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グローバルな時代にとりのこされたサマータイムってやつは…

2024-11-04 | ひとりごと

今年も、アメリカ合衆国のサマータイムが無事終了し、ホッと一息である。

どういうことかと言うと、オンラインで日本語教師を始めてから4年あまり、アメリカ、メキシコ、ヨーロッパのサマータイムに振り回されてきたのだが、今年はどうやら交通整理がうまくいったようなのだ。

初めてのサマータイム終了時(2020年の秋)、私は予約スケジュール枠を1時間遅らせて生徒のみなさんに合わせたのだった。例えばアメリカ人女性で「子供が寝てからが私の勉強時間。だからPM9時がいいんです」と定期的にレッスンをとってくれる生徒に対して、「そうは言っても日本の時間は変わらないので、サマータイムが終わったらPM8時にしてもらえませんか?」などと、私にはとても言えなかった。みなさん自分の生活リズムがある中、夕方から夜の時間帯(日本の午前中)の範囲で選んでくれているのだ。みなさんが1時間遅くなるなら、私の午前の時間割も1時間ズラせばよいではないか。アメリカとメキシコでサマータイムの終了日が違っていたので、どのタイミングで私がズレていくのかちょっと悩ましかった。

しかし初めのうちはまだ良かった。2022年にはメキシコのサマータイムが廃止され、翌年アメリカのサマータイムが始まるときに「アメリカ人生徒が1時間早い時間を予約しはじめてもメキシコ人生徒の時間は動かない」という事態が生じた。パンデミックが落ち着くとともにオンラインの生徒数が減ってきたので、それほど衝突の心配はなかったが。

去年2023年のサマータイム終了時には、なぜかアメリカ人同士の衝突があった。みなさん当然のように1時間遅くなったのに、ひとりズレたくないアメリカ人がいて席がなくなってしまったのだ。私は新たな曜日に予約枠を開けなければならなくなった。

今年もまた「日本の時間は変わらないのだから、私のレッスンは日本時間のAM**時のままでいいです」というアメリカ人が現れた。さらに新しい生徒がコロンビア人で、サマータイムがないため時間が変わらない。午前中の生徒の半数が1時間遅くなり、半数が変わらないという異例の事態だ。しかし幸い上記の通り、事なきを得た。

自分の国のサマータイム中心に世界が回っている人々。それは個人の責任じゃないのだからセルフィッシュとは言えない。オンライン教師として学生の望む時間割を尊重したいのはやまやまだが、サマータイムのない国の人々の時間も当然尊重しなければならない。椅子取りゲームで誰かの席がなくなってしまうというのは、やはり困るわけ。世界中に時差ってものがあるのはしょうがないけど、サマータイムを廃止するなら世界中で廃止してほしいよなぁ。

 

とりのこされたサマータイム、なんとかしてほしいんだけど。。。お願いします!


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