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姨捨(おばすて)駅から

2010年09月09日 | 鉄分
金沢、4時起床。
北陸本線で直江津。
信越本線・妙高4号で長野。
篠ノ井線・中央線で高尾。
八王子経由で帰宅。

姨捨駅
急斜面にある駅なので、線路を並べて敷設できません。
特急に追い抜かれるためにスイッチバックして待避線で待つことになります。
写真の足下を特急列車が通過して行きます。
後方頭上には見えませんが、上信越道が走っています。

ここから見えるのは、更埴市街と思いきや、合併して千曲市になっていたんですね。
四方を信濃の山に囲まれて、中央を流れるのが千曲川です。

「おばすて」と聞くと、つい「ナマステ」と云う合掌しての挨拶を連想してしまう変な私が居る。
地名の由来には、地形・古い呼び名・山の名等様々な説があるそうです。
中のひとつが棄老のお話です。
姨をこの山に捨てた男性が名月を見て後悔に耐えられず、翌日連れ帰ったという説話(『大和物語』など)によるとも云われているようですが、日本各地には様々な棄老の風習が民話や伝説の形で残っていて、『今昔物語集』にも棄老にまつわる話があるそうです。

「棄老」と云うと、高齢者の身元不明死者や現況不明者の事を考えてしまう。
日本の老齢化問題を我が事とせず、血の通わない制度を構築した人々による「姨捨」だな。
と云うことで、やっぱり合掌か。

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