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音曲日誌「一日一曲」#55 ジョニー・ギター・ワトスン「Cuttin' In」(The Very Best Of Johnny Guitar Watson/Rhino)

2023-05-26 05:03:00 | Weblog
2008年10月25日(土)

#55 ジョニー・ギター・ワトスン「Cuttin' In」(The Very Best Of Johnny Guitar Watson/Rhino)





ジョニー・ギター・ワトスン、99年リリースのベストアルバムから、彼のオリジナルを。

ジョニー・Gことジョニー・ギター・ワトスンは、これまでも「一日一枚」で2回取り上げたが、いずれも後期、DJM時代の録音で、今回は1952~63年、彼の10代から20代にかけてのレコーディングをコンピしたものなので、時代はだいぶん遡る。

このナンバ-は、ブル-スではなく、ワルツ調のバラード。歌詞を聴いていただくとわかると思うが、ダンス・パーティでの恋のさやあてをテーマとしたもの。だから、ワルツってことやね。

ジョニー・ウィンターにも多大な影響を与えた、ラフなボーカル、そしてアクの強い、ペナペナ・ギター。サウンドは古めなれど、その個性は不変。ジョニー・Gは最初(ハナ)っからジョニー・Gであった、そう感じるね。

バックのストリングスは華麗なロッカ・バラード調だが、エッジのたった歌とギターは実にエグい。まさに好対照。

あまりシャウトは多用せず、ヘタレ系シンガーと思われがちな彼だが、この曲ではけっこうシャウターしております。

DJM時代のコンテンポラリーで洒落たサウンドも魅力的ですが、リーゼントでキメた、初期のブルースマンっぽいジョニー・Gもカッコええです。必聴!


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