Potential of aromatherapy

aromatherapy and golf and movie

朝はレモンの香りで

2009年05月14日 | アロマ
当直明けで、昼間の勤務のスタッフが来る頃に、
レモンの香りを漂わせました。

 「いいにおい~~」とスタッフ。

これで朝から仕事をする気持ちが高まるでしょうか。

この当直はいろんなことがあって、それなりに大変でした。
介護に疲れたご家族が、泣きながらの電話でした。
自宅で2人だけの生活は、壮絶なものがあります。
呼吸が激しくなり、過換気症候群になっていました。
介護者も救急車で運ばれるために、おうちでは2台の救急車が
迎い、患者さんは私達の病棟に、介護者は別の病院に運ばれたと
聴いていました。

でも、介護者の方は救急車に乗らず、何とかこちらにいらっしゃいました。
でも、精神的にまいっていたので別のお部屋に寝かせて
背中をさすったり、別のスタッフも話を聞いたり・・・・・・・・・・・。

アロマをたいて、もう患者さんのことは忘れて眠ってもらいました。

癌の最後をたったふたりで乗り越えようと、自宅に帰っていましたが
思いのほか難しかったようです。
肝臓が悪い患者さんは、わけがわからなくなることが多く、
周りの方々も困惑します。

今まであんなに泣いていたご家族を見たことがありませんでした。
まだ本当に若く、経験もなく、途方に暮れて本当に困ったことでしょう。
まるで余命一ヶ月の花婿さんのようでした。

入院中も、家でも、きっとベッドにゆっくり眠ったことがないと
思われます。
一晩中お腹をさすって、うとうとしている様子でした。
やっと朝には回復し、起きて患者さんのベッドにのってさすっていました。
大変だけど、あまり時間がないから一生懸命そばにいて
何かしないと・・・・・・・・・・・と、思うことでしょう。

ほかにも様々あって、患者さんの話をずっと聴いたり、
時には笑う時間もあったのでした。

 「どこが痛みますか?」 
 「ゴルフの時に大事なところ」
 「腰ですね・・・・・」
 「そう、腰と股関節だよ」

骨に癌が転移しています。ゴルフは100をきるかきらないかというスコア
だそうです。

  人気blogランキングへ

満足は難しい