ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

祝!豊肥線開通

2020年08月22日 | やってますこんなこと
2020年8月8日豊肥線が4年4ヶ月ぶりに開通した。
2016年の熊本地震で、豊肥線の線路が走っている立野の山が大規模に崩れて、
すぐ下を並走していた国道57号線共々土砂に埋まってしまった。
因みに、この大規模崩落は阿蘇大橋も崩壊させ、一人が犠牲になっている。

まだ本格的に列車に乗ったことがない孫2人を連れて、豊肥線列車の旅を経験させることにした。
私も熊本までは車で行くことが多いので、列車に乗ることはあまりない。
阿蘇駅近くに車を停めて、九州横断特急の熊本行きに乗り込む。
車内は冷房が効いていて、さらに乗客も少なくて非常に快適。
孫達は列車の最先端で熱心に景色を眺めている。


阿蘇駅前にあるワンピースのキャラクター像


九州横断特急


初めての車内


先頭車両で、名物のスイッチバックも見ました

新水前寺駅で降りて、熊本市電で花畑町まで行き、熊本城を近くに眺める。
その後、サクラマチまで歩き、熊本ラーメンの黒亭で昼食。
小4と小1の孫も一人前にラーメンをすする。
食後はしばらく土産品店などをうろついて、繁華街の下通を散策する。


これも初めての市電


黒亭で一丁前に食べます

阿蘇で生まれ育った孫達は、熊本市内の繁華街の賑わいを知らないので、
そういう町並みもあるのだというところを見せたいという気持ちもあった。
下通のサーティワンで、仲良くアイスクリームを食べて、
再び市電に乗り新水前寺電停まで戻る。


アイス、うめ~!


孫達に人気のアニメ「鬼滅の刃」の衣装を自由に着てくださいというツタヤのサービス

階段で直結している新水前寺駅の窓口に行くと、まもなく出る特急「あそ」がある。
ここは奮発して、帰りも特急に乗り、快適に過ごす。
崩落した立野では、新しい阿蘇大橋の工事や、崩落した旧阿蘇大橋の残骸が見られた。
国道57号線の復旧も順調で、あと1年内には通れるだろう。


新阿蘇大橋建設現場


向こうに見える崩落した橋の残骸が地震の恐ろしさを物語る


特急「あそ」も快適でした


帰ってきた阿蘇駅で

短い旅だったが、久しぶりの列車で、旅心が騒ぎました。
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孫とキャンプ

2020年08月20日 | やってますこんなこと
先日、芦北にある御立岬でキャンプをした。
御立岬公園内にあるキャンプ場で、海辺にある。
盆明けのキャンプだったためか、テントサイトにもフリーサイトにも誰もいなくて、
私と孫2人のキャンプとなった。



コロナ禍の中だったので、それはそれで安心だったのだが、
夜になると、我々が張ったテントのみで、カンテラの明かりが寂しい。
孫2人の手伝いで、テントを張り、その後、ゴーカート場で孫達が遊ぶ。
車で移動して、スーパースライダーに乗せるが、
少しスピードが出るので、2回目は乗らないという。

翌朝の釣りのために佐敷方面に釣り餌を買いに行く。

キャンプ場に戻って、夕食の準備。
まず、お湯を沸かしてフリーズドライごはんを調理。
余った湯にレトルトのカレーを浸しておく。



ご飯ができあがるまでに、上さんが持たしてくれた霜降り肉を焼き肉にする。
ノンアルコールビアで焼き肉を堪能し、
15分後にご飯を皿に移し、レトルトカレーを掛けて夕食。

夕食後は、汗をかいたので御立岬温泉に行く。
汗を流し、露天風呂からの海の眺めを楽しむ。
冷房の効いたロビーでしばらくゆっくりする。

再びキャンプ場に戻り、暗くなってから花火をする。
8時半にはテントに潜り込んで寝るが、テント内は暑い。
しばらくは悶々としていたが、30分もせずに孫達は寝る。
私は外に出て涼む。

