NEST OF BLUESMANIA

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#261 リッチー・サンボラ「The Wind Cries Mary」

2013-03-31 08:06:31 | Weblog
#261 リッチー・サンボラ「The Wind Cries Mary」(Original Soundtrack Recording The Adventure Of Ford Fairlane/Elektra)

アメリカのハードロックバンド、ボン・ジョヴィのギタリスト、リッチー・サンボラのソロデビュー曲。ジミ・ヘンドリクスの作品のカバー。

リッチー・サンボラは59年、ニュージャージー州ウッドブリッジの生まれ。ヘンドリクスに強い影響を受けて、14才からギターを始める。

ジョン・ボン・ジョヴィを中心としたバンド、ボン・ジョヴィに加入、84年レコードデビュー。86年リリースのサードアルバムで全米的にブレイク。以後、アメリカのトップ・バンドのひとつとして、30年近く活動を続けている。

サンボラはリードギターのほか、各種弦楽器、キーボード等を担当。フロントはあくまでもジョンに任せてバッキングに徹しているが、歌もOKで、バックコーラスでそのワイルドな歌声を聴くことが出来る。

そんなサンボラが初めてソロで歌ったのが、この「The Wind Cries Mary(風の中のマリー)」だ。きっかけは、90年公開の20世紀フォックス映画「フォード・フェアレーンの冒険」の挿入曲を依頼されたことである。サンボラはそこで、自分が一番影響を受けたヘンドリクスのカバーをやったのである。

「The Wind Cries Mary」は先日取り上げた「Manic Depression」が収録されているアルバム、「Are You Experienced?」で聴くことが出来るナンバー。

ヘンドリクスの曲としてはもっとも静かな雰囲気をもつといえる、3分半ほどの短いナンバーを、サンボラがどう料理しているかというと・・。

冒頭はヘンドリクス同様、静かなコードワークと、低く、つぶやくような歌声で始まる。

だが、コーラスが進むに連れ、次第にサンボラのテンションは高まっていく。

そして、激しいギターソロへ突入。そのパッションをストラトキャスターにぶつけるようにして、かき鳴らす。

歌に戻り、見事なまでのシャウトを聴かせて、再度のギターソロへ。ここからがまさに圧巻で、聴いてすぐにわかるように「Hey Joe」のコード進行やリフを引用して、延々と展開される狂熱のソロ。スゴいのひとことだ。

この間、6分ジャスト。怒濤のごとき一曲が終わっても、興奮はさめやらない。メリハリあるアレンジの大勝利だ。

いわば、シンガーとして、ギタリストとして、アレンジャーとして持てるもの全てを、サンボラはこの一曲に叩きこんだといっていいだろう。

サンボラはその後、この曲が呼び水となったのであろうか、翌91年にはファーストソロアルバム「Stranger In This Town」を制作、リリースしている。

そのアルバムにはボン・ジョヴィのメンバーのほか、エリック・クラプトンもゲストで参加している。ECは、サンボラにとってヘンドリクスと並ぶヒーロー・ギタリストで、サンボラの強い要請により「Mr. Bluesman」という曲での共演が実現したのだった。

「ポップなハードロック」というイメージのあるボン・ジョヴィではあるが、その中ではサンボラはブルース指向が強いのだということがよくわかる。実際、ボン・ジョヴィではやらないタイプのブルーズィなサウンドを、その「Stranger In This Town」ではメインにしている。

サンボラも今年で54才。すでにオヤジ世代だが、筆者などともほぼ同時期に音楽にハマった元ロック少年といえよう。14才でギターを弾き始めたあたりとか、とても親しみが湧いてくる。

ECやジミヘンを初めて聴いたときの衝撃を忘れず、彼らへのリスペクトをストレートに音楽で表現する。ECがBB、マディやウルフらをカバーしたのと同様、自分に音楽の魅力を教えてくれた「父親」への敬意がそこにはあるのだ。これっていいよね。

この「The Wind Cries Mary」は、日本盤の「Stranger In This Town」にはボーナストラックで入っているので、ぜひチェックしてみてほしい。

この曲を聴く

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1年前の記事シリーズ 143

2013-03-31 06:07:21 | Weblog
昨日、そしてけさも花粉が多いような気がする。

ちょっと緩和されたかなと思っていても、4月はまだまだ多そうだ。気をつけよう。


去年の3月29日も月末、年度末ということで、何かトラブルがあったようだ。

なんだったかは、覚えてないけど(笑)。


要するに、仕事というものは基本的にトラブル・シューティングってことかな。

世の中に、事故や問題のたぐいが起きなければ、仕事なんて屁でもないのだが。

7時過ぎまで残業の自分、おつかれさん。


3月29日(木)のつぶやき

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きょう誕生日のミュージシャン

2013-03-31 05:05:24 | Weblog
レッド・ノーヴォ
ジョン・D・ラウダーミルク
ハーブ・アルパート
アルトゥール・ルービンシュタイン
ロッド・アレン(フォーチュンズ)
アル・ニコル(タートルズ)
アル・グッドマン(レイ・グッドマン・アンド・ブラウン)
ジョン=ジョン・パウロス(バッキンガムス)
ミック・ラルフス(バッド・カンパニー)
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リチャード・ヒューズ(ジョニー・ウィンター・バンド)
グレッグ・マーティン
ショーン・ホッパー(ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース)
トニー・ブロック
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レノン・マーフィ

Birthdays in Music


3月30日(土)のつぶやき

2013-03-31 04:24:42 | Weblog

昨日は門前仲町でしこたま飲んでから帰ったのだが、帰路の記憶がふっ飛んでいて、どこで乗り換えたのか全く覚えていない。パスモの履歴印字でやっと判明。ちゃんと東日本橋で乗り換えてた。泥酔してもそれなりの判断力は残っていたようで、ホッとした。