#79 ジュニア・キンブロウ「Nobody But You」(All Night Long/Fat Possum)
ジュニア・キンブロウ、ファット・ポッサムにおけるデビュー盤('92)より。キンブロウのオリジナルを。
バックバンド名はソウル・ブルー・ボーイズ。ベースはゲイリー・バーンサイド。ドラムスはキンブロウの息子、ケニー・マローン。
ジュニアことデイヴィッド・キンブロウは30年、ミシシッピ州ハドスンヴィルの生まれ。98年同州ホリー・スプリングスにて67才で亡くなっている。
彼は、R.L.バーンサイド同様、遅咲きのブルースマンとして、90年代、一躍脚光を浴びたひとである。
その、とめどなくループするようなブギのグルーヴは、R.L.爺にまさるとも劣らぬ強烈なものがある。
そのR.L.の息子ゲイリー、わが息子ケニーという次世代ミュージシャンを率いて、生み出すファミリー・グルーヴ。古いんだか新しいんだかよくわからんサウンドだが、とにかくクセになる音だ。
ゴツゴツとした歌とギター、粘っこいベース、ドラムス。ワン・コード、ワン・リフで押しとおすその音は、黒い。あくまでも黒い。
これが白人も含む若いリスナーにウケて、キンブロウは60過ぎにしてもっともヒップなアーティストとして認められたのだから、世の中何が起こるかわからない。
きょうの一曲も、ワン・コード・ブギ。まさに典型的キンブロウ節なナンバー。
キンブロウが経営していたジューク・ジョイントでのライブ録音なので、観客の反応もビビッドにとらえられており、その場の熱気がまんま伝わってくる。
酒焼けしたような野太い歌声が、実にいかしてるオヤジ、キンブロウの濃厚な世界を、とくと味わって欲しい。
ジュニア・キンブロウ、ファット・ポッサムにおけるデビュー盤('92)より。キンブロウのオリジナルを。
バックバンド名はソウル・ブルー・ボーイズ。ベースはゲイリー・バーンサイド。ドラムスはキンブロウの息子、ケニー・マローン。
ジュニアことデイヴィッド・キンブロウは30年、ミシシッピ州ハドスンヴィルの生まれ。98年同州ホリー・スプリングスにて67才で亡くなっている。
彼は、R.L.バーンサイド同様、遅咲きのブルースマンとして、90年代、一躍脚光を浴びたひとである。
その、とめどなくループするようなブギのグルーヴは、R.L.爺にまさるとも劣らぬ強烈なものがある。
そのR.L.の息子ゲイリー、わが息子ケニーという次世代ミュージシャンを率いて、生み出すファミリー・グルーヴ。古いんだか新しいんだかよくわからんサウンドだが、とにかくクセになる音だ。
ゴツゴツとした歌とギター、粘っこいベース、ドラムス。ワン・コード、ワン・リフで押しとおすその音は、黒い。あくまでも黒い。
これが白人も含む若いリスナーにウケて、キンブロウは60過ぎにしてもっともヒップなアーティストとして認められたのだから、世の中何が起こるかわからない。
きょうの一曲も、ワン・コード・ブギ。まさに典型的キンブロウ節なナンバー。
キンブロウが経営していたジューク・ジョイントでのライブ録音なので、観客の反応もビビッドにとらえられており、その場の熱気がまんま伝わってくる。
酒焼けしたような野太い歌声が、実にいかしてるオヤジ、キンブロウの濃厚な世界を、とくと味わって欲しい。