「ジョイット」
これは、女性企業家を主な対象とする
メンタルサポートの会の通信で
B5.12ページ、年間の会費は3,600円で毎月届きます。
この会の代表は井上知子さんで、発祥地は京都。
彼女はもともとは数学者だったのですが
ご本人は「大学で数学を20年ほどやっていたのは事実だが、
数学者ではない。そう名乗れるのはごく一部の天才だけ」と。
でも、私の感覚ではそんな人は数学者なので、こう書きました。
今は親子関係学習プログラム「STEP」のリーダーとして、
(Systematic Training for Effective Parenting)
さまざまな人達に「考え方」のアドバイスをされています。
「STEP」とは北米アドラー心理学会の公認プログラムで、
ドン・ディンクメイヤー、ゲーリー.D.マッケイ
によって開発されたそうですが、
私はちゃんと勉強していません。
でも、この通信を毎月読むことで、
ものの考え方や、心の持ち方を学べるので
とても有難いのです。
給料やボーナスを定期的にもらえる勤め人を辞めて、
企業し始めると、多くの人が精神的に落ち込みます。
私もそうでしたが、ジョイットの会員と交流したり
この通信を読むことで、支えられました。
10月号が届いたので、いつものように電車の中で封筒を開き、
いつものように編集後記から読もうと
目をやると、えっ、いつもと違う!
いつもは1ページの下の方、1/3くらいのなのに、
1ページ全部が編集後記で、
私の本『トコちゃん先生の骨盤妊活ブック』の感想が書かれている!
これを読んで「さすが井上さん
行間から読み取っている!」と感服。
なぜなら、左列の下から2行~右列の中ほどまで、
発達障害について書かれていたからなのです。
『骨盤妊活ブック』には発達障害に関しては書いていません。
ですが、井上さんは以下のように書かれています。
> 私はこの本を読むまでは
> (軽度)発達障害というのは先天的なものなので、
> 生物的には昔と同じ確率で出現するはずだから
> 増えていると言うのは間違いではないかと思っていました。
> しかし骨盤の形が整わず、
> 子宮がこんなに形が変わるほど
> 母体が影響を受けているとすると、
> 子宮の中での赤ちゃん本来の発達が保証されないよね、
> と思わざるを得ませんでした。
まさに私も同じように感じているのですが、
統計的な数字が何も出ていないので
この本の中では
敢えて触れませんでした。
通信を持って施術室に入ると
初めてのお産間近な妊婦さんが、
二人出産されたママから、経験を聞いていました。
このママは第一子の時、サロンに初めて来られた時は
すでに単臀位(膝を伸ばして体が二つ折れになっている逆子)で
予定帝王切開と決まっていて、
子宮はガチガチ、もう直りようのない状態でした。
その後、第一子は広汎性学習障害と指摘され、
母子で学習支援教室に通っています。
第二子は妊娠前から施術で体を整え
子宮はフワフワで、みごと、VBAC
(=ブイバック、帝王切開後の経膣分娩)に成功。
出産した大学病院では
VBAC成功は1年に1人くらいだそうです。
しかも、子宮口2cmから1時間半後に
強い痛みを一度も感じないまま超安産。
第二子はとても育てやすく、発達も良いのです。
このママにジョイット通信の
編集後記を読んでもらったところ
「同じ教室に通っている子は3人だが
皆、帝王切開なんですよ。
私も、学習障害と胎内での育ち方や生まれ方は
関係あるのではと思っている」と。
この分野の研究は、未だほとんどされていません。
しかし、私たちの活動に関心を示される小児科医が
少しずつですが増えてきました。
日本の将来を担うべき子どもたちが
健やかに、たくましく、賢く、器用に育つよう、
私もできる限りのことをしていきたいと
切に思っています。
ジョイット通信をご希望の方は
メール joyit-ejima★atelier-six.biz or F/T 075-751-2979
★を@に変更して送信してください。
なかなか、ここは、科学的に検討されていないところです。
ブログを開いている発達障害のお子さんの親御さんたちの多くが、出産やその後の育児の困難さを記載しています。逆に、ものすごく手がかからなかったという方も多くいらっしゃいますが…。
私は、逆に、胎児側の要因(遺伝子、ホルモン分泌等。だからこそ、昔からあった)で、出産が困難になる部分=よって、胎児側の脳や体の歪が強調される可能性があるのではないか、と、{思って}います。
長女は、逆子でも単殿位でもなく、私のおなかも丸かったのですが、胎動がものすごく激しい傾向にあり、二分脊椎を心配したほどです。長男の胎動は、たまに方向転換をするような緩やかなものでした。出産も、長女は3日がかり、長男は3時間でした。
長女は、恐ろしく{できる}コドモで、運動が上手、3歳後半から小学校漢字も英単語も読め、数字もひらがなもほぼ書けますが、ヒトとの交流において、発達障害の疑いもあります。長男は、穏やかな子供です。
科学にするには、難産をネズミやサルで再現する必要があるのですが、二本足歩行をしない彼らには、お願いできないところです。子宮の形も重心も全然違いますしね。もう一つの方法は、疫学的な方法。大学病院や、総合病院で、難産(時間や帝王切開)と、夜泣き、学童期の発達傾向を調べていただけると、・・・ノーベル賞ものの研究になるかもしれません。
同じ?京大つながりですから、先生方にぜひお願いしたいところです。また、発達障害を抱えて生まれてきても、姿勢や感覚の問題が、体操や睡眠リズムで軽減し、特性(長女のような)を生かせる方向に転ぶこともあります。
私は、発達障害やダウン症等は、人類集団にある率で必要があったから、生まれてくるのだと思っています。ヒトが、優しくなれるため、とんでもない集中力を発揮して、道を切り開くため、等。予防という観点で記載をすると、ネガティブな面が強調されやすく、当事者は苦しみますが、ぜひ、そのあたりも、賢明な先生のことですから、今後もご配慮の上、記載していただけるとありがたいです。
と思ったのは、十年あまり前。
整体の勉強に通っている助産師のうち、
発達障害(自閉症など)の子どもを持っている人の割合が
異常に高く、おかしいと思ったのが最初でした。
その助産師達は、頚椎をはじめ骨格全体に
ひときわひどいゆがみを持っていて、
本人も辛い症状に悩んでいました。
だから「まずは自分の体で整体を試してみて、
効果があるようなら人にもしてあげられるようになりたい」
との動機で整体を学び始めた人がほぼ全員。
それと「子どもが通っている施設に集まる母親たちは
みんな体がひどく悪く、妊娠分娩経過も悪い人が多い」と
彼女たちは言うのです。
自分が元気で調子がいい助産師は、あまり整体を学びに来ません。
「体の悪い助産師が集まって来るから、発達障害のある児を
持つ人が多いのだ」と、私は次第に確信を持つようになりました。
人間の体・妊娠分娩・児の発達を研究するのに、
二足歩行しない動物で実験することはできない。
なので「はやぶさ」がイトカワから岩石の欠片を
採取して来ることはできるのに、人間そのものを
科学的に見ることもケアすることもできないんですね~。
疫学的調査を何千何万人という規模でできるようになれば、
素晴らしいと思います。
そのためには、小児発達を専門にされている方々に
ヤル気になってもらわないといけません。
少しずつですが、その兆しが現れてきていますので、
私の心は真っ直ぐに前を向いています。