#267 オリ・ナフタリー・バンド「Happy For Good」
イスラエルのブルースバンド、オリ・ナフタリー・バンドの最新シングル曲。
2012年1月、アルバム「A True Friend (Is Hard to Find)」でメジャーデビュー。10月のイスラエル国内のブルースバンド・コンテストで優勝、オランダでもライブを行い、そしてついに今夏はシカゴ、メンフィスなど7都市でのアメリカツアーも行うという新進気鋭のバンドが、オリ・ナフタリー・バンドだ。
リーダーにしてギタリスト、ソングライター、プロデューサーもつとめるロン毛のイケメンが、弱冠25才のオリ・ナフタリー。そして彼と並ぶ当バンドの看板が、美貌の歌姫エリナー・ツァイグ、26才だ。
女性ブルースシンガーといえば、容姿よりも歌の実力が優先されるあまり、見ばえ的には「?」なひとがひじょうに多いのだが、彼女の場合、天が二物を与えた見事な少数例といえよう。
歌のほうは派手さこそないが、シブめのアルトで説得力もあり、一方、ルックスのほうはブルネットでプロポーション抜群、ことにその脚線美をロングドレスやジーンズやらで隠すことなく、しっかりとミニスカでアピールしているのは、ポイントが高い。ライブでの集客力に直結しそう。
きょうの一曲は今年リリースのセカンドアルバム「Happy For Good」からのシングル・カット。ブルースとはいえ、とてもポジティブな歌詞内容のナンバー。力強いツァイグの歌声、ナフタリーのいかにもブルースなギターリフが印象的だ。
5才にしてギターを始め、10才にしてアメリカの黒人ギタリスト、トニー・パースンに師事し、すでに20年のキャリアがあるというナフタリー。その演奏スタイルは、ブルースを軸にジャズ、ソウル、クラシック、スパニッシュなどさまざまなジャンルをカバーしており、もちろんいまどきのロックのセンスも兼ね備えている。
彼自身は歌わないというところが、いささか残念ではあるが、それを十分補って余りあるテクニックとフィーリングを持ったギタリストだと思う。特にそのメロディアスで哀感に満ちたソロは、日本のリスナーにも人気が出そうだ。その片鱗は、オランダでのライブでうかがうことが出来る(youtube参照)。
これからのブルースの担い手は、非黒人、非アメリカ人からもどんどん出てくることだろう。ことに、英語をネイティブなみにこなすことの出来る国、たとえばこのイスラエルあたりからは、今後が十分期待できそうだ。黒人ブルース原理主義のひとは「こんなの認めない」というかもしれないが、筆者的にはこれもまたブルースの今日的ありかただと思っている、
夏の全米ツアーの評判がよければ、全世界デビューも夢ではない、期待の新バンド。チェックしといて損はないと思うよ。
イスラエルのブルースバンド、オリ・ナフタリー・バンドの最新シングル曲。
2012年1月、アルバム「A True Friend (Is Hard to Find)」でメジャーデビュー。10月のイスラエル国内のブルースバンド・コンテストで優勝、オランダでもライブを行い、そしてついに今夏はシカゴ、メンフィスなど7都市でのアメリカツアーも行うという新進気鋭のバンドが、オリ・ナフタリー・バンドだ。
リーダーにしてギタリスト、ソングライター、プロデューサーもつとめるロン毛のイケメンが、弱冠25才のオリ・ナフタリー。そして彼と並ぶ当バンドの看板が、美貌の歌姫エリナー・ツァイグ、26才だ。
女性ブルースシンガーといえば、容姿よりも歌の実力が優先されるあまり、見ばえ的には「?」なひとがひじょうに多いのだが、彼女の場合、天が二物を与えた見事な少数例といえよう。
歌のほうは派手さこそないが、シブめのアルトで説得力もあり、一方、ルックスのほうはブルネットでプロポーション抜群、ことにその脚線美をロングドレスやジーンズやらで隠すことなく、しっかりとミニスカでアピールしているのは、ポイントが高い。ライブでの集客力に直結しそう。
きょうの一曲は今年リリースのセカンドアルバム「Happy For Good」からのシングル・カット。ブルースとはいえ、とてもポジティブな歌詞内容のナンバー。力強いツァイグの歌声、ナフタリーのいかにもブルースなギターリフが印象的だ。
5才にしてギターを始め、10才にしてアメリカの黒人ギタリスト、トニー・パースンに師事し、すでに20年のキャリアがあるというナフタリー。その演奏スタイルは、ブルースを軸にジャズ、ソウル、クラシック、スパニッシュなどさまざまなジャンルをカバーしており、もちろんいまどきのロックのセンスも兼ね備えている。
彼自身は歌わないというところが、いささか残念ではあるが、それを十分補って余りあるテクニックとフィーリングを持ったギタリストだと思う。特にそのメロディアスで哀感に満ちたソロは、日本のリスナーにも人気が出そうだ。その片鱗は、オランダでのライブでうかがうことが出来る(youtube参照)。
これからのブルースの担い手は、非黒人、非アメリカ人からもどんどん出てくることだろう。ことに、英語をネイティブなみにこなすことの出来る国、たとえばこのイスラエルあたりからは、今後が十分期待できそうだ。黒人ブルース原理主義のひとは「こんなの認めない」というかもしれないが、筆者的にはこれもまたブルースの今日的ありかただと思っている、
夏の全米ツアーの評判がよければ、全世界デビューも夢ではない、期待の新バンド。チェックしといて損はないと思うよ。
音曲日誌「一日一曲」#1~#100 pdf版もダウンロード出来ます