とうとう、この週末、斑尾に行ってきますよ。
幸い、天気にも恵まれそうです
帰ったらまた報告しますね。
先日、小池真理子の短編を読みました。
『夜は満ちる』の中の「蛍の場所」です。
田舎の喫茶店を営む中年女性が、年下で、妻子のいる俳優と男女の仲になります。
たまたま投稿した脚本「蛍物語」が映画になるということで、端役で出演することになっていた男性でした。
ところが、主演女優が事故にあい、映画も立ち消えました。
俳優は首吊り自殺をし、妻が子供をつれて、その女性に会いに来るのです。
やっと探した蛍が群れ飛ぶ沼に案内したくて、その女性に会いに来るのです。
夫が死んでから探したという蛍の沼に。
俳優が蛍のことを妻に話していたことに嫉妬を覚えながらも、子連れでやってくる妻を迎えます。
実在しないものだと話しても、「見つけたから」と、なかば強引です。
車を運転させられ、降りてどんどん先を行く親子に恐怖感を持ちながらもついていきました。
まるで満月の夜のように明るい無数の蛍。
自分が想像で書いた場所とそっくりでした。
沼のほとりの枝に何かがぶら下がっていました。
大きいのと、小さいの。
小池真理子の小説はちょっと恐いです。
愛して死んでしまった相手が、何かの形で顔をだします。
道ならぬ恋なので、代償がつきものです。
そんな蛍の沼を、私もみたいです。
幸い、天気にも恵まれそうです
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帰ったらまた報告しますね。
先日、小池真理子の短編を読みました。
『夜は満ちる』の中の「蛍の場所」です。
田舎の喫茶店を営む中年女性が、年下で、妻子のいる俳優と男女の仲になります。
たまたま投稿した脚本「蛍物語」が映画になるということで、端役で出演することになっていた男性でした。
ところが、主演女優が事故にあい、映画も立ち消えました。
俳優は首吊り自殺をし、妻が子供をつれて、その女性に会いに来るのです。
やっと探した蛍が群れ飛ぶ沼に案内したくて、その女性に会いに来るのです。
夫が死んでから探したという蛍の沼に。
俳優が蛍のことを妻に話していたことに嫉妬を覚えながらも、子連れでやってくる妻を迎えます。
実在しないものだと話しても、「見つけたから」と、なかば強引です。
車を運転させられ、降りてどんどん先を行く親子に恐怖感を持ちながらもついていきました。
まるで満月の夜のように明るい無数の蛍。
自分が想像で書いた場所とそっくりでした。
沼のほとりの枝に何かがぶら下がっていました。
大きいのと、小さいの。
小池真理子の小説はちょっと恐いです。
愛して死んでしまった相手が、何かの形で顔をだします。
道ならぬ恋なので、代償がつきものです。
そんな蛍の沼を、私もみたいです。