昨日、湖東三山(ことうさんざん)の紅葉の様子を見に行きました。
前のブログで、百済寺の本堂を紹介しました。その後、本坊の「喜見院(きけんいん)」の庭園を見に行きました。現在の喜見院は、昭和15年に仁王門のそばから移築されたものです。
移築の際に、庭園も整備されています。池泉廻遊式かつ観賞式の庭園です。本坊に腰を掛けて見てもとてもきれいです。まじくんは、鯉にえさ(50円)をやっていました。大きな口が怖そうですが・・・本人は「1個づつやからね。順番やで。」と、話しかけていました。
庭の池をぐるっと廻って、上にあがることができます。東山の山々を借景とし、旧庭園から移した庭石の間を山水が流れています。
高台の「望遠台」からは、湖東の平野を見渡すことができ、西方55kmには比叡山、さらにはるか西方880kmには、往時の「百済国」があります。当時、渡来した人々が、ここに立って、母国を偲んでいたのでしょうね。
紅葉情報では見ごろ間近ということでしたが、しばらく寒くて晴れた日が続くようですし、週末ぐらいには見ごろになるといいですね。ここは、織田信長と親交のあった、宣教師ルイス・フロイスが「地上の天国 一千坊」と絶賛した光景があります。
現在の様子(写真右上)は、まだまだですが、赤く染まる「地上の天国」ぜひ見てみたいです!