11月6日の朝は、まず宿の向かいのパン屋に行く。
適当に見繕って購入し、GHの2階テラスで朝食。
8時にLOUEが迎えに来たので出かける。
まずは高台から景色を見ようと言うことで、プノンバケンに登る。
ゆっくりとしたペースで行けば、小高い丘程度の高さなので疲れるほどではない。
ここの遺跡の階段は四方にあるのだが、
そのいずれも急で、階段幅が狭い上に、端の部分がかなり磨り減っている。
気をつけながら登ると、絶景だ。
密林の遙か彼方にアンコールワットの建造物が小さく見える。
プノンバケン遺跡の石段
遙か彼方に小さくアンコールワットが見える.(中央付近)
1時間あまりかけてプノンバケンを見物した後は、アンコールトムに向かう。
南門の手前で降りて、歩いて南門をくぐり抜けると、再びトゥクトゥクに乗り込む。
バイヨンのそばで象に乗ることができて、オーさん夫妻が、是非にということで象に乗り込みバイヨンを一週。
その後遺跡に入るが、ツアー客がワンサと押しかけている。
その一角で補修中なのか機械操作をしているのが日本人だったので、声をかけたら、
地質の調査をする機械で、作業は今日で終わりですと、ほっとした表情で話してくれた。
アンコールトムの南門の手前。
バイヨンの周囲を回る象。
バイヨンの四面像。
たおやかな横顔の石仏。
観光客相手に商売している民族衣装の男女。
象のテラス。
その後、象のテラスや王のテラスなど、ブラブラと太陽が照りつける中を見物し、
タプロームに向かう。
タプロームもかなりメジャーな遺跡で、木の根が遺跡に絡みついている状態で有名だ。
インディージョーンズの撮影か何かで使われたことでも話題になった遺跡だ。
ここもツアー客でごった返し、おまけに修復中で通路が限られているため、早々の見物となった。
木の根に浸食される遺跡の石壁。
この木は一つだけ種類が異なるようだった。
まだ他にも見る時間的余裕はあったが、数を多く見ても最後には何が何だか分からなくなるのがアンコール。
だいたい2日間でメジャーなそして特徴のある遺跡は回ったので、シェムリに帰る。
1時前だったので、宿のそばで昼食。
節約旅が身につき始めたオーさん夫は、「4$以上は注文したらダメ。」などと冗談を言いながら、
店先にあるパネルを見て注文。クメール料理というより中華に近い一般客食堂。
午後6時発のハノイ行き飛行機なので、3:30に宿を出ることにして、それまで自由行動。
といっても休憩するくらいが関の山。
ネットをしたり、荷物を整理したりして、3:30にチェックアウトする。
シェムリの飛行場までLOUEのトゥクトゥクで行く契約になっている。
飛行場では、水は勿論のこと、上さんが買ってきたパンまで没収された。
日本ではあり得ないことで、それも一方ではOKだったのが、その次のポイントでダメ出し。
何かクレームをつけたがるのはこういう国ではよくあること。
文句を言っても始まらないが、この後出発が1時間以上遅れて、
さすがにあのパンの没収は痛かったなということになった。
1時間以上遅れて、21:00にハノイのノイバイ空港に到着した。
ここにはサンシャインパレスホテルで頼んでいた送迎車が名前を書いたパネルを持って待っていた。
さすがに待ちくたびれた様子で、我々を車に案内した。
ノイバイ空港は約30㎞市内から離れているので、途中一度ハノイ市内に帰ることもできなかっただろう。
宿に着くと、ツイン2室を予約していたのに、1つはダブルだったので文句タラタラ。
フロントマンが、今晩だけ我慢してくれ、明日は部屋を替えるからと言うので諦める。
ここはまだ新しい宿で、マーマイ通りにあり、便利はいい。
バスタブだけは異様にハイテクな感じで、虚仮威しっぽいのに使い勝手はきわめて悪い。
風呂にこんなもの導入してどうするんだと、メーカーを見たら中国製だったので納得。
ネットは繋がるが、インターネットには行かない。
フロントに言うと、サーバーの問題らしく、明日には解決するという返事だった。
ともかく遅くなったので、寝る。
旅の情報
※ プノンバケンは観光客が少なく、景観もいいのでお勧め。
※ バイヨンの象観光は1人15$で2人まで乗ることができる。
※ アンコールワット、バイヨン、タプロームなどは修復中でいささか興醒め。
※ 街中の食堂の方がオールドマーケット界隈より安価。
旅の経費
※ 宿代:7.5$(レイトチェックアウト)、50$(ハノイ1部屋)、朝食:3$(4)、昼食:11.5$(4)
※ トゥクトゥク3日分:47$、シェムリアップ空港税:25$(1)