NEST OF BLUESMANIA

ミュージシャンMACが書く音楽ブログ「NEST OF BLUESMANIA」です。

#264 トニー・ベネット&レディー・ガガ「The Lady Is A Tramp」

2013-04-21 09:03:18 | Weblog
#264 トニー・ベネット&レディー・ガガ「The Lady Is A Tramp」(Duets II/Sony Music Entertainment)

今週も、デュエットもので行く。先日朋友・りっきーさんからお借りしたCDを聴いているのだが、これが最高にごきげんな一枚なのである。

大御所トニー・ベネットがベテラン・若手、男女、ジャンルを問わずさまざまなシンガーと、スタンダードナンバーをデュエットするシリーズの第二弾。最初の「Duets」は2006年にリリース。デュエットのお相手はボノ、マイケル・ブーブレ、エルヴィス・コステロ、ディクシー・チックス、ファネス、ビリー・ジョエル、ダイアナ・クラール、k.d.ラング、ジョン・レジェンド、ポール・マッカートニー、ジョージ・マイケル、スティング、バーブラ・ストライザンド、ジェイムス・テイラー、そしてスティーヴィー・ワンダーだった。

この超豪華なゲスト陣は、まさにベネットでなくては到底集められなかった顔ぶれだ。アルバムは当然ながら大ヒット。5年後にこの「Duets II」が制作される運びとなった。

こちらのゲストの顔ぶれも、前作に劣らずスゴい。たとえば、マライア・キャリー、ナタリー・コール、シェリル・クロウ、フェイス・ヒル、ノラ・ジョーンズ、エイミー・ワインハウス、ジョン・メイヤーなどなど。女王・アレサ・フランクリンとの一曲などは、ホント、鳥肌モノの出来なのだ。

で、当アルバムの目玉中の目玉が、トップに収められている、今をときめくレディー・ガガとのデュエットだ。

曲はミュージカル時代の黄金のコンビ、リチャード・ロジャーズとロレンツ・ハートの作品。

37年にブロードウェイ・ミュージカル「青春一座(Babe in Arms)」の挿入曲として書かれたこの曲、2年後にはミッキー・ルーニー、ジュディ・ガーランドの主演により同ミュージカルが映画化されて、さらなる人気を獲得し、カバー・バージョンも多数生まれた。

一番ポピュラーなのはフランク・シナトラによる57年の録音だろうが、その他ジャズ系シンガーによるカバーが多く、アニタ・オデイ、バディ・グレコ、エラ・フィッツジェラルド、そしてこのトニー・ベネットも92年に録音している。

自分的に一番気に入っているのは、バディ・グレコによるライブ・バージョンで、高校生の頃から40年近く愛聴している。グレコのピアノ弾き語りが、実に粋でカッコいいんだな。

この曲は邦題として「気まぐれレディ」あるいは「レディは気まぐれ」などと訳されているが、それでわかるように、自由気ままに生きる都会の女性(たとえるならば「ティファニーで朝食を」のホリー・ゴライトリーのような)を描いた一編なのだ。

そのイメージからおそらく、当代一のフラッパー、レディー・ガガに白羽の矢が立てられたのだろうが、ガガはわれわれの予想を上回る、みごとな歌唱を披露してくれた。

一般的にレディー・ガガに関しては、その奇抜なメイクや衣装やダンス、PVの演出内容といった「けれん」の部分にスポットライトが当たることはあっても、その歌唱力について言及されることは滅多にないのだが、この「The Lady Is A Tramp」を聴くに、彼女が一歌手としても、非常にしっかりとした実力を持っていることがよくわかると思う。幅広い声域、殊に高音部での伸びと張りのある歌声、これはバーブラ・ストライザンドや、ベット・ミドラーにさえひけを取っていない。

彼女を、ただの色キ●ガイな姐ちゃんだと思っていたひと、これを聴いてよく反省しなさい(笑)。

レディー・ガガは、その出自境遇、売り出し方、肉体派路線などから、マドンナと比べられることが多いと思うが、こと歌唱力に関しては、まちがいなくガガの方が上だろう。

つまりこれまでのキワモノじみたスタイルから足を洗って、ノー・ギミックな路線に変更したとしても、十分鑑賞に足りる音楽的才能を持っているのは、ガガ様の方だと思う。

このデュエット音源を、女性歌手の名をふせて聴かせたら、レディー・ガガだと一発で見破れる人は、おそらくそういない、そう思うのだ。

ベネットという老紳士に、奔放なキャラクターで絡む気まぐれレディ、ガガ。当時ベネットは85才だったが、ガガに負けることなく、声が実に若々しいのだ。

ビッグバンドジャズをバックに繰り広げられる、とびきり粋で刺激的な、究極のデュエットをご賞味あれ。

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1年前の記事シリーズ 156

2013-04-21 06:37:53 | Weblog
ニャル子はこの春、二期をやっているが、さすがに登場時ほどのインパクトはないような。

まあ、イヤ味のない作風なので、幅広い支持を集められそうなのが強みだといえるが。

基本ラブ展開しないので、感情移入しすぎずに観られてマル、なのだ。

やはり、コメディに徹した作りというのは、鉄板でありまつ。

今期、自分的にはデート・ア・ライブ(ちょっと意外だが)→ニャル子→俺ガイルって順位か。


スマホへの乗り換え、この頃から考えはじめてたんだな。

でも、実際にはiPhone5の発売を待っていたら、5か月以上もかかってしまった。

で、乗り換えてみて、出費は増えたけど、正解だったと思ってます。

一番のメリットは、SNSのチェックが楽になったこと、SNSへの写真投稿が簡単になったことだと思う。

ガラケーはそのへんがイマイチだったので。

でも、紛失したときのショックは、ガラケーの比ではない。

本体が高価すぎるからね。

ま、見つかって、本当にホッとした。


内田真礼って、何のドラマに出て来た女優さんだっけ? すっかり忘れてしまった(汗)。

調べてみたら、声優のほうがメインのひとなんだね。

「まれい」でなく「まあや」、これも今わかった。

去年は「さんかれあ」、「中二病~」などに出てた。

今年は「GJ部」、「あいまいみー」、「ビビッドレッド・オペレーション」など。

23才なのに、パッと見は女子高校生に見える。化粧っ気があまりないので。

「地味かわいい」って感じなんで、オタの皆さんには人気が出そう。買いでっせ。


4月19日(木)のつぶやき

09:42 from web きょうは今週一日目の手弁当デー。10:18 from web ほぼ、凪状態なう。13:36 from web ニャル子、まどマギや俺妹を越える人...


きょう誕生日のミュージシャン

2013-04-21 06:30:25 | Weblog
アイラ・ルーヴィン(ルーヴィン・ブラザーズ)
ボビー・マクリュア
アラン・ワーナー(ファウンデーションズ)
イギー・ポップ
ジョン・ワイダー(ファミリー)
ポール・デイヴィス
ロバート・ゴートゥベッド(ワイアー)
マイク・バースン(マッドネス)
ロバート・スミス(ザ・キュアー)
マイケル・ティミンズ(カウボーイ・ジャンキーズ)

Birthdays in Music