魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

初めての文楽(ぶんらく)

2014-06-08 | 観劇・ライブ・映画など
近鉄電車の中に文楽のポスターが掲示されていた。
「文楽デー」「分かりやすい解説付きで、文楽観劇のデビューにおすすめ!」
と書かれていた。

6/8(日)。ラッキーにも私の休みの日や!

まだ文楽の観劇はしたことがないので、
「一緒に見に行こう」と、渋る夫を説き伏せ
電話で予約してもらった。

     会場は、国立文楽劇場。
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近鉄電車に乗って、日本橋で降ると、すぐの所なので、とても便利。

今日の催しは大阪市主催の「文楽鑑賞教室」
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夫が切符を購入している間、私はカメラを持ってウロウロ。
ロビーには「食いだおれ太郎」の文楽人形が! 大阪らしい。
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             料金は税込みで2,800円と、安い。

        立派な緞帳
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緞帳の右には、義太夫節で語りを担当する大夫(たゆう)と、
三味線の弾き手が座る小さな舞台がある。
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淡路島・徳島などでは人形浄瑠璃というが、
大阪ではなぜ文楽と言うのか?

大阪には人形浄瑠璃専門の劇場があり、
その名が「文楽座」だったため、
「文楽」と呼ばれるようになったとの、解説があった。なるほど。

まずは分かりやすい「団子売り」が上演された。

その後、大夫の語り、三味線の弾き方で、
台詞だけでなく、情景なども表していることや
人形の遣い方の、詳しい解説があった。

その後「三十三間堂棟由来」の一部が上演された。
台詞も舞台の上に表示され、
思ったより現代の言葉に近かったため、よくわかった。



テレビで人形浄瑠璃をチラリと見たことはあったが、
その時は黒子が目について、
人形の動きなどを鑑賞する気になれなかった。

しかし、実際に見ると全く違って、黒子の存在は
全くと言っていいほど気にならない。

それより、まるで生きているかのような人形の動きに感動。
劇の世界に引き込まれていった。

江戸時代の人々が、
人形浄瑠璃に夢中になった気持ちが良くわかった。

上映中は撮影禁止だったが、
終演後の体験コーナーでは、撮影可となった。

人形遣・大夫・三味線のうちどれかを体験できるというもので、
私は、人形遣を選んだ。

受付順番に舞台に上がらせてもらい、
自分の好きな人形の所に行って、教えてもらう。
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一体の人形を、若い人形遣いの男性二人が担当。



一人が人形の遣い方を丁寧に教え、一人がカメラで写してくれる。
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こんなに上手く撮ってもらえた(*^_^*) でも、私が人形を遣うと、
なぜか文楽人形がフラダンスを踊っているように見える(^^;
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               私を担当してくれたアツシ君

とってもサービスが良くて、驚いた。
年に一度しか開かれない文楽教室に参加できて、感動。

でも、座席の約1/3は空いていた。もったいない。
皆さんも、ぜひ、文楽に触れてみてください。

日本が世界に誇る、この素晴らしい伝統文化を
守り続けるためにも、まずは、文楽を知り、
「素晴らしい。楽しい」と思う人が増えることが、大切だと思う。

夏休みには、子ども向けの「文楽親子劇場」も開催される。
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               能や狂言もゆっくり観劇したい。

若いころは「そのうちに行ける」と思っていたのだが、
だんだん歳を取ってくると、焦りが出て来た。

「生きているうちに、あれも見ておかなくては、
これも見ておかなくては」と、思うことが増えて来た。

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1 コメント

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Unknown (ニア)
2014-06-10 14:18:48
いつもブログ拝見しております。
先生は整体・赤ちゃんのプロですが、四六時中その事ばかりに時間を割くのではなく、ガーデニングや山登り、そして今回の文楽…と非常に多趣味で視野が広い所が素敵だと思います。
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