今日から始まった大阪造幣局の桜の通り抜けへ行ってきました。
毎年、造幣局構内旧淀川沿いの全長560mの通路を一般花見客のために1週間開放しています。 現在構内にある桜は、約120品種、約370本を数えますが、大半は遅咲きの八重桜です。もともと桜の名所として名高かったこの地を、明治16年、局員だけの花見ではもったいないと、一般開放したのが始まりです。
天気予報では、夕方に向けて雨ということだったので、少しでも早くと、朝から訪ねる人がいっぱいです。毎年「今年の花」というのが発表されますが、今年は普賢象(ふげんぞう)という花です。室町時代から京都地方にある有名な桜で、花の中から葉化した二つの雌しべが突き出し、その先端が屈曲する状態が、普賢菩薩の乗る象の鼻に似ているところから、この名が付けられたそうです。(写真左下)また、今年新たに雨宿(あまやどり)という桜が登場しました。東京荒川堤にあった桜で、葉かげに垂れて咲く形があたかも葉かげに雨をよけているように見えるのでこの名がついたそうです。(写真右下)
そして、私が気になった桜は幸福です。北海道松前町の法幢寺(ほうどうじ)にあった八重桜の種子から誕生した桜で、幸運にも1本生き抜いた事から、この名が付けられたそうですが・・・。すでに、ほとんど散っていました。(T0T)かろうじて2~3輪。
昨年の通り抜け【前ブログ】は、時期が早くて物足りない感じがしましたが、今年はとてもきれいです。昨年の花だった松月もとてもきれいに咲いていました。(写真左下)珍種といわれる桜もたくさん咲いています。
天満橋の架かる大川の川岸の桜は、ほとんど散っていますが、露店がたくさん出ています。
今年は、かつて淀川舟運の玄関口だった八軒家浜(はちけんやはま)も開港し、さくらクルーズが行われています。(大人1,000円 小人500円 25分)
おみやげに「造幣せんべい」を買いました。1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉が2枚づつ入って1,332円でなく・・・500円です。(^m^)ただし、このおせんべいは、造幣局でなく天満橋駅のシティモール地下2階地下鉄側入口の特設会場に売ってました。亀井堂総本店(神戸元町にある瓦せんべい発祥の店)のものです。