4/21 歯並びの悪さと第2頸椎-1- をUPし
-2-に載せる内容を絞れなかったが
ようやく今日になって
環軸(第1.第2頸椎)の位置関係についてUP!
第2頸椎(軸椎=C2)の模型を前から見ると ↓
これをX線で綺麗に撮影するには
口を開けて撮るといい。
『ネッター解剖学アトラス』より ↓
斜め後ろ上から見ると
歯突起は第1環椎(環椎=C1)を
貫通しているのが良く分かる。
『ネッター解剖学アトラス』より ↓
模型の後頭骨を引き上げると
このように見えるが ↓
生身の人間だと、開けた口からでないと
きれいなX線写真は撮れない。
これは第1頸椎と第2頸椎の歯突起。
『ネッター解剖学アトラス』より ↓
模型で第1頸椎と第2頸椎を重ねると ↓
解剖学書のようにピッタリと重ねるのは難しい。
つまり、ずれやすい。
これは歯科医院で撮った、4歳児の
後頭骨~第1頸椎~第2頸椎~顎 ↓
↑
黄緑の線は、第1頸椎と第2頸椎の後ろの真ん中。
大きくずれているのが、とてもよくわかる。
第1頸椎と第2頸椎の横の縦の幅は
このように、黄緑の( )のように
左右ほぼ同じが望ましい。 ↓
ところが、この子の場合は、右の縦幅が広く
↓
左の縦幅が狭く ↓ 左右が大きく違う。
でも、私の幼児クライアントちゃんでは
この子は普通くらいで
特に強いゆがみではない。
もちろん、姿勢・歯並び・口・顎は
良好とはいえず
親御さん達も気にされている。
この子のように
親御さんがいろいろと症状を気にされて
私の施術を受けに来る子の
胎児期の超音波写真の多くに
顔が写っている。(この2枚は上の子ではありません)
↓
良好な胎児姿勢はこちら。 ↓
顎を引いているので ↓
顔はなかなか撮れない。 ↓
目だけならまだまし。
口まで写っていて
かつ、捻じれていると
・反って泣く。
・頭・顔・口がゆがんでいる。
・目の大きさが違う。
・聴力検査をパスしない。
・全身(股関節も)が固い。
などの症状が重いことが多い。
この子の場合は、顔は写っていないが
頭(脳)と胴体とが強く捻じれていて
顎を大きく上げている。
↓
このような気になる写真が撮れるのが
一瞬だけなら問題ない。
しかし、妊婦健診ごとに
毎回同じような姿勢が撮れるのは要注意!
ほとんど動けない状態が
続いている可能性が高い。
顎を上げて反っている状態が長く続くと
-1- に書いたように
歯突起が後傾するのではと思う。
後傾してしまうと、施術をして
「ハイ、直りましたよ」
とは言えないので困る。
【追記】
歯突起がなぜ後傾するのかについては
-3- をごらんください。
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