魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

金剛能楽堂で「神話競演 アマテラス」

2017-02-05 | 観劇・ライブ・映画など
2/5(日)の午後は金剛能楽堂へ。

2時開演のところ、塾長と1時に待ち合わせていたので、
1時ちょうどに入館し、12/2に予約した入場券を受け取ると、
席は、最前列のど真ん中だった。

塾長の奥さんとお嬢さん、料理屋しるべえの常連さんなど、
いろんな人と話をしているうちに開場。

第1部は浅野温子さんの読み語り
第2部は 能の「絵馬」    

現代劇と古典劇でアマテラスを競演するコラボ企画。

「読み聞かせ」というのだから
椅子に座って本を読むのかと思っていたが、とんでもない!

浅野温子さんは本を片手に、
「ダンサーだったのか?」と思わせるほどの
キレのある柔軟で力強い動きをずっと続けながら、

しかも、観客全員に順々と目をやりながら、読み語る。

天の岩屋戸の前に置いた樽の上で、
アメノウズメになりきって
踊りながら読み語るなんて、まさに天才!

後半のヤマトヒメの話になると
私の左脳はすっかり麻痺。

男性的な低い声から幼女の声まで、
使い分けながら、1回もカムことのない、

浅野さんの心地よい声を聞いているうちに

私の脳はメラトニンに浸され、
いつの間にかコックリコックリ。

浅野さんが一番視線を注ぐ、最前列のど真ん中で、
何ということ(-"-)、睡眠不足ではないのに?!

でも、最後は覚醒。
斉王となったヤマトヒメに、
父 垂仁天皇の言葉を伝える舎人のくだりは圧巻だった。

第1部が終わって休憩時間、


            ↑
    小雨けぶる中庭に出て、錦鯉観賞。
  かなりのメタボだが、津和野の鯉よりは、まし。
           ↓


その後「塾長の席は?」と探したところ、
何と、私がまる見えの席、寝ていたのがバレタ!

第1部でよく寝たから、
第2部はもう眠くはならないだろうと思っていたら大間違い。

始まってしばらくは、面をかぶっていない人達の
歩き方などの動きが気になり、目と頭はフル回転。

ところが、面をかぶった人達がでてくる頃には
地謡・鼓・動きが絶妙にマッチし、
すっかり私の脳はとろけ、いつの間にか熟睡。

でも、最後の力強い素晴らしい舞は見られた。

能は難しくて、理解できない。
だけども、他では味わえない心地よさがある。

2年前に大阪の大槻能楽堂で能を観たときも熟睡。

その時、「下手な能だと寝られない」
「上手な能は気持ち良くなって、眠りを誘う」
と聞いたが、今回も実感した。

終演後、塾長ご一行と合流。

浅野さんが客席に現れ、
次々にお話をしたり記念撮影をしたり…、
我々以外全てのお客さんが帰途に着くと、

浅野さんは「しるべえさんご一行、お待たせしました」
と声をかけてくださり、
塾長は、我々を一人ずつ浅野さんに紹介し下さった。

     皆で記念撮影



「最前列で寝ていた人! と気付かれているのでは?」と、
ヒヤヒヤしながらも、
浅野さんと握手もしてもらい、会場を後にした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