夜遅くなると涼しくなって、いくらかは寝る。
テントのメッシュ窓越しの星がきれいだ。


夜明け前の空

朝5時には起きて、釣りの準備をしておく。
6時頃兄が目を覚ましたので、釣りに行く。
釣果は手のひらもないサイズの小魚2匹で、ほぼボウズ。
せっかく遠出して買った餌の9割以上は海にばらまいた。

1時間ほどして朝食の準備。
お湯を沸かしてインスタントの味噌汁を作り、
スクランブルエッグとウィンナー、キュウリとミニトマトのおかず。
ご飯は昨日買っておいたコンビニのおにぎり。


朝食中にもう暑い

朝から暑い。
3人で頑張ってテントを片付けて、荷物を全部車に詰め込む。
すぐ近くにある海水浴場に移動し、トンネルを通って海辺に行く。
広い砂浜で、海もきれいである。
月曜日の朝なので、他には人影はない。
孫2人は海で泳ぐのはほとんど初めてなので、少し怖かったそうだ。





1時間ほど水に戯れた後、御立岬公園を後にする。
孫2人とのキャンプはそれなりに楽しんだが、暑くてあまり眠れなかったのはいささか辛かった。
小4と小1の男の子なので、まだまだ素直で、いろいろ遊べたのが楽しかったという感想だった。
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ユーザー車検してみました

2015年08月29日 | やってますこんなこと
昨日、娘の車の車検に行ってきた。
いわゆるユーザー車検である。
初めての車検をするというのでかなり下調べをしていったものの、
結果は唖然とするくらい簡単なものだった。

車は2012年度9月購入のホンダNボックス。最初の車検である。
3年しかたっていないので、特に整備して受ける必要はないだろうということで自分でトライしたのだ。

手続きは、まず事前にネットで軽自動車検査協会に予約しておく。
当日の検査は4回あって、午後1時から2時までの検査に申し込んでおく。
全く初めてのことなので、12時30分には協会に着く。
熊本の事務所は、熊本第二高校の近くにある。

事務所に入ってみると、昼の休憩中だったが、申請用紙などは販売してくれ、
初めてですが、というと記入要領も貸してくれた。
書類は下記。
1.継続検査申請書軽専用第2号様式
2.自動車重量税納付書
3.軽自動車検査票
4.点検整備記録簿(必ずしも必要ではない)
記入要領に従って書けば何ら問題ない。

まずこれらの書類を揃えて(ほかに、車検証・自賠責保険証・納税証明書も添える)、
0番の窓口で検査手数料の1、400円を支払、5番の予約確認窓口に書類を提出し、
ここで重量税の金額を教えてもらう。
このとき検査のレーン(熊本では3レーン有り、同時に並行して検査する)も指定される。
次に、6番窓口で重量税の印紙を買って(5,000円)書類に貼って、再度0番窓口で自賠責の手続きをする。
以上で事務所の手続きは終了。職員の皆さんは皆親切だった。

いよいよ車検に参ります。
3番レーンには既に2台の車が並んでいて、一番前の車は外観検査をしている。
ライトや方向指示器、ワイパー、ブレーキランプ、バックランプ、ハザードランプ等が正常かどうか、
係員の指示に従って操作する。
最後にボンネットを開け、その確認が終わると次に進む。

次は排ガス検査で、係員の指示に従って検査棒をマフラーに差し込む。
20秒程度で抜き出して、横にある記録機に検査表を差し込んで結果を記録するのだが、
私の場合は、初心者兼老人ということで係員がやってくれた。

次は白線に沿って進み、サイドスリップ・テスタによる検査で、
係のお姉さんの指示で、所定の位置に停める。
この進入停止までが一連の検査のようだ。
正面上に電光掲示板があって、その指示通りに作業すればいいのだが、
私の場合は、お姉さんがそばに付いてくれて、いろいろ指示してくれた。

次のスピードメーターやブレーキのテストもお姉さんが付いてくれて、
「リラックスして楽しんで下さいね」などと言われ、
ちらっと見た顔が、マスクをしているにもかかわらず、神々しいまでの美女に見えたものだ。
まずパーキングの状態でサイドブレーキを引きスピードを40キロまで上げる。
40キロの状態で安定したらパッシングする。
その後は、フットブレーキとサイドブレーキを操作して検査終了。

次はまた進んで、リフトの上に停止。パーキング状態でエンジン停止し、ハンドルを左へ最大限切っておく。
その後、係員の指示でハンドルを右に切ったり、ブレーキを踏んだりしている間に、
係員が車の下回りやタイヤのボルトなど、カンコンカンコンと叩いて検査は終了。
リフトが降りると書類を全部係員に預ける。
本来は自分でするのだが、ここでも係員が記録器に検査表を差し込んで記録終了。

外の駐車場に車を置いて、全ての書類を出口手前の窓口に提出すると、車検のラベルをくれる。
このラベルを今まで貼っていたのと交換して全て終了。

書類の処理から、車の検査全てが終わり、車検ラベルの発行まで、30分弱だった。
こんなことなら早くユーザー車検をやってみるべきだったという顛末でした。
何にしても初めての体験は緊張と同時に、終わってみると楽しさもあるものだ。

因みに、料金は書類代、手数料、重量税、自賠責保険料全て込みで、33,000円弱です。
整備工場なんかに頼むものじゃありません。整備だけは頼んで車検を自分ですればいいのです。
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そうなの~自治会 -7-

2015年02月25日 | やってますこんなこと
穂久仙地区自治会の役員は自治会長以下4人になります。
自治会長以外はいわゆる木っ端役人で、自治会長は一応地域の名士でありますよ。
名刺を作る人もあるそうですが、それほどの肩書きとも思えませんけどね。
ま、人それぞれでありますよ。肩書きがないと落ち着かない人は結構いますからね。仕方ありません。

さて、今年は役員の任期が切れて、もう一期するのか、交代するのか。
正直なところ、役員本人は交代を、でない人の多数はもう一期、というのが本音であります。
面倒を自ら抱え込むような人は、まずいないのですね。
老人会の会長でも、あとを誰もやってくれないので辞められないという人がいましたが、
宜なるかなであります。

自治会長に関しては、過去には、まだまだと3期以上やった奇特な人もおります。
しかし、現在の自治会長は「おらあ、もうせん。」と断言されておりますし、
後の役員もそれぞれに事情を抱えておりまして、総入れ替えの様相です。

口さがない地区民の方には、「一期で辞めるのは、しかも誰も残らんと言うのは無責任だ。」
と仰る方もいます。その言い分わからないではないですが、
その言い分自体が無責任でもあるように思うのですが、いかがなものでしょう。

自治会の規約には、再任を妨げないとなっておりますが、
妨げないけど辞めてはならないとは書いてないのです。
辞める自由までも奪われてはいないのですから、
「後釜を見つけるまで続けろ。」というおっしゃり様(別名、脅しともいいますが)は通用しないのです。

現役員の総辞職は、自治会にとっては困った状況で、
小組長会議でも、以上のようなご意見が出ましたが、
皆意志が固いので、新役員選考会議がもたれることになりました。

自治会長に数名候補を挙げて、これと思う人から順に、選考委員で交渉に行くのですが、
これがなかなか難しい。
自治会長の大変さは皆知っておりまして、自分からやろうというような神様仏様のような人はおりません。
第一候補者の家には2度ばかり夜討ち朝駆けで参りましたが、
奥様の強硬な反対に敢えなく撃沈。

進退窮まっているとき、ふと現会長が口に出した候補者があって、
実際にその人と交渉するや、了解の返事があったのですよ。
それからは、後の三役の候補者はスムーズにOKをもらいまして、
私も無事木っ端役人のお役目を解かれることになりました。

噂を漏れ聞くところによりますと、次期自治会長候補者に反対のご意見もあるとか。
人それぞれですから、致し方ないのですが、自分がやらなければ、
引き受けてくれる人にやってもらうしかないのです。

