ピレネーの中心にある、U字谷やV字谷の絶景が迫力のオルデサ・イ・モンテ・ペルディード国立公園
たちはだかる岩山トバコールを見ながらオルデサ・イ・モンテ・ペルディード国立公園プラデラ駐車場まで約15分で到着
トレッキングコースでは、ピレネー固有種の花が咲き誇りとても楽しみにしています
このコースに山岳ガイドのアルベルトさんとモンマさん2名が同行
自然植物観察をより丁寧に説明するために、言葉の壁をipadで駆使して・・・
今日のトレッキングコースの説明
シルコ・デ・ソワッソの滝(Circo de Soaso:1730m)までの往復コース
トレッキング中級・歩行距離16.6km・歩行時間6時間30分・標高差500m
ブナや松の木々の木漏れ日が射し込む遊歩道を行きながら、、
近くの林の中に・・・さっそく、森の妖精 エーデルワイス
レオントポンディウム・アルピナム (Leontopodium alpinum)
キク科(Asteraceae) (-Tubuliflores)ウスユキソウ属(Leontopodium)
類似の日本の花名:ウスユキソウ・ミヤマウスユキソウ・ハナウスユキソウ
朝露を一杯つけたエーデルワイス、ピレネーでも綺麗に咲いています
アンティリス・ウルネラリア(Anthyllis vulneraria)
マメ科アンティリス属
ダクティロザリ・マクラタ(Dactylorhiza maculata)
ラン科(Orchidacees科)ハクサンチドリ属
花の先は枯れているがマンテマ属
1997年にはユネスコによってオルデサ=ヴィニャマール生物圏保護区に指定され、
同年にはスペインとフランスにまたがる「ピレネー山脈のモン・ペルデュ」が世界遺産に登録されました
↓
アラサス川沿いの森の中で這うように歩いていた鳥 は
ウタツグミ (Zorzal comun) 学名:Turdus philomelos
ウタツグミ は、スズメ目ツグミ科
※名前の由来は、さえずりが美声であること
↓ 山岳ガイドさん、調べてくれました、、
↓ 生息地の説明
(ヨーロッパからバイカル湖近辺にかけて分布)
エキウム・ウルガレ(Echium vulgare)
ムラサキ科 (Boraginaceae)シャゼンムラサキ属(Echium) 日本名:シベナガムラサキ(蕊長紫)
つぼみはピンク、花は鮮やかな青色
雄しべが非常に長く出ている
こちらも同種の青色 → ムラサキ科(Boraginaceae) プルモナリア属
ワンコ同伴者と一緒
オルデサ渓谷の谷底を流れるアラサス川
ハシリドコロ(Scopolia japonica)ナス科ハシリドコロ属
ヘパティカ・ノビリス/オオミスミソウ(Hepatica nobilis)
キンポウゲ科(Ranunculaceae) ミスミソウ属(Hepatica)/イチリンソウ属
徐々にゆるく登って行く
トイレがないため簡易テント を背負って・・
ピレネー縦走のコース印
途中まで登山道も整備され、 快適に歩けます
渓谷に響き渡っているマイナスイオンが心地よく
夢に見たピレネーの深層部へ入って行きます( `ー´)ノ
撮影スポットは帰りに
冷たく美味しい水場です
アルベルトさん、葉っぱをとり小石を上に、取水口の完成(*´▽`*)
カーブを何回か廻って登って
ヒエラキウム・ピロセラ(Hieracium pilosella)
キク科(Asteraceae) ヒエラキウム属 類似日本名:ヤナギタンポポ/ミヤマコウゾリナ
マムシが口を開けているみたい、とか 、、ドラゴンの口とか? 言っていたような・・
キンギョソウでしょうか?
