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☆神々の棲む山 信濃の国 * ②戸隠神社 火之御子社

2021-05-13 | ♥ 戸隠神社五社参拝(式年大祭)

 

 

駐車場3台分がある、小さな火之御子社前に着きました

 

 

 

太々神楽奉納で日本神話の「天の岩戸開き」前で、舞い踊った神様

天鈿女命(火之御子社ご祭神)のお社です

 

 

 

擬宝珠(ぎぼし)に気付く

伝統的な建築物の装飾で橋や神社

寺院の階段、廻縁の高欄(手すり、欄干)の柱の上に設けられている飾りです

 

 

 

「火之御子社」は創建が1098年と伝えられ

主祭神は「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」

 

天鈿女命が艶やかな舞を踊り

天照大神が天岩戸から出てくるキッカケを作った女神様

 

舞楽・芸能・結縁の神を祀る火之御子社は、明治17年の再建、平成17年に修復を終える

 

神仏習合時代、他の四院(奥社・中社・宝光社・九頭龍社)は僧が奉仕していましたが

火之御子社は栗田家の神職が奉仕し

徳川家康から戸隠に与えられた千石のうち二百石をもらっていました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夫婦杉(二本杉)樹齢約500年


一つの根から2本の枝がわかれて、寄り添うようにあります

こちらの神社には、天鈿女命のほか

3柱の神様が祀られていて、ご夫婦の神様もいらっしゃいます

 

 

 

伏拝所(ふしょおがみしょ)

戸隠神社への参拝者のうち、坂を登れない老人や、女人禁制で奥院に参詣できない女性たちが

ここで戸隠山や奥院を遥かに望んで”伏し拝んだ”ところだといわれています

もともと奥院から地蔵菩薩の御正躰が飛んできて、女の子にのりうつり、

「女人禁制で奥院に参詣できない女性のためにここから奥院を拝むように」と人々に告げた場所だと伝わります

昔はここから奥院が見えたそうですが、今は木が生い茂っており望むことはできません

 

 

 

 

社殿右奥に 西行桜 が咲いていました

 

 

 

西行桜

平安時代から鎌倉時代初期の歌人「西行法師」が火之御子社まで来ると

桜の木の下で遊んでいた子供たちが西行を見て、するすると桜の木に登ってしまいます

西行が

戸隠の子どもをからかった西行が、賢い子どもたちにやりこめられ

「これ以上先に進んだら思いもよらない失敗をするかもしれない」と

この桜の木のもとから引き返したといわれているという言い伝えがあります

 

 さるちごと見るよりはやく木にのぼる

 (猿の子どものように見えたが、本当にすばやく木に登ることだ)

と、声をかけました。

すると 犬のようなる法師来れば
  
  (猿とは仲の悪い犬のような法師が来たからさ)

と答えました

 

※西行はこれはただ者ではない、このまま戸隠に上ってはまずいと参詣を控えたのとことです

「善光寺道名所図会」より

 

 

 

 

 

この桜の木は、何代目でしょうか?

まだ若い桜の木と思いました

この場所であったことは間違いないのでしょう

 

 

 

 



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