高齢化の波は容赦なく地域を席捲しております。
世帯の4割近くは70歳以上の高齢者世帯です。
いつかは自治会の役員も人材不足に陥る日が来るでしょう。
あいつは駄目、こいつはいかんと言っている場合ではなくなるのです。
今から、自治会をどうしていくのか、皆で知恵を出し合わなければならない。

この2年の経験で、木っ端役人なりに考えた、これが結論であります。
以上をもって、2年間の自治会役員の感想等々、ことの顛末を終わります。
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そうなの~ じち会 6

2014年10月28日 | やってますこんなこと
自治会がらみで面倒なのは"お祭り"です。
地方の自治会や町内会は、神社がらみのお祭りがままあります。
この神社がらみの祭や、神社に関する経費に自治会費から金を出すことについて、
実はケンケンガクガクの議論があるわけでして、
何故かというと、憲法第20条「信教の自由」が絡むからであります。



憲法20条に信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。とあり、
第2項では何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない、
と謳っているのであります。

神社の祭典費に自治会の金を使うということは、第2項の強制に当たるという解釈です。
憲法第9条をしても、集団的自衛権が発令は可能であるという、
どこをどうつついたらそうなるのか、我々庶民にはとうてい理解しがたい力業を、
知恵はないけど、頭のいい~人たちが考えるくらいですから、
神社祭典費が強制に当たるという解釈は、至極まっとうな解釈であります。

記憶に定かではないが、自治会費からの神社がらみの支出も違法の判例があったように思うのですが、
はてどうでしたっけ。
いずれにしろ、かなりきわどい支出ではありますよ。



神社は氏子といって、お寺さんでいえば門徒と同様でありますが、
穂玖千地区の自治会では、自治会に加入したら自動的に氏子になるのですね。
私なぞ、浄土宗の門徒でありますから、特に氏子になりたいという気も無かったのですが。

それやこれやで、いろいろ考えおりましたら、神社は果たして宗教か?
という疑問にぶつかったわけです。
宗教の主なものは、仏教・キリスト教・イスラム教でありましょう。
いろいろと宗派はありますが、ま、そこは人間様の欲も絡んでおりまして仕方ないのです。

この三大宗教は皆最後に教が付いております。宗教というくらいだからしょうがないですね。
教は付かなくても、○○学会のように教と同じような意味の言葉が付いております。
ところが神社にも神様にも教はないのです。当然教典もありません。
神社にお参りするというのは、信教とはちょっと違うのではないかと思うのですね。

私たちは、神様仏様、お願いします等という言葉を切羽詰まった時に口にしますが、
元来仏様はお願い事を聞くためにはいらっしゃらないのです。
「若くて綺麗なお嫁さんが欲しいです。お願いします。」
というような、「おいおい、その御面相でお賽銭100円で、そりゃあ無理ってもんだ。」
と神様に突っ込まれそうなお願いは、神様にこそするべきで、
仏様にした段には、「色即是空!出家して修行しなさい。」と言われるのがオチです。



ちょっと脇道に外れましたが、神様を信仰するというのは、
仏様を信仰するのとは意味合いが違うように思うのですね。
と言うより、神社の神様に信仰するという言葉は似つかわしくないように思うのです。

全く個人的な見解ですので、いろんなご批判があることは承知ですが、
そういう解釈だと、自治会費から神社祭典費に支出するのは、信教の自由の侵害にはならないかと。
だから、支出していいと言っているわけではないんでして。
だって、自動的に知らぬ間に氏子になるっていうのには、誰だって抵抗がありましょう。

で、結論は?って。
この自治会ネタで結論を出したことがありましたっけ?
あるがままで、今のままで、何か問題がありますか?

もし、「おらぁ氏子になった覚えはねぇ。祭典費の分の金返せ。」
という方が現れた時、
上記のような理屈を振り回して、有耶無耶に煙に巻いて乗り切ろうかという、
いかにも木っ端役人の考えそうなことですよ。

なぁ~に、憲法の解釈なんて、
9条と集団的自衛権を難なく結びつけるくらいです。
解釈次第では玉虫色なのですよ。
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