ピングイクラ・レプトケラス(Pinguicula leptoceras)
タヌキモ科(Lentibulariacees) ムシトリスミレ属(Pinguicula)
ハエ捕り紙くらいの粘着性があります → 私の指ではないですよ ↓
虫取りスミレ(ピレネー固有種)虫を食べるスミレ、葉っぱについている黒い点々は全部虫
ピレネーイワタバコ (Ramonda myconi)
イワタバコ科オニイワタバコ属
↓
フィテウマ・オルビクラレ (Phyteuma orbiculare)
キキョウ科(Campanulacees) タマシャジン属(Phyteuma )
↓
↓
ロサ・ムルティフロラ (Rosa multiflora)
バラ科バラ属
カンパヌラ・バルバタ (Campanula barbata)
キキョウ科 ホタルブクロ属
↓
いつも撮影のため一番後ろを歩いていた私
後に付いていたガイドのモンマさん、無線連絡が入り、ショートカットで山肌を猛ダッシュ
同じように私もショートカットして
簡易トイレ設置要請だったのですね
広いブナ原生林で休憩
一緒にスタートしたワンコ連れ
隣に座っていたガイドさんのエネルギー食はナッツ
スペインのあいさつは「Hola]、目と目があって「オラー」
休憩した山側も素敵です
アストランティア・マヨル (Astrantia major)
セリ科(Apiaceae)(Ombelliferes)アストランティア属 類似の日本花名: ローゼンシンフォニー
クリスマスローズの実でしょうか?
エリソン(Echinospartum barnadesii)マメ科
(erizon:スペイン語で大きなウニという意味)
高い岩壁にこんもり咲いていた のが見えました
ヒメシロネ(Lycopus maackianus) シソ科シロネ属
↓
シレネ・ブルガリス( Silene vulgaris)
ナデシコ科(Caryophyllaceae)マンテマ属
ルリタマアザミ?
ゲンチアナ・ルティア(ユリ科)とヒョウモンチョウ
↓
プランタゴ・メディア (Plantago media)
オオバコ科(Plantaginaceae) オオバコ属 Plantago
アクイレジア・アトラータ (Aquilegia atrata)
キンポウゲ科(Renonculacees)オダマキ属
ゲラニウム・ファエウム (Geranium phaeum)
フウロソウ科(Geraniacees) フウロソウ属(Geranium) 類似日本名:タカネグンナフウロ
パラディセア・リリアストルム(Paradisea liliastrum)
キジカクシ科(Asparagaceae) <旧分類=ユリ科> パラディシア属(Paradisea)
↓
ペディクラリス・フォリオサ (Pedicularis foliosa)
ハマウツボ科(Scrophulariaceae)、 シオガマギク属
山道 左側の山塊
トゥロリウス・エウロパエウス (Trollius europaeus)
キンポウゲ科 Renonculacees キンバイソウ属 日本名:ミヤマキンポウゲ
ローザ・ペンドゥリナ (Rosa pendulina)
バラ科(Rosacees)
ヤマハッカ属?
キバナカワラマツバ(Galium verum L. subsp. asiaticum)
アカネ科(Rubiaceae) ヤエムグラ属
ワンコ連れだった人、靴を脱いで川に足を浸け、休息しています
圏谷の奥の真正面にペルディード山(3355m)が見えて来ました
あともう少し
ピレネーの天然水、 2回目の水場
エウフォルビア・キパリシアス(Euphorbia cyparissias)
トウダイグサ科トウダイグサ属(Euphorbiacees)
ペルディード山を正面に見ながら一本道を歩き、コラ・デ・カバージョ滝の前までやってきました
ちなみにこの山は石灰岩質を頂上に持つ山として、ヨーロッパで一番の高さ誇っています
ピレネーとしては第三位の高さで、ピレネーのハイカーにとても人気の高い山です
世界遺産に指定されているペルディド山の雄壮な姿
ホントに私たちはついているお天気がよくって(*´▽`*)
※ 花名は調べながら追記・訂正をしています。
ピレネー固有種が多く、頭に「 ピレネー」をつけると間違いありません。
(つづく)
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