国営飛鳥歴史公園の五番目の地区「キトラ古墳周辺地区」
芝生に遊歩道など美しく整備された園内に来ました
高松塚古墳に次ぐ我が国2例目の壁画古墳
1983年の調査で石室内に描かれた極彩色壁画が発見されました
キトラ古墳は
藤原京の南に広がる古代の皇族・貴族などの墓域に所在する小さな円墳で
7世紀末~8世紀初頭頃に造られたと考えられます
東西にのびる丘陵の南斜面に位置し
墳丘は2段築成で、下段の直径が13.8m、上段の直径が9.4mに復元
キトラ古墳の石室内には、四神、十二支、天文図、日月の壁画があり
四神は天の四方を司る神獣で、壁画は対応する方位に合わせて
東壁に青龍、南壁に朱雀、西壁に白虎、北壁に玄武が描かれています
高松塚古墳では、盗掘により南壁の朱雀が失われていたため、
我が国で四神の図像全てが揃う古墳壁画はキトラ古墳壁画のみです
↓ は玄武
↓
↓
墳丘から駐車場へ
道路の右側に、四神の館
多彩な展示を通じてキトラ古墳を紹介する体験館
発堀調査時の説明パネル
***************************** 「キトラ」って? *************************
国営飛鳥歴史公園の説明によると
名前の由来は、中を覗くと亀と虎の壁画が見えたため「亀虎古墳」と呼ばれたという説
古墳の南側の地名「小字北浦」がなまって「キトラ」になったという説
またキトラ古墳が明日香村阿部山集落の北西方向にあるため
四神のうち、北をつかさどる亀(玄武)と西をつかさどる虎(白虎) から「亀虎」
と呼ばれていたという説など、いろいろな説があります。
次は高松塚古墳へ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます