこと。
娘の家が隣にあって、我が家の居間から裏庭が見えるのだが、
そこをトコトコと歩く動物がいる。よく見るとうり坊ではないか。
「おい!、○○(孫の名前)!イノシシだよ」と言うと、
孫が「ほんとだ!犬かと思った」と吃驚している。
うり坊は悠然と歩いて右手の方に消えた。
信じられない状況だった。
近くに田圃はあるが、ここはれっきとした住宅地なのだ。
スーパーやドラッグストアーやコンビニも徒歩圏内にあり、周りにはアパートが10棟近くある暮らしに便利な住宅地なのだ。
あり得ない、何でイノシシが、何でこんな町中に。

その後、車で近所をゆっくり回ったが、うり坊の姿は見えなかった。
交番に知らせようとしたが留守だった。
家族に注意喚起して、用心するように言ってうり坊騒動は一旦落着。
今年は東北や北海道で熊による被害が多発しているが、イノシシの出現を見て、
熊の出現による恐怖は人ごとではないと思いやられた。

相次いで起こった2件のうり坊事件を通して、野生動物が身近にいること改めて認識したのです。
コメント
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